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5月 露地ナス新規栽培者講習会~地域重点品目である露地ナス産地の動き~
農業指導センターではJAたのふじと連携し、露地ナスの新規栽培者と来年度栽培予定者を対象とした栽培講習会を開催しています。今年度は年6回を予定しており、第1回は参加者が8名(うち栽培予定者3名)おり、これらの参加者を対象にした講習会を開始しました。
1 ねらいと背景
平成20年から地域の重点品目として露地ナス振興を関係者と取り組んでいます。この活動の結果、多野藤岡地域の露地ナスは地域の主力品目となっており、約170名の栽培者がいます。また、新たに露地ナスに取り組む栽培者も毎年10名程度おり、これらの栽培者の定着や安定生産に向けた技術指導・取組みが重要となっております。そこで、管内農家の露地ナスほ場を現地視察し、定植方法やトンネル被覆方法のポイント等を学び、基本技術習得を促すことをねらいとしました。
2 取り組み成果
令和5年4月24日に藤岡市で第1回目の栽培講習会を開催し、来年度の就農予定者も含め8名が参加しました。講習会では、マルチ張りのタイミング、トンネル被覆の徹底や病害虫対策を指導しました。また、藤岡市管内の露地ナス圃場で管内農家による定植作業やトンネル被覆方法の実演を見学しました。参加者からは、質問も多く活発な講習会となり、「定植方法を直接見ることができ非常に参考になった」「トンネル被覆の方法や必要性を確認できた」等の感想がありました。
3 今後の方向
令和5年度の新規栽培者現地講習会は全6回を予定しています。今後は、圃場巡回にてV字仕立て方法や切り戻しせん定など時期にあった指導を行い、新規栽培者の経営安定に向けた支援を関係機関と取り組んでいきます。
現地研修会の様子
定植作業の様子