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ぐんま緑の県民税(仮称)制度案パブリックコメントに提出された意見と意見に対する考え方(3/5)

更新日:2013年2月15日 印刷ページ表示

(3)制度案に記載されている使途に対する意見 43件

水源地域等の森林整備について(21件)

水源地域等の森林整備について概要一覧
番号 意見内容 県の考え方
44 私有地について(公共福祉のための私有財産の制限)。森林が持つ公益的機能の維持・増進を図るために私有地の制限(保障制度)と公的機関の強制的介入を明確にする必要がある。 ぐんま緑の県民税(仮称)は、森林の公益的機能の維持・増進を図るために森林を整備するものであり、事業を実施した森林では将来にわたり公益的機能が発揮されるようにする必要があります。そのため、事業を実施した森林における森林所有者の権利(伐採や転用等)の制限を設けることを検討しています。
45 上野村の森林は、人工林が極めて少ない地域です。山に入ると大きく育った広葉樹に蔓がからまり、数年の間には倒れてしまう森林が多く見られます。人工林と同様に材の搬出、森林整備をしていかなければ大きな災害を引き起こす原因となります。しかし、国の予算は、生産条件がよい森林に集中され、本来手入れをしなければならない森林は放置されるという予算措置になっています。このような状況を「ぐんま緑の県民税」によって広葉樹の森林整備(整理伐・搬出)を積極的に進めていただきたいと思います。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
46 当地域においても、荒廃した森林ではあるが、路網未整備のため未施業になってしまっている林地、又は伐期を迎えているが、搬出路が確保できずに放置林となってしまっている林地が多数存在します。
ぐんま緑の県民税の施行により奥山の森林整備を推進し、上記林地を少しでも減少させていきたい。
ぐんま緑の県民税(仮称)では、奥山などの林業経営が成り立たず放置されている森林(条件不利地森林)の整備を主な事業としております。
47 現在は、経済的に成り立たない場所でも技術革新でいつか将来成り立つ場所になるかもしれません。そのため、現在伐捨間伐しかなくとも、将来に対しては大きな資産形成となりうるので、ぜひとも奥山であろうとただ、広葉樹化するのではなく、過去の先人の努力を無駄にしないように、未来へとつなげていってほしい。最近、ヨーロッパから輸入された考えの、「将来木施業」などよいと思います。
林業は駅伝です。次の世代にバトンを渡すこと。それが大切です。
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
48 森林組合等の活動により、経営林は整備が進められているが、都市部に近接する小林家が所有する森林の整備は全くと言っていいほど手がつけられていない。この種の森林整備事業の推進を図るべき。
これらの森林所有者の多くは老齢化し、独自での整備事業は行い得ない状況に置かれ、業者に委託するにしても大きな経費を必要とすることから、放置された状況にある。
この整備をボランティア団体が行うことへの助成(増額)の検討を願う。(確か、数年前にこの種の事業が行なわれていたが?)
