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蚕の人工飼料

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

 蚕は桑葉を主食として成育しますが、実際の養蚕では、稚蚕期(1~5齢までの蚕の成育段階のうち、主として1~3齢の時期)は施設の整った共同飼育所で人工飼料を与えて飼育され、その後の壮蚕期に個々の農家で桑葉を与えて飼育されています。稚蚕期の蚕は非常に病気に弱いため、清浄な環境が保たれた共同飼育所で、安全な人工飼料で飼育されることにより、成育のそろった健康な蚕を飼育することができるほか、桑採りや飼育の労力も大幅に軽減できるため、現在の養蚕現場において人工飼料は不可欠な存在となっています。

 人工飼料は乾燥した桑葉粉末とデンプン、脱脂大豆粉末、ビタミン等を混合し羊羹状にしたもので、蚕が健康に成育し、高品質な繭がより多く生産されるよう、栄養バランスと安全性に優れた飼料として、県内のみならず全国の養蚕農家に供給されています。

群馬県稚蚕人工飼料センター

 群馬県稚蚕人工飼料センターは、コンピューター制御により自動化された製造ラインを備えた、世界唯一の蚕の人工飼料製造工場です。原料となる桑葉を栽培する桑園4ヘクタールも隣接して整備されています。

群馬県稚蚕人工飼料センター写真

稚蚕人工飼料「くわのはな」

群馬県が開発した稚蚕人工飼料「くわのはな」

群馬県が開発した稚蚕人工飼料「くわのはな」写真

所在地

〒370-3511
群馬県高崎市金古909-1(マッピンぐんま)<外部リンク>
電話 027-372-5031
Fax 027-372-5032