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GAP勉強会の開催
要約
普及指導課では、GAP勉強会を開催し、GAPに関連する講義を行うと共に、各生産者から農作業事故の事例やヒヤリハットを発表しあう意見交換を実施しました(GAPは、Good Agricultural Practicesの頭文字をとった言葉で、「農業生産工程管理」と呼ばれています)。
1.ねらいと背景
吾妻西部の長野原町北軽井沢地域では、レタスやキャベツの生産が行われており、特にキャベツは加工業務用として出荷する生産者が増加しています。近年ではGAPを要望する荷先も出てきており、生産者の中にはGAPの取得を考える人も増えています。そのため、GAPに関心のある生産者を集め、勉強会を開催しました。
2.取り組み成果
2月19日に、長野原合同庁舎の会議室で、GAP認証を取得した生産者と取得に興味のある生産者計4名を集め、勉強会を開催しました。講師には、JA全農ぐんまを招き、GAPの概要や土作りに関する講義を行ったほか、普及指導課からは農作業安全について講義を行いました。その後、「作業中のヒヤリハット」をテーマに参加者同士で意見交換を実施しました。外国人実習生や農業機械での事例などがあげられ、対策を共有することができました。今年度にGAPを取得した生産者からは、GAPに取り組んだことで見えてきたリスクについて事例が紹介され、他の参加者からも活発な質問がされました。
3.今後の方向
参加者の要望を踏まえ、今後もGAPに関する勉強会を開催予定です。また、GAPの第三者認証を取得した生産者に対しては、自己点検の実施など継続した支援を行っていきます。
講習の様子
意見交換の様子