ボランティアによる整備に対しても支援を行う予定です。
49 群馬県の森林面積は約42.5万ヘクタールでそのうち国有林が約19.6万ヘクタール、私有林が約19.5万ヘクタールであり、大部分を占めている。県有林は0.6793万ヘクタールである。その他、市町村有林、森林総研、林業公社の所有になっている。県行政は森林保全、水環境保全のためにぐんま緑の県民税を創設して導入を計画している。県有林はわずか1.6%であり、県民が全部負担することには理解できない。税割合は所有面積で算出するべきである。こういった説明がない。 ぐんま緑の県民税(仮称)で整備を予定している森林は、私有林及び市町村有林等です。県有林の整備は既存事業で対応してまいります。
50 放置林や条件不利な森林を針広混交林化や広葉樹林化することは豊かで美しい森林づくりに必須である。ドングリなど、果実のなる森は野生獣が安住し、里におけるクマやイノシシの農作物荒らしを防ぎ、針葉樹と異なり広葉樹は横に根を張るから山の地盤を固め土砂崩れを防ぐ効果がある。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
51 対象となる森林は針葉樹のみなのか。広葉樹の利用間伐についても検討できないか。 ぐんま緑の県民税(仮称)では、主に、奥山などの林業経営が成り立たず放置されている森林(条件不利地森林)を伐捨間伐等により整備することを想定しています。利用間伐については、既存事業の中で検討してまいります。
52 条件不利な森林の広葉樹林化について、他県で実施している成功例(桜(山桜)を植林するなど)を参考にして、ぜひ森林を適正に整備してほしい。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
53 森林は、私たちの生活に様々な有益な働きをもたらしていることを再認識し、森林を守り育て健やかな状態で次の世代に引き継ぐための取り組みを、林業家だけに任せるのではなく、県民全体の問題として取り組むことが必要である。
具体的には、簡易水道の水源を安定的に確保するため、保安林に限定しないで水源林全体を整備する。
補助事業の場合、間伐率が2~3割以上とあるが、間伐率が大きいと間伐した後に風倒木になりやすいため、地形等を考慮した間伐をする。
また、現在の補助金のように、売れない木を何m3伐採して出せば補助金を沢山出すという大胆なことはやめる。
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
54 植栽から数十年の森林が初回間伐の未実施のため、荒廃状況にあります。搬出を伴う間伐には現補助制度で対処しておりますが、荒廃した山林が接していても現状では伐捨間伐も出来ません。急峻でつるやモミなどに抑圧されている森林も今なら伐捨間伐により森林を維持できる状態にあります。森林を再生させるため伐捨間伐の助成をお願いいたします。 ぐんま緑の県民税(仮称)では、主に、奥山などの林業経営が成り立たず放置されている森林(条件不利地森林)を伐捨間伐等により整備することを想定しています。
55 概要版によると条件不利森林は2万ヘクタールとなっている。整備目標が5年間で3.5千ヘクタールとあるが残りの1.65万ヘクタールはどうするのか?
また、3.5千ヘクタールとした根拠はなにか?
整備後の森林が目指すべき方向性2点に与える影響の科学的根拠を明示して下さい。また、事業評価として面積で評価することは可能であるが、“目指すべき目標をどの程度実現したか“についての評価方法を示して下さい。
森林整備が必要な面積2万ヘクタールのうち、今までの実績などを踏まえ、年間700ヘクタールを整備し、5年間で3,500ヘクタールを整備することを目標にしました。一定期間を経た段階で効果の検証・制度の見直し等を行っていく予定です。
なお、評価方法等については現在検討中ですが、いただいたご意見は、今後の検討の参考にさせていただきます。
56 木材価格が低迷し、加えて山村は過疎化・高齢化が進んでいるので、山は荒れ放題となっています。我々の住む利根沼田地域は、急峻で作業道もない状況下で初回の間伐が遅れている森林が多く点在をしています。是非とも急傾斜地や奥地の条件の悪いまた搬出ができないような伐捨間伐をこの新設されるぐんま緑の県民税によって実施していただきたく思います。早期の実現をお願いします。 ぐんま緑の県民税(仮称)では、主に、奥山などの林業経営が成り立たず放置されている森林(条件不利地森林)を整備します。
いただいたご意見を参考に、しっかりと取り組んでまいります。
57 材の搬出不可能な国庫補助対象外でも、要間伐森林に対しては当税の活用により、適正な施業がなされ、公益的機能が発揮されるようにしていただきたい。
58 当地域では、21,000ヘクタールの人工林があり、間伐が必要な林分が18,000ヘクタールあります。材価の低迷がいっこうに回復しない中、山林整備に投資できる森林所有者もなく、山は荒廃する一方ですが、国では林業再生プランで木材自給率50%を目標に掲げ、搬出間伐ありきの補助金システムに改正され、保育間伐に対する補助金が全く無くなってしまいました。しかし、まだ手入れを必要とする森林、地理・地形的な問題により間伐が遅れている森林を併せると8,000ヘクタール以上もの未整備森林があると考えられます。是非、森林整備予算を確保していただき、間伐等の森林整備を進めてほしいと思います。
