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群馬県海岸漂着物対策地域計画検討会議(第3回) 会議概要

更新日:2022年3月22日 印刷ページ表示

1 開催日時

令和4年2月17日(木曜日) 15時から17時まで

2 場所

WEB会議

3 出席者

  • 委員:8名出席
  • 沿岸県関係者:茨城県県民生活環境部資源循環推進課、千葉県環境生活部循環型社会推進課
  • 関係課等:環境政策課、廃棄物・リサイクル課、河川課
  • 事務局等:環境保全課長ほか3名、委託業者
  • 傍聴人:なし

4 議題

  1. 群馬県海岸漂着物対策推進地域計画(案)について
  2. その他

5 委員の主な意見・質問

1.群馬県海岸漂着物対策推進地域計画(案)について

  • ゴム系やポリ塩化ビニル等の生物に問題のあるような、もっと小さいマイクロプラスチックは取り上げないのか。
    タイヤから相当量出ている可能性があり、農業でも塩化ビニル樹脂を使っていたが、マイクロプラスチック調査では見つからなかっただけだと思う。そういったプラスチックが何から出てくるのか分からず、県民が意図せず排出してしまう可能性がある。具体的にどういったものがプラスチックからできているのか分かるページがあるとよいと思う。プラスチックごみの発生源が分かるようにしなければ、削減には繋がらないと思う。
    (回答)マイクロプラスチックの調査結果ではゴム系や塩化ビニルなどは、資料1-1、54ページの表2-19や表2-20の中には出てこなかった。一方で河川敷の散乱ごみ調査では、様々な材質のごみが発見されているので、この計画から全く除外するとは考えてはいない。ごみの発生源についてどのように記載するのかは検討する余地があるため、可能な限り追記・修正の対応としたい。
  • 環境学習サポーターの育成やエコカレッジ、環境アドバイザーの登録及び支援など環境教育について記載されているが、これらの具体的な実施時期はいつか。
    (回答)「動く環境教室の推進」は通年で実施している。「環境学習サポーターの育成」は環境教室の授業をしていただける方々の育成であるが、研修については例年年度末に行っている。「ぐんま環境学校(エコカレッジ)」は、6月から12月にかけて、選択制の科目を含め10コマ程度の連続講座として実施している。「群馬県環境アドバイザー登録及び支援」は興味を持った方が随時登録の申し込みできるようにしている。「こどもエコクラブへの支援」の中で、学習会の対象は小学生をメインとしており、夏休み中にできるよう8月に実施している。また、交流会は例年1月に実施している。
  • 資料1の69ページに、事業者に対して支援を行うとしているが、具体的にどういった支援内容なのか。
    (回答)事業者支援は、循環型社会づくり推進計画や環境基本計画に基づき、ワンウェイプラスチックが減るよう様々な支援を考え、出来ることを実施していく。表現としては網羅的になっている。
  • 設定した目標のうち、上位計画の内容以外の追加した項目等あるか。
    (回答)表3-1の「尾瀬ごみ持ち帰り運動」及び「事業者団体による環境宣言のサポート・実践」の2つが追加した項目である。
  • ワンウェイプラスチックから再生プラスチック・代替プラスチックへの転換促進について、企業や農業者の支援を行うとあるが、具体的に行っていることはあるか。
    (回答)農業担当部局で行われているため、この場での返答ができない。
  • 不法投棄対策を行う場合、散乱ごみ対策等の美化運動も関わってくると思う。既存の美化運動との関係は現時点では特にないのか。
    (回答)河川の関係で不法投棄の抑制を挙げている。別途、美化運動としてクリーン作戦など実施しているが、特出しての記載はしていない。美化運動ではごみを拾う部分もあるが、花を植えるなどの緑化運動に比重を置いている。そのため、現時点ではこの中での記載は見送っている。
  • ワンウェイプラスチックの削減に取り組む事業者や衣料品の廃棄削減に取り組む事業者を支援とあるが、具体的なイメージを教えていただきたい。買い物の際の普及・啓発や県民への普及活動に取り組んだ上で、今回の調査の結果のようにマイクロプラスチックがある程度採取されている。つまり、それ以上の取り組みを行わなければより一層のマイクロプラスチック削減は難しいと思う。その点に対する対応はいかがか。
    (回答)個別の様々な支援を含んだ包括的な記載としている。群馬県が掲げているプラスチックごみゼロを着実に推進していくことで、今までの取り組み以上のことを群馬県でやっていくと考えている。県全体で打ち出していることに沿って計画を進めていく中で、今後より具体的に書ければ、追記していきたい。現段階ではこの形にならざるを得ないことをご承知いただきたい。
  • 表3-1の数値目標を令和12年に達成した時に、発生抑制対策のプラスチックごみ削減はどのくらい進むのか。令和12年を中間目標と設定しているかと思うが、その数値が具体的にどのくらいなのか。この中・小項目を1つ1つ達成した時に、令和12年の段階でどのくらい減るのか分かりやすくなると思う。
    (回答)マイクロプラスチックに関しては、排出されてから河川に流入するまでの時間差があるため、現在の状況について時間をかけて確認しつつ、最終年度の数値設定は中間年度を目途に考えている。
  • 数値目標は、直接的には指標になりにくいのか。実際に調査のデータを積み上げて、項目の削減率や目標設定をこれから考えていくのか。
    2050年に向けてごみ総量を減らす、タイムスパンの長い取り組みだと思うが、このストーリーに則ってごみの減少の推移を見ていくのか。
    (回答)実際に環境中にあるプラスチックやその他のごみを含めて、量との関連性はこれから確認していかなければ、分からない部分がある。
    一方で、個別の事業の中で定めている目標数値があり、ごみの総量の削減と合わせ実施していくということで列挙している。
  • 沿岸の流域県との連携について記載されているが、具体的にどの県とどういった取り組みをするのか予定があれば伺いたい。
    (回答)共同事業を考えているが、具体的には決まっていない。本計画に基づいて各年度で実施していくことを考えている。
  • 即効性のある事業や対策があればよかったと思う。不法投棄などの意図的に排出された河川ごみの回収活動を増やすなど何か考えられないか。地域計画の見直しを中間の10年とすると、あまり長いスパンではないため気になっている。
    (回答)県として計画をまとめるに当たり、即効性がある対策や実施内容を示す意気込みはあったが、計画として打ち出せるのはこの状態で留まってしまった。皆様からいただいた意見を踏まえ、今後計画の見直しをしていく中でアピールできるように、示していただいたヒント・道筋を念頭に盛り込んでいきたいと考えている。
  • 具体的に県民が何をするのか明確に謳った計画にしないと取り組みづらいのではないか。環境に配慮した生活ができるよう県民に啓発をするのは時間がかかると思う。
    (回答)押しつけにならないように、よい形にできればと思う。いただいたご意見を踏まえつつ、実際の取り組みを推進していけるように考えていきたい。

2.その他について

  特になし。

6 結論

一部指摘事項を反映しつつ、全体としては原案のとおりとすることとなった。

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