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尾瀬登山道整備ツアーについて
利用者が尾瀬の施設の整備や環境保全対策に参加し、保全と利用が持続的に循環する新たな仕組みづくりを目指して、一般利用者参加型の登山道整備ツアーを造成しました。
本ツアーは、尾瀬の植生や歴史を学びながら木道修繕などの保全活動に参加できることが特徴です。
尾瀬を知り、自然を知り、新たな視点を楽しみながら、一緒に尾瀬の道づくりを行います。
令和6年度の取組
YAMA LIFE CAMPUSの尾瀬トレイルワーク編として開催され、県内外の8名の社会人が参加しました。
8月から10月の3か月にわたり、県が管理する大清水から尾瀬沼にかけての登山道を対象として、オンラインや現地での講習を組み合わせたプログラムを実施しました。
1 開催期間
令和6年8月~10月
第1回 8月テーマ「尾瀬を知り、みんなで整備を考える」
オンライン講習1:8月1日
オンライン講習2:8月8日
フィールド講習(ツアー):8月17日~18日
ツアー宿泊場所:尾瀬沼山荘
第2回 9月テーマ「外来種駆除と水場(排水)整備」
オンライン講習:9月5日
フィールド講習(ツアー):9月14日~15日
ツアー宿泊場所:尾瀬沼山荘
第3回 10月テーマ「木道修繕・もっと美しい尾瀬に」
オンライン講習1:10月17日
フィールド講習(ツアー):10月25日~27日
オンライン講習2:10月31日
ツアー宿泊場所:尾瀬戸倉温泉 旅館玉泉
参加費:合計99,000円(税込)
第1回 旅行代金:25,000円(税込)
第2回 旅行代金:25,000円(税込)
第3回 旅行代金:49,000円(税込)
2 主催
主催:群馬県(委託先:クラブツーリズム(株))
3 フィールド講習について
第1回目(8月17日~18日)
整備場所の確認や、尾瀬沼ビジターセンターのレクチャールームをお借りして尾瀬の歴史を学んだり、尾瀬沼一周をして自然観察を行ったり等、尾瀬への理解を深めました。
第2回目(9月14日~15日)
岩清水の水場整備や外来種であるエニシダの駆除を実施しました。皆で力を合わせ、整備で使用する資材や駆除したエニシダも運びました。
また、尾瀬ぷらり館の2階をお借りし、駆除したエニシダ等を使った草木染めも行いました。
第3回目(10月25日~27日)
三平峠より南の木道を修繕しました。劣化が著しい木道が、複線の左右に点在していたため、片側に状態の良い木道が並ぶように左右の敷板と入れ替えを行い、もう片側には残った敷板を細かく敷き詰めることで通行できるよう設置しました。
また、滑りにくくするための桟木打ちも行いました。
4 登山道整備前後
水場整備前後
エニシダ駆除前後
木道修繕前後