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分電盤等の点検商法にご注意ください!
相談事例
自宅で急に停電が発生したので、インターネットで検索した業者に点検をお願いしたら、点検後、分電盤の交換が必要と言われた。困っていたのでその場で契約したが、冷静に考えると、契約を急かされたし、金額も高額なので解約したい。
このような相談が、群馬県内の消費生活センターに寄せられています。群馬県消費生活課で調査したところ、一般的な交換費用の2倍以上の価格で契約した事例もありました。
訪問販売で契約を解除したいときは
消費生活センターでは、訪問販売での契約において、無条件で契約を解除できる「クーリング・オフ」の手続についてアドバイスを行っています。
訪問販売でのクーリング・オフは、適正な契約書面を受け取った日を含めてから8日以内という期間の制限があります。ただし、8日間を過ぎた場合でも、事業者が交付した契約書面に法律上必要な記載事項が正しく記載されていないなどの「書面不備」があるときは、クーリング・オフできる可能性があります。
お困りのときは、消費者ホットライン「188番(いやや!)」に電話して、お住まい地域の消費生活センターにご相談ください。
突然の停電で困ったときは
停電の原因は、自然災害(落雷による変圧器の故障等)、設備故障(送電線や配電線の故障)、人為的なもの(電気料金の未払い)、分電盤内の漏電ブレーカー等の誤作動など様々なものが考えられます。
以下のホームページを参考に、解決策を検討してみてください。
- 資源エネルギー庁「あらためて学ぶ、「停電」の時にすべきこと・すべきでないこと」<外部リンク>URL:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/teiden_info.html
- 東京電力パワーグリッド株式会社 「急に電気が消えたとき」<外部リンク>
URL:https://www.tepco.co.jp/pg/consignment/for-general/trouble.html
電気工事店を探すときは
悪質業者は、「停電の不安をすぐに解決したい」という消費者の心理に付け入ります。ご不安なときは、一般家庭の電気安全確保に取り組んでいる公益団体に所属する電気工事店に点検を依頼することをお勧めします。
「公益社団法人 全関東電気工事協会」の「あなたの街の電気工事店検索」で検索してみるのもよいでしょう。
電気工事店検索 – 公益社団法人全関東電気工事協会<外部リンク>