本文
令和5年度第2回ぐんま緑の県民税評価検証委員会
1.日時
令和6年3月18日(月曜日)14時00分~16時05分
2.会場
群馬県庁29階 第1特別会議室
3.出席者
- 委員:西村委員長ほか4名
- 県:束田森林局長ほか12名
- 事務局:林政課職員2名
(別添出席者名簿のとおり)
4.環境森林部長あいさつ
[略]
5.委員長あいさつ
[略]
6.議事
(1)意見聴取事項
ア 令和6年度市町村提案型事業の採択について(独自提案型)
イ ぐんま緑の県民基金事業の第3期に向けた検討結果について
(2)報告事項
ア ぐんま緑の県民基金事業令和4年度実施報告書について
イ 市町村提案型事業の評価に対する意見の集約結果について
ウ 令和5年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について
エ 「ぐんま緑の県民税」効果検証調査(水源地域等の森林整備事業)報告書について
オ 令和6年度市町村提案型事業の採択について(独自提案事業除く)
7.質疑内容
第2回ぐんま緑の県民税評価検証委員会議事録
(司会)
(14時00分 司会 開会を宣言する)
(司会)
森林局長から挨拶を申し上げる。
(森林局長)
[挨拶] (省略)
(司会)
西村委員長から挨拶をいただく。
(西村委員長)
[挨拶] (省略)
(司会)
議事に入る前に、今回初めて出席される委員の方もいることから、委員より自己紹介をいただく。
(各委員)
[自己紹介] (省略)
(司会)
これより議案の審議に移るが、議長は西村委員長にお願いする。
(議長(西村委員長))
まず意見聴取事項から説明をいただく。
「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案型事業)」について説明をお願いする。
(事務局)
「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案型事業)」について説明
(議長(西村委員長))
「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案型事業)」について説明をいただいた。
委員から質問はないか。
(草場委員)
クビアカツヤカミキリの被害が拡がっており、事業費も増加傾向にあるが、被害の現状を説明してもらいたい。
(自然環境課次長)
令和5年度の被害状況は、被害本数7,657本で前年度から61本増加しているが横ばいとなっており、対策の効果が表れていると考えている。
なお、令和6年度事業では対象樹種にサクラ以外の樹種も加え、ネット巻き等の対策も補助対象とする予定である。
(議長(西村委員長))
他に質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
次に「ぐんま緑の県民基金事業の第3期に向けた検討結果」について説明をお願いする。
(事務局)
「ぐんま緑の県民基金事業の第3期に向けた検討結果」について説明
(議長(西村委員長))
「ぐんま緑の県民基金事業の第3期に向けた検討結果」について説明をいただいた。
私から1点伺いたい。列状間伐の導入や普及啓発方法の見直し、市町村提案型事業の単価の見直しをするということであったが、税収が大きく変わらない中で、単価を見直すことにより予算が不足することになると思うが、予算の執行方法等で検討している点はあるか。
(事務局)
令和6年度予算については、既に大枠は固まっているが、要望が予算の範囲内に収まっている。
先程も説明したとおり、クビアカツヤカミキリ対策をはじめ、市町村からの要望が年々増加しているという実情もあるため、執行方法は工夫しなければならないと考えている。
事業の採択や発注方法等も工夫していただければと思う。また、パンフレットのデザインなど県自らの対応が難しく、専門的な知識を持っている外部への発注が必要となることもあるかと思うので柔軟に対応していただきたい。
(木榑委員)
近所にも整備されていない竹林があるが、資料を見て県民税を活用して整備されていると知った。
森林ボランティア団体の活動支援もあるが、その辺りの周知がされていないのではないかと感じている。
パンフレットの作成等により周知をお願いしたい。
(事務局)
市町村提案型事業は年間400件以上事業を実施しているが、参加している方も県民税が使われていることを知らないのではないかと感じている。
今までは、道の駅や公民館等にチラシを配布しているが、本年度は森林環境教育の参加者や小中学生に教材として配布できるパンフレットの作成も検討している。
(森林局長)
木榑委員から未整備になっている竹林の話があったが、何故竹林が整備されていないのかを事務局から補足をお願いしたい。
