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ダニ媒介感染症に気をつけましょう

更新日:2024年9月13日 印刷ページ表示

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症の総称です。ウイルスや細菌などを保有したダニに刺されると、刺された人が病気(感染症)を発症することがあります。

主なダニ媒介感染症

国内では回帰熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ライム病、ツツガムシ病などがあります。

主なダニ媒介感染症一覧
類型 疾患名 県内の届出状況
四類感染症 回帰熱 2016年(1例)
四類感染症 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) 県内届出なし
四類感染症 ダニ媒介脳炎 県内届出なし
四類感染症 日本紅斑熱 2018年(1例)
四類感染症 ライム病 2013年(1例)、2016年(1例)、2017年(1例)
四類感染症 ツツガムシ病 毎年、10~20例程度の届出あり

マダニに刺されないように注意しましょう

ダニ媒介感染症の多くは、病原体を持った「マダニ」に刺されることにより感染します。マダニの活動が盛んになる春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を少なくすることが大事です。

〔ダニに刺されないためのポイント〕

  • 長袖・長ズボンを着用しましょう。シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れると効果的です。
  • サンダル等は避け、足を完全に覆う靴を履きましょう。
  • 帽子や手袋の他、首にはタオルを巻くかハイネックのシャツを着用しましょう。
  • 服は明るめの色のものを着ることで、マダニが目視で確認しやすくなります。
  • 虫除け剤も適宜利用しましょう。服の上から用いるタイプもあるため補助的な効果が期待できます。

〔屋外活動後は…〕

  • 上着や作業着は家の中に持ち込まないようにしましょう。
  • シャワーや入浴で、マダニに刺されていないか確認して下さい。(特に、脇の下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部など)

マダニ刺されてしまった場合には

マダニの多くは、人や動物に取り付くと皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いものだと10日以上)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、皮膚科等の医療機関で適切な処置(マダニの除去や消毒など)を受けて下さい。

また、マダニに刺されたら、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合には、「ダニに刺された(咬まれた)」と告げた上で医療機関を受診して下さい。

ツツガムシにも気をつけましょう

ツツガムシは田畑や山林、草むらなどに生息するダニの一種で、ツツガムシ病とはツツガムシが媒介する感染症です。群馬県では、年間10~20人ほどの患者が報告されています。例年10月~12月にかけて多く発生しますが、春先の報告も増えているので注意が必要です。過去に報告された推定感染地域は北毛地域となっています。

予防方法は、マダニの対策と同様です。農作業や山菜採り、河川敷の散歩時には肌の露出を避け、ツツガムシに刺されないしましょう。

トピックス「つつが虫病に注意しましょう!」(2023年11月7日) (PDF:144KB)

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