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令和2年度 第4回ぐんま緑の県民税評価検証委員会

更新日:2021年4月15日 印刷ページ表示

1.日時

令和3年3月22日(月曜日)13時58分~15時50分

2.会場

群馬県庁29階 第1特別会議室

3.出席者

  • 委員:西野委員長ほか7名
  • 県:岩瀬環境森林部長ほか10名
  • 事務局:森林保全課職員4名

(別添出席者名簿のとおり)

4.環境森林部長あいさつ

[略]

5.委員長あいさつ

[略]

6.議事

(1)報告事項

ア 令和2年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について
イ 令和3年度市町村提案型事業の採択について

(2)協議事項

ア 令和3年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業)について

7.質疑内容

(司会)

(13時58分 司会 開会を宣言する)

(司会)

環境森林部長からあいさつを申し上げる。

(環境森林部長) [あいさつ] (省略)

(司会)

次に、西野委員長からごあいさつをいただく。

(西野委員長) [あいさつ] (省略)

(司会)

これより議案の審議に移るが、議長は西野委員長にお願いする。

(議長(西野委員長))

まず「令和2年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について」説明をお願いする。

(緑化推進主監)

 「令和2年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について」を資料1~4により説明。
資料1 ぐんま緑の県民基金事業について(総括表)
資料2 ぐんま緑の県民基金水源地域等の森林整備事業
資料3 森林ボランティア活動・森林環境教育の推進
資料4 令和2年度市町村提案型事業

(議長(西野委員長))

「令和2年度ぐんま緑の県民基金事業の実施状況について」説明いただいた。
次に「令和3年度市町村提案型事業の採択について」説明をお願いする。

(事務局)

資料5「令和3年度市町村提案型事業の採択について」により説明

(議長(西野委員長))

「令和3年度市町村提案型事業の採択について」説明いただいた。
次に協議事項「令和3年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業)について」説明をお願いする。

(事務局)

資料6「令和3年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業)について」により説明。

(議長(西野委員長))

「令和3年度市町村提案型事業の採択(独自提案事業)について」説明いただいた。
県で審査し、採択として委員会に意見を求められている。各委員から質問はあるか。
今年度もクビアカツヤカミキリ防除対策の提案があるが、説明の中で被害木本数の増加率が鈍化したとの説明があったが、昨年度の事業で取り組んだ効果がでているということか。

(事務局)

効果があったと考えている。

(山田委員)

まだ広がっているような状況だが、きめ細かい取り組みによりなんとか押さえ込んでいる。市民のみなさんも関心を持っている。引き続き取り組んでいただきたい。

(小井土委員)

新たに発生した高崎市の状況はどうか。

(自然環境課長)

高崎市では、令和2年度に初めて被害が確認された。その被害状況は3箇所で、サクラ、モモに飛び火したような形で被害が確認された。被害本数は、サクラ2本、モモ3本である。

(小井土委員)

被害地の標高はどうか。

(自然環境課長)

クビアカツヤカミキリの生態はわからないこともあり、標高の関係性についても不明である。高崎市における被害は、これまでの被害発生地域から飛び火した形で発生した可能性が考えられるが、標高の関係性については依然不明である。

(角田委員)

いままで被害が発生してきた地域と高崎市のように新たに被害が発生した地域では、対策の取り方が違うと思うが。既存の地域は、新たに被害が飛び出さない対策を、新たな地域では、幼虫の段階で駆除するため、調査を行い早めの対策に取り組む必要があると思うがどうか。

(自然環境課長)

県としては、これまでの被害発生地域においては、ぐんま緑の県民基金市町村提案型事業の独自提案事業を活用して対策に取り組んでいきたい。また、散発的な被害発生地域や未発生地域など、まだ被害が蔓延していない地域では、別予算にて、予防対策に取り組む市町村を支援していく。

(議長(西野委員長))

ぐんま緑の県民基金事業では、封じ込め対策を、他の予算で予防対策に取り組むという役割分担を図って取り組んでいくということ。

(森平委員)

手のつけられなくなった森林や竹林を、専門業者に委託して整備する事業が多いが、同時に住民の皆さんが、荒廃する前に自ら整備に取り組むことへの支援が多くなればよいのではないか。また、生活道路周辺整備も多く見られるが、河川周辺の森林が荒廃し、その影響により浸水被害等も発生しているため、河川を守る取り組みも考えていく必要があるのではないか。

(事務局)

河川区域については、県土整備部で対応している。

(角田委員)

災害を防ぐための計画的な未然伐採について提案があったが、令和3年度事業で要望はあったのか。

(事務局)

 令和3年度事業においても困難地整備支援で数カ所提案されている。

(議長(西野委員長))

各委員から他に質問はあるか。それでは、委員会として採択でよろしいか。

(各委員)

異議なし。

(議長(西野委員長))

今年度最後の委員会である。他に質問又は意見はあるか。

(角田委員)

2月末に足利市と桐生市において山林火災があったが、山林火災予防について県の取り組みはどうか。

(林政課長)