(事務局)
ぐんま緑の県民基金事業は傾斜が急で道路から離れた森林を県が整備する事業と、人家に近い里山等を整備する市町村提案型事業がある。
竹林については、主に市町村提案型事業で整備されている。整備が必要な竹林があれば市町村に相談をしていただきたい。
(議長(西村委員長))
他に質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
それでは、報告事項に移ります。「ぐんま緑の県民基金事業令和4年度実施報告書」、「市町村提案型事業の評価に対する意見の集約結果」について説明をお願いする。
(事務局)
「ぐんま緑の県民基金事業令和4年度実施報告書」、「市町村提案型事業の評価に対する意見の集約結果」について説明
(議長(西村委員長))
「ぐんま緑の県民基金事業令和4年度実施報告書」、「市町村提案型事業の評価に対する意見の集約結果」について説明をいただいた。
委員から質問はないか。
(黒田委員)
今後、森林を整備する担い手の方が減少することが予想される。今後森林整備を進めるためには、若い人に実情を知ってもらう必要がある。
森林ボランティアの場合は女性や子供が参加しにくいイメージがある。女性や子供でも参加しやすい活動があると森林の大切さや森林に関する教育に繋がっていく。
(議長(西村委員長))
ボランティアの育成や確保は非常に重要であると考えている。また、女性や子供が参加できる活動も必要である。ボランティアの育成は市町村に任せてしまうのではなく、県としても市町村のサポート等にしっかり取り組んでいただきたい。
中学生、高校生、大学生に対してボランティアを募集するといったことも考えられるのではないか。
(林業イノベーション推進室長)
森林での作業は傾斜や虫等による危険が伴うため全ての作業に参加していただくことは難しいが、カマ等による簡単な作業もあるので、参加できる機会を提供したい。
企業が家族でボランティアをする機会もあるので、そういった機会も増やしていきたい。
ボランティアの育成、確保については、どこに行ったらボランティア活動ができるのかといった問い合わせも受けている。森林所有者と森林ボランティアをつなげるシステム作りも検討したい。
また、小中学生によるフォレストリースクールという活動もあり、森林インストラクターや緑のインタープリターの指導により森林内等で活動している。
(林政課長)
森林ボランティアについて補足したい。森林ボランティアのハードルが高いのではないかとご意見をいただいたが、県では森林ボランティア支援センターを設置し、ボランティア体験会等を開催しており、親子で参加していただいている。
ボランティア活動の支援と森林環境教育の推進は県独自メニューとして取り組んでおり、重要なメニューであると考えている。
森林環境教育については、県が実施するフォレストリースクールと市町村提案型事業で実施していただいているものもあるが、指導者の養成やスキルアップは県が実施している。
このように、県としても森林ボランティアは重要であると考えており、市町村と連携して取り組んでいる。
(松下委員)
群馬県は自然保護に対する取組が遅れていると記載されているが、以前、子供が尾瀬学校に行ったことがある。今でも事業は実施しているのか。
(自然環境課次長)
尾瀬学校は尾瀬ネーチャーラーニングとして継続しているが、補助率等は下がっている。
(松下委員)
事業を実施している学校と実施していない学校があるということでよいか。
(自然環境課次長)
そうなっている。
(議長(西村委員長))
群馬県は非常に自然豊かな県で、森林県でもある。特に尾瀬は誰でも知っている。その割には学校教育で自然環境を上手く利用できていない。
県外から来ているが、前橋からであれば尾瀬に日帰りでも行ける。県内全ての小学校が尾瀬に行ってもいいくらいだと考えている。
子供たちが感動することが大事である。感動させるためには本物の自然を見せる必要がある。そういう取組みも県にしてもらいたい。
(議長(西村委員長))
他に質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
次に、「令和5年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況」について説明をお願いする。
(事務局)
「令和5年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況」について説明
(議長(西村委員長))
「令和5年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況」について説明をいただいた。
