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令和7年度環境審議会第26回環境基本計画部会

更新日:2025年8月12日 印刷ページ表示

1 日時

令和7年6月23日(月曜日)13時30分~15時00分

2 場所

県庁16階 環境森林部会議室

3 出席者

委員9名(西村部会長、飯島委員、阿久津委員、笛木委員、吉井委員、西薗委員、梅山委員、富岡委員、田中委員)

事務局4名(環境政策課)、県関係課4名(グリーンイノベーション推進課長、環境保全課長、廃棄物・リサイクル課長、自然環境課長)

事業者5名(株式会社環境総合研究所)

4 議題

  1. 「群馬県環境基本計画2021-2030」の中間見直しについて
  2. その他

5 委員の主な意見

1. 「ネット・ゼロ」「サーキュラーエコノミー」「ネイチャーポジティブ」の計画への取り入れ方についてについて(協議事項1)

  • 目標を管理するのであれば、各柱に、個別事項が横断してしまうと、これだけでも12個の目標管理をしなければならず、似たような言葉となってしまうため、実質的には太字で書いてある部分っていうところに集約されることから、作図を工夫できないか。
  • 実現可能な感じがするネット・ゼロと異なり、カーボンニュートラルという表現は、ゼロを意味するとイメージしにくい。一般の生活者にはハードルがかなり高い。
  • 同じ目標であるネット・ゼロとカーボンニュートラルの用語を受け取る側が違うものと感じていることは非常に深刻である。おそらくネット・ゼロの方が受け入れられやすいということだと思う。
  • ネット・ゼロ、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3つの言葉は外国語だとわかりにくく、日本語だと漢字からイメージが湧きやすいため、日本語での表現があるとよい。
  • ネット・ゼロは森林資源に恵まれた群馬県だからこそ、森林吸収源をうまく増やすことに力点を置いた政策展開もできるため、柱1と柱3に配当されていてもよい。
  • 柱4「5Rの推進による環境リスクの軽減」について、資源の有効活用やゴミを削減のための概念であるため、「5Rの推進による環境リスクの低減」の記載は横串を指す際にあまりしっくりこないため、検証が必要。
  • 柱4つにそれぞれぶら下がっている事項は視点に少し濃淡がある。それを全部並列的に同じような価値のものとして扱うことはできないか。
  • 今までは柱1、柱2、柱3とお互いに関係はあるが、関係性をあまり議論してこなかったがネット・ゼロ、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3つの言葉が出てきたことでしっかりと関連させて考えるということが1番のポイントとなる。しっかりとマイナス効果ではなくてプラス効果が出るようなアウトカムになっているということがポイントである。
  • 柱4でネット・ゼロをすることの目的が大気環境の保全という言葉になっているが、もっと生活環境そのものの問題である。環境リスクの低減によって生活がしやすくなることが表の1番上に来るべきである。表の一番下も自然が保たれることによって生活環境が快適になることを記載すべき。それぞれ生活の中でどのようないいことが起こるかを考えると答えが出てくる。
  • 表太字部分は他分野にどのように波及してプラスの効果を呼ぶかということを可視化してプラスになっているということを検証していかなければいけない。
  • 柱4の「5Rの推進による環境リスクの低減」はこれだけに絞らず、いろいろな解釈ができるよう表現をぼんやりとさせるとよい。

2. 目標、指標の考え方について(協議事項2)

  • 一般の生活者が何をすればよいか分かるように途中段階をもう少し明示しつつ、少しでも県民に伝わるような仕組みを作る必要がある。
  • 地球温暖化対策の推進の達成目標の数字は今のままでよいと思う。
  • 電力は国の施策の中で作られており、低炭素化のために群馬県だけでできることは少ない。目標の数字を国に合わせて作ったとしても、県の政策と連動できるか疑問である。
  • 資料1-1の11ページ表の現行はテーマを6つ程度記載しているが、自分は何ができるか、これならできるということを見つけやすい。
  • 表を眺めてみると、アウトプットとアウトカムがミックスされているからわかりにくくなっている。太字記載部分がアウトプットであると思うが、4本の柱が最終的に県民の幸福度のある向上に向かっていくように整理できるとよい。
  • 「実現している」という表現は途中段階を考慮せず、できた・できていないという議論で終わってしまう可能性がある。
  • 達成目標としているところは、KPIなど独自に1つ1つ評価指標も立てているところなので、単に達成とつけなくても目標でもいい。
  • 達成目標と言ってしまうと、1つのラインをそこに引いてしまっているようである。最終目標でよいのでは。
  • 最終的な5年後の点検のための階層を持つような性質のものだとすれば、どうやって数値化するかということ、ルールを決めておく必要がある。
  • 計画を作った時の目標値を変えるというのはやってはいけない。
  • 大きな達成、最終目標があるが、1年ごとの目標、2030年の目標は、事業テーマそれぞれに2030年はいくつなど、KPIはいくつというように1つずつ作っていくことでも、小さな目標、大きな目標に対して、小さな数字である目標を個別に作っていくとやりやすい。
  • 評価をテーマごとに行い、総合的に柱で評価できるとよい。できればすごく具体的な数字でわかりやすいのがよい。
  • 目で見て見える数字だけでぱっと評価することも危険であるとは思う。数値的に評価するものと、取り組んできた事業そのものの可視化し、成果にまだ繋がっていなくても評価すべきである。
  • 県の他の計画との整合性を合わせて、目標は2030年のものを記載しているのか、40年のものを書いているのか、50年のものを書いているのか、資料作成の時に明確にして欲しい。
  • 今の環境基本計画を見ると文章が多くて、非常に今の若い世代が見てくれるのか疑問である。図があるとわかりやすい。県民の皆様に知ってもらい、それを取り組んでもらい、成果が上がるというところが1番の問題である。広報周知も大切であり、中身の見やすさが必要。

3. その他

  • 日照量が多い群馬県に新築物件の屋根にソーラーパネルを乗せなくてはならないという制度が出てくるとよいと思う。
  • 資料1-1「群馬県環境基本計画2021-2030」の中間見直し(骨子案)の10ページ協議事項1の表と11ページ協議事項2の表の関係がわかりづらい。
  • 表そのものを環境基本計画の冊子に掲載するとよい。
  • アンケートは県民の直接な意見聞く貴重なものであり、県民の協力なしでは絶対その数字というのは動かないので、しっかり解析して欲しい。
  • 資料1-6「環境基本計画の進捗状況」1ページ5行目「二酸化炭素吸収源対策」について、間伐面積と皆伐面積を分けて書いた方がわかりやすい。

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