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防災教育の教材
教材作成の趣旨
近年、気候変動の影響により、全国各地で土砂災害や洪水災害が発生しています。災害はいつ、どこで起こるか分かりません。また、過去の災害を上回る災害が起きないとは言い切れません。
このような災害が発生したとき、自ら考え、避難行動する「主体的に避難する力」は命を守る上で重要なことです。
しかし、実際に大雨等の災害が発生した際、自治体から避難指示が発令されても、正常性バイアス(「自分だけは大丈夫」という心の働き)が原因で適切な避難行動ができず、死傷者が発生していることが問題となっています。
この「自分だけは大丈夫」という意識を変え、防災意識の高い社会を構築するためには、こどもの頃から防災教育を定着させ、「主体的に避難する力」を育むことが重要です。
こどもの頃から防災教育を定着させるためには、学校関係者の協力が必要だと考えていますが、教員の皆様が防災教育に取り組むにしても、業務の多忙さや、取組方法が分からない等の課題があると思います。
そのため、群馬県では、教材を作成し、防災教育に取り組みやすくしました。教員の皆様は是非、教材をダウンロードし、各学校の授業にご活用ください。
教材の構成
教材は「授業用スライド」「ワークシート」「学習指導案」「副読本」の4つの教材で構成しています。そのまま授業に活用できるようになっており、授業準備等の業務負担を軽減できるようにしています。また、教員向けデータは自由に編集することも可能です。
教材の手引きや防災教育の心得を作成し、防災教育の取組方法や、心構えも分かりやすくまとめています。
群馬県内の災害写真をまとめた「資料編」も作成し、スライド資料等の写真を編集し、各地域にあった防災教育に取り組むことができるようにしました。
教材の対象は小学校高学年(4年生~6年生)になります。
【PDF形式】防災教育教材のダウンロード
PDF形式の防災教育教材は下記のリンク先に掲載しています。
【パワーポイント形式】防災教育教材のダウンロード
パワーポイント形式の防災教育教材は下記のリンク先に掲載しています。