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目指すべき目標と目標を実現するために必要な事業

更新日:2013年2月20日 印刷ページ表示

目指すべき目標

 県では、今後10年間(平成23年~32年)の森林・林業施策に関する基本的な指針となる「群馬県森林・林業基本計画」を策定し、林業の再生を通して良好な森林の整備を図るとともに、社会全体で森林を守る仕組みをつくっていくこととしています。
 また、平成24年6月には、豊かな水を育む森林を保全し、森林のもたらす清らかで豊かな水を将来にわたって安心して利用できるよう、「群馬県水源地域保全条例」を制定しました。
 この計画及び条例の趣旨を踏まえながら、木材価格の低迷や山村地域の過疎化・高齢化などにより放置され、荒廃が進む森林の整備を進めるため、また、森林を取り巻く新たな課題に対応するため、次の目標に向かって対策を進めます。

目指すべき目標

  • 豊かな水を育み、災害に強い森林づくり
  • 里山・平地林等の森林環境を改善し、安全・安心な生活環境を創造

目指すべき目標を実現するために必要な事業(ぐんま緑の県民税の使い道)

 上記の目指すべき目標を実現するためには、水源地域等の森林整備、ボランティア活動や森林環境教育の推進、里山・平地林や竹林の整備などを積極的に進める必要があります。そのために必要な事業の内容と必要な額は次のとおりです。

事業の内容と1年間に必要な額 【8.2億円】

(1)森林環境の保全【年5.5億円】

条件不利地森林整備【年4.1億円】

目的・効果
  • 森林の持つ公益的機能を維持・増進
  • 災害に強い森林づくり
  • 針広混交林化や広葉樹林化などにも取り組み、管理コストの低い森林をつくる
事業内容
  • 地理的、地形的な条件により林業経営が成り立たず放置されている条件不利な森林(人工林)を整備。(間伐、針広混交林化、広葉樹林化など)【事業量:700ヘクタール/年】

森林の整備前と整備後の状況写真

水源林機能増進【年0.5億円】

目的・効果
  • 水源林の水源涵(かん)養機能の維持・増進
  • 飲用水の安定的な確保
事業内容
  • 簡易水道等の上流に位置する森林を整備し、水源涵養機能などの増進を図る【事業量:100ヘクタール/年】

松くい虫被害地の再生【年0.7億円】

目的・効果
  • 公益的機能の向上と、生態系の回復を図る
事業内容
  • 松くい虫被害を受け、やぶになった森林をコナラやスギなどの森林に再生【事業量:40ヘクタール/年】

松くい虫被害地写真
マツが枯れ、ササが密生化した松くい虫被害林

ボランティア活動・森林環境教育の推進【年0.2億円】

目的・効果
  • 森林ボランティアの一体的な支援
  • 県民の森林ボランティアへの参加促進
  • 森林環境教育の推進により、県民の森林への理解促進
事業内容
  • 森林ボランティア情報の収集と提供、指導や資機材の貸出など、一体的なサポートを行うボランティアセンターの整備
  • 森林環境教育を推進するため、専門知識を有した指導者の育成
  • 森林の重要性などの普及啓発

 【事業量:ボランティアセンター 1箇所設置、森林環境教育の指導者育成 20人/年】

森林環境教育のイメージ写真
小学生を対象とした森林環境教育の様子

(2)市町村提案型事業等【年2.6億円】

目的・効果

  • 地域の実情に合わせた、きめ細かな取組の実施
事業内容例
  • 平地林の整備
  • 荒廃した里山・竹林の整備
  • 貴重な自然環境の保護・保全
  • 森林環境教育・普及啓発
  • 森林の公有林化
  • その他、市町村が必要とする事業

事業内容

  • 市町村やボランティア団体などが行う事業の支援 【事業量:ハード事業40事業/年、ソフト事業25事業/年】

住民参加によるボランティア活動のイメージ写真
住民参加によるボランティア活動

身近な平地林のイメージ写真
身近な平地林の整備

(3)制度運営に係る事業(広報・第三者機関運営等)【年0.1億円】

目的・効果

  • 県民意見の反映
  • 事業の透明性の確保

事業内容

  • 事業の内容検討・実績評価・効果検証を行う第三者機関の運営
  • 新たな制度の普及啓発 など

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