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群馬県土砂災害対策推進計画2025(令和7年3月策定)

更新日:2025年3月31日 印刷ページ表示

 群馬県土砂災害対策推進計画は、土石流やがけ崩れなどの土砂災害から県民の生命と財産を守るため、砂防施設の整備(ハード対策)や「逃げ遅れゼロ」に向けた取組(ソフト対策)を「どのような考え方で、どのように進めていくか」を示す県土整備分野の個別基本計画です。
 群馬県は、県土の約7割が丘陵山岳地帯で、浅間山、草津白根山、日光白根山、赤城山、榛名山の5つの活火山があり、脆弱な火山噴出物に広く覆われ、県内には、約9,000箇所の土砂災害警戒区域が存在します。また、近年は、気候変動の影響等により1時間に50ミリメートル以上の非常に激しい雨の降る回数が増加するとともに、本県を襲った令和元年東日本台風をはじめ、九州の球磨川などの大河川で氾濫が相次いだ令和2年7月豪雨や静岡県熱海市で土石流が発生した令和3年の大雨など、全国各地で土砂災害が頻発化・激甚化しており、土砂災害発生の危険性がますます高まっています。
 県では土砂災害から県民の生命と財産を守るため、「土砂災害対策推進計画2021」に基づき、「ハード」と「ソフト」が一体となった防災・減災対策を進めてきました。その結果、重点的に取り組んできた要配慮者利用施設や避難所を保全する施設整備が概ね完了し、土砂災害警戒区域等の2巡目見直しが完了するなど一定の成果を挙げることができた一方で、依然として土砂災害のおそれのある人家等は数多く残されております。また、令和6年の能登半島地震や奥能登豪雨では、土砂災害による交通網の寸断で多数の孤立集落が発生、さらに近年は全国各地で線状降水帯などによる流木災害や、土砂と泥水が氾濫する被害が発生するなど、土砂災害の激甚化に伴う新たな課題も顕在化しています。こうした課題にしっかりと立ち向かうため、この度「土砂災害対策推進計画」を見直すこととしました。
 今回策定した「群馬県土砂災害対策推進計画2025」では、従前から実施してきた、人家等の保全に加え、迂回路の無い道路を保全する施設整備に取り組むとともに、こどもたちの主体的に避難する力を育む防災教育を支援する取組などを新たに追加し、これまで以上に「ハード」と「ソフト」が一体となった土砂災害対策を効率的かつ効果的に行うこととしており、国や市町村などの関係機関とも連携しながら「土砂災害による死者ゼロ」を目指して、事前防災の推進に努めて参ります。

群馬県土砂災害対策推進計画2025

 群馬県土砂災害対策推進計画2025 (PDF:9.59MB)