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SNS広告によるインターネット通販トラブルに関連した相談が寄せられています
消費者被害防止啓発動画「ちょっと待って‼そのポチっと」公開しました。
ぜひご視聴いただき、トラブル防止にご活用ください。
SNS広告のインターネット通販トラブル
群馬県消費生活センターには、SNS広告によるインターネット通販トラブルに関連した相談が多く寄せられています。例えば、動画サイトやSNSに掲載されている広告サイトから商品を注文したが、「お金を支払っても商品が届かなかった」「注文した商品と異なる商品が届いた」「不良品が届いた」といった相談が寄せられています。
返金・返品してもらいたくても、販売業者と連絡がつかない場合もあり、注意が必要です。
参考に、消費生活センターに寄せられた相談事例をご紹介します。
相談事例1
SNS広告からズボンを3本購入。代引きで商品を受け取ったが、色、サイズ、メーカーが違うものだった。一週間以内であれば返品できると広告に記載があったため業者に電話したが、「使われていない」というメッセージが流れ、つながらない。
相談事例2
SNS広告から通販サイトにとび、国内メーカー製と表示されている扇風機を2台購入したが、届いたのは海外製で、動かない不良品だった。伝票に書かれている電話番号に電話したが、国際電話でつながらなかった。
相談事例3
SNSでブランド品のバッグが安くなっている広告を見て購入したが、届いたのはブランドのロゴもなく、写真とは違うものだった。
インターネット通販トラブルに遭わないために
1.注文する前に販売サイトや最終確認画面の表示をよく確認しましょう。
「残りわずか」「今だけ」「お急ぎください」など、購入を急かすような文言が書かれている場合があります。焦らず落ち着いて、購入サイトに不自然な点がないか等を購入する前にきちんと確認しましょう。
また、記載されている販売業者の名称、住所、電話番号を検索して実在するか確認することも大切です。
少しでも怪しいと感じたら、安易に購入しないようにしましょう。
以下のようなサイトは悪質な通販サイトの可能性があります。
- サイト上に「販売業者の名称、住所、電話番号」が明確に表記されていない
- あり得ない効能をうたった商品を販売している
- 日本語の表現が不自然である
- 支払い方法が「前払い等の銀行振り込み」に限定されている
- ブランド、メーカー品が極端に安い価格で販売されている
(ぐんま版消費者教育教材(高校生向け)より)
2.「解約・返品できるかどうか」「解約・返品できる場合の条件」など、解約条件をしっかりと確認しましょう
インターネット通販はクーリング・オフができません。インターネット通販の場合は、広告に表示された返品特約に従うことになるため、購入前によく確認しましょう。
また、返品できる場合でも、一般的に返品期限が設けられている場合がよく見られますので、商品が手元に届いたら、すぐに中身を確認するようにしましょう。
特定商取引法に基づく表記や解約条件の規約については、広告ページの一番下にリンクが張られていることが多いため、下までスクロールして確認することが大切です。
(ぐんま版消費者教育教材(高校生向け)より)
3.事業者に連絡した記録を残しましょう
消費者が事業者に電話してもつながらず、問い合わせや解約ができないケースがあります。事業者の連絡先、受付時間などは必ず確認しておきましょう。
また、事業者に連絡した際は、記録を残しておきましょう。
※おかしいなと思ったり、心配なことがある場合は、「最寄りの消費生活センター」または「消費者ホットライン188(局番なしの3桁番号)」等にご相談ください。
インターネット通販トラブル|消費者庁<外部リンク>
悪質通販サイトのトラブルにあわないために|越境消費者センター(CCJ)|国民生活センター<外部リンク>
ネット通販で商品が届かない!事業者所在地や連絡先が虚偽の可能性も!-「悪質通販サイト情報」掲載項目を追加しました-(発表情報)_国民生活センター<外部リンク>
そのサイト、大丈夫?ネット通販で商品を購入する前に確認を!-「悪質通販サイト情報」を公表します-(発表情報)_国民生活センター<外部リンク>
偽物が届くインターネット通販トラブルで“代引き配達”の利用が増加しています!!(発表情報)_国民生活センター<外部リンク>