59 森林の公益的機能に着目した広葉樹林化の推進については、長期構想で行ってほしい。
広葉樹を植えて育てる作業は、針葉樹(スギ)より手間がかかるため、管理を疎かにしない処置として、保育(下刈・除伐・つる切り等)の負担金補助、また、最近は獣害が林業を衰退させている原因でもあり、忌避剤散布・獣害防護柵等の負担金補助が必要である。
大径木は台風などの災害に弱く、樹高が高くなるにつれて倒れる確率が高くなる。被害が生じる前に伐採し植え直す必要がある。そのために掛かる伐採費用補助、苗木代補助が必要である。なお、伐採後の植栽は、環境に配慮し針葉樹・広葉樹を混植することで「災害に強い森林づくり」につなげる。
森林の獣害対策、皆伐・植栽等は、引き続き既存事業の中で検討してまいります。
60 間伐事業発注の際の施業要件を、間伐率ではなく樹冠閉鎖率で示す方が適当、確実だと思う。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
61 赤城南麓地域では戦後の植林による松林が広がっており、その大半は松枯れにより深刻な状況にあります。森林所有者も収穫期を迎えるべき森林の多くを松くい虫被害により失い、森林管理意欲の減退、山離れが深刻な状況となっている。
放置された森林には篠類が繁茂し、シカ・イノシシ等獣害の発生源となっている。これらの未整備森林を整備し、森林機能の再生・維持、また、景観面の向上を図るべく有効的な利用を行ってほしいと思う。
ご意見のとおり、松くい虫被害地の再生にも取り組む予定です。
62 赤城南麓地域は松林が多い中、松くい被害の蔓延等により森林の持つ公益的機能の低下はもとより、松枯れの倒木等による被害が増加している。先祖が手をかけ育ててきた森林も松くい虫被害により材の価値もなく、上層木が枯れたことにより下層に篠が密生し、植林費用も通常の植林より増大になることから所有者も頭を痛めている。
県民公聴会に出席をした際、県の担当者からの制度案の中で松くい被害地の森林再生を取り上げていただき有り難く思い、是非実現してほしいと思う。
63 松くい虫被害地の再生において、「コナラ」はともかく、何故「スギ」か。品種改良が進んでいるとはいえ、花粉症にとってはとても「スギ」は受け入れがたい。 樹種は限定しておらず、事業実施の際に適した樹種を決める予定です。なお、現在県内で植えられているスギは少花粉スギとなっています。
64 「松くい虫被害を受け、やぶになった森林をスギやコナラなどの森林に再生」とあるが、すでに広葉樹林になっている場合は、萌芽整理、除伐による更新を考えるべき。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。

ボランティア活動・森林環境教育について(4件)

ボランティア活動・森林環境教育について概要一覧
番号 意見内容 県の考え方
65 この手の推進事業はこれまでも行なわれてきているが、推進のために指導者の育成は必要であるが既に相当数の者が「教育」を受けているのではないか、彼らの活動を否定はしないが、今、窮状にある「森林の整備」において、有効な活動になり得たか、その総括は行なわれているか。
今、求められているのは、教育も平行推進する必要はあるが、より実働部隊(実働者)の育成・活用ではないか。
そのためにも、指導・器材の整備・貸し出しに係るサポートセンターの整備は求められる事業である。
森林環境教育は森林のことを正しく理解してもらうために行うものであり、県では小・中学生等を対象とした森林環境教育等を実施しており(フォレストリースクール等)、これらを年間を通じて実施するために、指導者を育成し、積極的に活用することが不可欠だと考えています。また、既に教育を受けて、講師としての知識を持つ方々の有効活用も不可欠です。
なお、ボランティアの育成・活用も非常に重要であることから、ボランティアセンターを設置して、情報の収集や提供、指導、資機材の貸出し及びボランティア団体等の活動助成など一体的な支援を考えています。
66 活動資金に困窮しているボランティア団体が多く見受けられる。活動資金が得やすいよう過去にあった「すこやか森林ボランティア事業」のような制度の復活をお願いしたい。
森林整備活動を行える指導者の育成と何らかの権威確保制度を設置してほしい。
機材の貸し出しを行う前にボランティアのリーダーが森林整備活動を行えるような器具取り扱い等の教育・訓練場所の確保をお願いしたい。
ぐんま緑の県民税(仮称)では、ボランティアセンターを設置し、ボランティア団体及び指導者の育成を図る予定です。また、いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
67 1)ボランティアセンターの必要性を示して下さい。
例)現行でどのような問題があって、どう改善されるのか?