桐生市では、4日間、約13haの被害が発生した。県内では過去5年間で68件の山林火災があったが、落雷等による自然発火は1件のみで、野焼きやたばこの投げ捨てなど人為的なものが多い。また、墓地の線香から発火ということもあった。昔のように、林内の落ち葉を掻いていれば、引火することも少ない思われる。このように人為的な理由が多くことから、山林火災予防の意識の徹底を図っていきたい。

(市川委員)

元々、東京・新宿にあるおもちゃ美術館に興味があり、群馬県でウッドスタート宣言にあわせて予定されていた、東京おもちゃ美術館の館長の講演会を楽しみにしていた。コロナの関係で無観客による開催となったが、先日YouTubeで視聴することができた。是非、視聴してほしい。その中で、川場村、みなかみ町、上野村では、生まれた赤ちゃんに木のおもちゃをプレゼントする取り組みがあるようだが、県として宣言によりどんな取り組みをしていくのか。また、群馬県内におもちゃ美術館のようなものの設置構想はないか。

(林業振興課長)

ウッドスタート宣言は、昨年12月16日に知事とおもちゃ美術館館長で宣言をさせていただいた。全国では、滋賀県、徳島県に次ぐ3番目である。市町村として県内で宣言をしているのは、上野村、みなかみ町、川場村、そして昨年の12月24日に沼田市が宣言をしている。宣言をすると市町村では、子どもが生まれたときに木のおもちゃを配っていただいている。県としては、市町村にウッドスタート宣言を含め木育を働きかける役割を担っている。また、これまで宣言をしていただいてる市町村は、それぞれ地域で独自に木製品を製作している地域である。そのため、平場の森林の少ない地域もあるので、森林のある地域のマッチングも県で行っていく。それからおもちゃ美術館が行っている木育活動のインストラクターの養成講座も予定している。おもちゃ美術館の計画は、現状では検討していない。

(黒田委員)

森林環境教育を進めるためには、小中学校との連携が重要だが、現状では不足していると感じられるが。

(緑化推進主監)

市町村提案型事業の森林環境教育は、市町村をとおして各学校から林間学校等で行う森林環境教育の要望に対して、緑のインタープリターの派遣等を行っている。また、他事業であるが、小中学生のためのフォレストリースクールでは、県から、教育委員会を通して各学校へ募集している。学校のカリキュラムに入っているところは毎年応募があるが、新規の学校は一桁程度となっている。さらなる普及啓発に努めた。

(黒田委員)

動画の活動などを通して、普及啓発に努めていただきたい。

(高草木委員)

 多くの活動が行われる中で、地権者の意識について考える必要がある。活動が行われる中で変化があるかどうかなど。それらの視点も、これからの事業展開に必要と考えるがどうか。

(森林局長)

市町村提案型事業は地元が関わってもらうことを基本として、はじめた事業である。しかし高齢化や地形・現場条件などから地元で対応できない荒廃した森林や竹林の整備に関しては、まずは市町村が整備を実施し、それ以降の管理作業を地元で対応していただくこととしていた。地元が関わっていくという意識は、育ってきていると感じているが、税を支払っているのだからという意思が大きくなると自分たちの地域は、自分たちで守っていくという意識が薄らいでいってしまうので、基本は守っていかなければいけないと考えている。

(議長(西野委員長))

身近な生活環境の整備が目立ってきている。ぐんま緑の県民基金で行う森林環境について、再度検討する必要がある。一方では、クビアカツヤカミキリ対策、都市緑化など、ぐんま緑の県民税の緑について検討していきたい。

(山田委員)

森林環境譲与税とぐんま緑の県民税との関係性を含めた方向性はどう考えるのか。

(議長(西野委員長))

森林環境譲与税とぐんま緑の県民税のすみ分け役割分担等については、次年度から検討をはじめるということでいいか。

(森林局長)

ぐんま緑の県民税の立ち上げから年数が経過し、森林環境譲与税も創設され状況も変化してきている。ぐんま緑の県民税第2期は令和5年度までである。次期ぐんま緑の県民税に向けて令和3年度から、ぐんま緑の県民税をどうのように進めていくか、森林環境譲与税との役割分担など皆さんの意見等を聞きながら検討していきたい。

(山田委員)

ナラ枯れについて、群馬県の状況はどうか。

(林政課長)

群馬県では、平成22年に国有林で1本確認された。現在は、みなかみ町を中心に令和2年度民有林877本国有林約800本確認されており、夏には高速道路から点在した枯れた状況が確認できる。原因は、カシノナガキクイムシにより運ばれるナラ菌が樹木道管を阻害し、通水ができないことにより枯死に至る。カシノナガキクイムシは、在来種で昔から存在したが、近年、ナラの木のしいたけ原木などの利用が減少しナラの大径木化が進んだことなどが考えられる。県としては、みなかみ町で、粘着シートなどにより拡大防止に努めている。併せて調査に取り組み蔓延防止を図っていく。

(司会)

 以上をもって、令和2年度第3回ぐんま緑の県民税評価検証委員会を閉会とさせていただく。

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