委員から質問はないか。
(草場委員)
令和5年度の実績が条件不利地森林整備の計画700ヘクタールに対して実績282.95ヘクタール、水源林機能増進の計画100ヘクタールに対して実績が159.6ヘクタールと差がある。一方で、令和6年度はそれぞれ700ヘクタール、100ヘクタールの予算を組んでいるが、予算を執行できる見込みはあるのか。
(事務局)
水源地域等の森林整備については、5年間で4,100ヘクタールを整備することとしており、条件不利地森林整備は3,500ヘクタール、水源林機能増進は500ヘクタール、松くい虫等被害地の再生は100ヘクタールを整備目標としており、例えば条件不利地森林整備は3,500ヘクタールを5年で割った700ヘクタールを年間の目標にしていることから、目標に基づいて予算を計上している。
(黒田委員)
緑のインタープリターの養成を行っているが、平均年齢はどのくらいか。
(林業イノベーション推進室林業政策専門官)
平均年齢は約62歳となっている。実際現場に行っていただいている方はもう少し高くなる。実際に活動されているは、退職された方や自営業の方となる。
(黒田委員)
大学生や高校生がインタープリターとなって、小学校に出向いていくことにより若い世代が関心を持つことになるのではないか。
(林業イノベーション推進室林業政策専門官)
若い方に指導者になってもらいたいと考えている。インタープリターの養成について年齢制限は設けていない。ただ、実際の授業する場合は色々な制限があり、ある程度学校としても信用がある方の派遣を求められている。
高校生には難しいかもしれないが、大学生には参加してもらいたい。
(議長(西村委員長))
他に質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
次に、「ぐんま緑の県民税効果検証調査(水源地域等の森林整備事業)報告書」について説明説明をお願いする。
(事務局)
「ぐんま緑の県民税効果検証調査(水源地域等の森林整備事業)報告書」について説明
(議長(西村委員長))
「ぐんま緑の県民税効果検証調査(水源地域等の森林整備事業)報告書」について説明をいただいた。
委員から質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
次に、「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業除く)」について説明をお願いする。
(事務局)
「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業除く)」について説明
(議長(西村委員長))
「令和6年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業除く)」について説明をいただいた。
委員から質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員))
それでは、全体を通して委員より意見をいただきたい。
(議長(西村委員長))
他に委員から質問はないか。
(各委員)
特になし。
(議長(西村委員長))
それでは、他にないようなので、その他の事項に移りたい。
事務局または委員から何かあるか。
(各委員)
特になし。
(事務局)
特になし。
(議長(西村委員長))
特にないようなので、これで議事を終了とさせていただく。
【第2回評価検証委員会資料】
01_令和5年第2回ぐんま緑の県民税評価検証委員会次第 (PDF:85KB)
02_令和5年第2回ぐんま緑の県民税評価検証委員会出席者名簿 (PDF:89KB)
03_【資料1-1】令和6年度市町村提案型事業の採択について(独自提案事業) (PDF:239KB)
04_【資料1-2】令和6年度市町村提案型事業の採択について(独自提案事業) 写真 (PDF:487KB)
05_【資料2】ぐんま緑の県民基金事業の3期に向けた検討結果について (PDF:429KB)
06_【資料3】ぐんま緑の県民基金事業_令和4年度実施報告書 (PDF:2.01MB)
07_【資料4】市町村提案型事業の評価に対する意見の集約結果について (PDF:496KB)
08_【資料5】令和5年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について (PDF:663KB)
09_【資料6】「ぐんま緑の県民税」効果検証調査(水源地域等の森林整備事業)報告書 (PDF:6.12MB)
10_【資料7-1】令和6年度市町村提案型事業の採択について(独自提案事業除く) (PDF:438KB)