2)森林環境教育の指導者は誰を指導するのでしょうか?また、環境教育は学校教育として行われるのでしょうか?
また、学校教育以外の教育として行われた場合、その事業評価はどのように行うのでしょうか?○○教室を開催しただけでは、教育とはならないと思います。
1)森林ボランティアに関する情報の収集や提供、指導や資機材の貸出しといった一体的なサポートを行うニーズは非常に大きいものがあります。このため、これらの活動を行うボランティアセンターを既存の施設に設置し、県民参加の森林づくりをより一層推進します。
2)森林環境教育は学校教育として実施するほか、一般県民に対するものまで幅広く実施することを予定しています。なお、事業評価方法については今後検討いたしますが、いただいたご意見も参考にさせていただきます。
68
  • 特別教育等の講習に参加を呼びかけ、安全対策の充実を図る。
  • 各種講習会参加者に対して助成をする。(森林整備関係)
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。

市町村提案型事業等について(18件)

市町村提案型事業等について概要一覧
番号 意見内容 県の考え方
69 事業内容に公共施設、特に学校、幼稚園、保育園等の内装の木質化を加えて欲しい。
県民が日常的に親しんでいる施設にぐんま緑の県民税が有効に使われていることをPRできる。また木材利用の増加により木材産業の活性化が図れる。
公共施設の木質化については、既存事業の中で検討してまいります。
70 保育園等で暖かみのある木製遊具を設置する場合に補助する。市町村施設・住宅に木製内装材を使用した場合に補助する(面積制限なし)。
71 県有林・市町村林・私有林の見晴らしの良い場所に東屋・ベンチ等を整備し、既設作業道の路面整備、法面等の下刈を行い、住民が森林浴できる「憩いの場所」として整備する場合、その事業費を補助する。整備した場所は、子供たちの森林体験学習に利用してもらう。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
72 みなかみ町ではボランティア団体を組織化し活動しています。荒廃した竹林、森林の隣接した桑畑等の整備にハード事業として認定し補助を願いたい。
河川や渓流等を活用したアウトドアスポーツが盛んになっており、河川等に隣接した雑木林の整理等も景観の維持や保全事業として認定をお願いいたします。
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
73 市町村提案型事業の事業費を森林環境の保全と同額にしてほしい。県民にとっては居住して生活する市町村内で税の使途が目に見えることが大事であるため。市町村の裁量が増えることで市町村民への説明がやりやすくなる。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
74 2.6億円の事業内訳とその評価方法を明示して下さい。
特に公有林化に関しては、買収条件を明示して下さい。そうでないと投資対象にされる可能性があります。
貴重な自然環境保護はすでに行われていると思いますが、既存事業との関係はどうなりますか?
その他、市町村が必要とする事業とは具体的にどのような事業ですか?森林環境税の目的に合った事業と判定するのは誰ですか?
