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出会い系サイトでのうまい話に注意!

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

出会い系サイトで、「懸賞金が当たった」「お金をあげる」などといった「うまい話」が持ちかけられることがあります。しかし、そのような話には必ず落とし穴があります。寄せられた相談を紹介します。

相談内容

  • 携帯電話に、懸賞が当たったというメールが届き、ニックネームと市町村名を入力して返信した。その後、出会い系サイトのようなところから多数のメールが来た。料金は無料であったので、試しにそのうちの一人とメールのやりとりをするようになったが、途中から有料になった。送受信の料金を支払っていたが払えなくなったのでやりとりを止めようとしたところ、相手から「体が弱く、相続した800万円をもらってほしい」と言われ、その言葉につられて、次々とメールのやり取りをし、20万円を使った。いよいよ料金が払えなくなり、今度こそ止めようとしたところ、サイト側から500万円の損害金が発生すると脅された。(40代・女性)
  • 出会い系サイトで、1800万円を援助すると誘われた。相手から、お金を受け取るためのシステムを作動させるための費用や、セキュリティ解除費用が必要であるとのことで、そのつど支払っていた。しかし、次々とお金を払わせているのでおかしいと思い、サイト側に退会を伝えたところ「後払いポイントを支払わなければ、退会することができない」と言われた。払ったお金を取り戻したい。(40代・女性)
  • 出会い系サイトで、相手の女性から80万円を譲渡したいと申し入れがあった。譲渡自体については手数料がかからないとのことであったが、お金を受け取るためには「お試し会員」から「本会員」になる必要があるとのことで、そのために5千円を支払った。ところが、さらに「本会員」から「完全無料会員」になる必要があるというので、5千円を支払った。やっと受け取れると思ったが、まだ手数料が3万円必要と言われた。話が違うので止めたところ、サイト運営業者から、「手続きの途中で止めたので、罰金を支払うよう」に言われている。(30代・男性)

問題点

  • 「お金を援助する」などというような、メールを受け取った人の興味をかきたてる内容のメールを元に、メールのやりとりをさせます。一般に、出会い系サイトはメールの送受信をするたびに費用が発生します。
  • メールのやりとりを促す以外にも、援助金を受け取るための手続きなどと称して「セキュリティ解除費用」「文字化け解除費用」など様々な名目でお金を支払わせます。
  • メールの送信者が「サクラ」ではないかと疑っても、サイト業者が「サクラ」を用いていることの証明は難しく、支払ってしまったお金を取り戻すことは困難です。

※サクラ:客の振りをして他の客の購買心を煽る者のこと。
出会い系サイトでは、サイト内の有料メールを通じてメールの送受信を行うようになっており、サクラが異性を装うなどして利用者とメール交換をすることで、サイトの利用料を高額化させます。

アドバイス

  • インターネットで知り合ったメール交換の相手方を簡単に信用しないようにしましょう。特に、「うまい話」には用心しましょう。
  • 「懸賞金の受取のため」「お金を援助するため」などと称して個人情報や振込口座、クレジットカードの番号などを聞かれても、みだりに教えないようにしましょう。
  • 執拗にメールがきて困る場合には、メールアドレスの変更で対応しましょう。
  • 事例のように「手続き」などでお金を支払ってしまった場合には、様々な名目で次々と請求がくることがありますが、応じないようにしましょう。
  • 手続きをやめようとしたときに「今やめるのはもったいない」などと言われても、少しでもおかしいと思ったら、すぐに最寄りの消費生活センターに相談しましょう。