市町村提案型事業等は森林整備などのハード事業を40事業程度(上限500万円程度)、ソフト事業を25事業程度(上限25万円程度)及び公有林化事業等を含めて2.6億円と想定しています。事業内容等は、今後市町村と相談して検討し、事業の判定は第三者機関が行う予定です。
なお、評価方法については現在検討中ですが、いただいたご意見は今後の参考にさせていただきます。
75 「市町村やボランティア団体などが行う事業の支援」とあるが、ここで求められるのは、真の実働部隊であろう。
そのためにも、多くの「組織的に動く団体」の育成が先決である。
このような実働部隊のボランティア活動を支援する事業へ振り向けるべきである。
水源地域等の森林整備事業の項にも記述したが、過去に実施された事業の再検討を願う。
ぐんま緑の県民税(仮称)では、ボランティアセンターを設置し、ボランティア団体及び指導者の育成を図る予定です。また、いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
76 荒廃した竹林や森林整備に営利企業に丸投げしないで県民のボランティア参加型事業計画をお願い致します。それによって県民が県税の必要性を認識すると思いますし森林環境の大切さを身を持って体験できると思います。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
77 事業内容にボランティア活動支援事業が目立ち、本来の林業の育成や雇用の創出の観点が抜けている。 林業の育成や担い手・人材育成対策については、既存事業の中で検討してまいります。
78 管理放棄の竹林が未整備のまま放置され、里山の景観や環境、防災、獣害などの問題となっています。竹林は複数年にわたり整備していく必要があることから、
1.従来の補助事業とは異なり、きめ細かい活動を行う必要があるため、公募事業などとして、対象地の自治会等の関係者やNPO、企業ボランティアに委託し、その費用を補助することが得策と考えます。
2.竹資源の利用促進や樹種転換も兼ね備えた竹林整備活動を求めます。
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
79 昔であれば、山林の手入れが充分に行われ、農作物が生産されて生活が成り立っていました。しかし、現在では、イノシシ、カモシカ、サル等の出没被害が相当な数になっています。そのため、生産しても利益につながらないために農業をやめ耕作放棄地が増えています。今ではそこが獣等のすみかとなっています。原因として考えられるのは、山林が荒廃し、山の手入れが不足しているために獣が里山に来てしまっているのではないでしょうか。
また、竹林も整備されていないために、雪が降ると雪の重みで、竹が折れ曲がり、町村道等に倒れ、車や人の通行が出来なくなります。以上の通り是非とも予算化して下さい。
ご意見のとおり、荒廃した里山・竹林の整備等にも取り組む予定です。
80 集落周辺の森林が「やぶ化」し野生鳥獣のすみかとなり、人や農作物に被害が発生している状況です。電柵の設置はあるが、それは野生鳥獣の侵入を防ぐだけで何も解決につながらないと考えます。それを防ぐには「やぶ化」した森林を整備し野生鳥獣のすみかを集落周辺から遠ざける事が必要と思われます。
幹線道路周辺も交通に障害や治安面、景観面でも問題が生じているところです。
上記2点の対策を「ぐんま緑の県民税」によって森林環境を改善し、安全・安心な生活環境になるようにしていただきたいです。
いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
81 日本の伝統的な美しい風土は、日本の森林の恵みによる。森林の荒廃は日本の文化そのものの荒廃である。また、世界でも有数の清浄な水源を育む源である。あらゆる手立てを尽くして、森林の荒廃を防いでいかなければならないと思う。 いただいたご意見を参考に、しっかりと取り組んでまいります。
82 上野村には広葉樹が多く、新緑や紅葉の時期には山に多くの観光客が訪れます。森林が持っている、人に安らぎを与えたり、緊張を和らげたりする機能を最大限に発揮させるために、登山道の整備や道沿いの森林の景観整備をすることも重要だと思います。 いただいたご意見は、事業内容の検討において参考にさせていただきます。
83 「ぐんま緑の県民税」を利用して森林内の遊歩道の設置を目的とした基金事業の設置。
森林内に遊歩道を設置することにより森林のもつ多様な機能の理解、里山・奥山等の森林整備の推進等の効果が期待できる。
84 農村においては、里山の放置、放棄耕作地増加によりクマ・イノシシ・シカ・サル・カモシカ等の獣害が年々増加しております。人家近くに頻繁に出没し農作物の被害はもとより、人畜にも被害が及んでおります。
そういった中で、動物と人間が住むところを住み分ける緩衝帯を作ることによって被害を最小限に食い止めることができると思います。
したがって、獣害対策のためにも、ぐんま緑の県民税によって緩衝帯の森林整備に使用していただきたく思います。
獣害対策のための緩衝帯整備については、市町村提案型事業等で対応する予定です。
85 山間部を中心にサル、シカ、イノシシによる農作物への被害が後を絶たない。林業に携わる人も減り、森林地帯が荒廃してきたことで山に住む動物たちの餌(木の実など)が減少してきている。森林地帯を中心に人里との間にも実のなる木を植林して人間の居住地区に動物たちが入ってこないような環境を作るための整備事業にも緑の県民税を活用すべきと考えます。
86 上野村でも毎年のようにサルやイノシシによる畑への被害があります。防護ネット等の対策もしていますが、被害は減りません。人家の近くの林は広葉樹が密生しているところが多く、動物のすみかになっているようなので整備が必要だと思います。