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「第4回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議」の結果概要

更新日:2021年8月20日 印刷ページ表示

令和3年7月9日(金曜日)に、「第4回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議」を開催しました。その概要は以下のとおりです。

日時:令和3年7月9日(金曜日)10時~11時45分
場所:オンライン開催

第4回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議

  • 3月に実施した第3回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議の後、残念ながら5月の連休前に感染が広がったこともあり、まん延防止措置が適用となって、経済活動に対して一時的に強い制限をかけざるを得なかったことは大変残念に思っている。しかし、事業者の皆様、県民の皆様にご協力をいただいたことで、今のところ群馬県の状況は落ち着いている。
  • ただし、今後のリバウンドには十分に気をつけなければならない。群馬県が影響を受けやすい東京が明らかに再拡大しているということで、状況を注視しながら今後の県の経済対策等を打ち出していきたい。
  • ワクチン接種については、県内35市町村に尽力いただいているが、国のワクチン供給が思い通りにいかないということで、大臣に直接かつ強くお願いしている。ワクチンの在庫の問題は、県と市町村が連携して調査し、接種の加速化に向けて2つの県営ワクチン接種センターも活用しながらやっていきたい。
  • 全体の状況を見ながら、事業者の皆様の立場に立った経済対策を実施していきたいと考えているので、本日は経済団体、金融関係、国市町村の皆様から忌憚のないご意見を伺いたい。
  • 資料説明:・本県の経済情勢(日本銀行前橋支店))、県内の雇用情勢(群馬労働局)、国の経済対策(関東経済産業局)、県の経済対策(県)

出席者の主な意見

  • 観光、飲食、交通関連業種の業況は相当に悪い。特に飲食関係においては、持ちこたえられないので店を閉めてしまおうというような事業継続意欲の減少がみられ、こうした事業者への対応が大きな悩みとなっている。
  • 旅館業界はこれまで以上に拍車をかけて厳しい状況が続いている。このままの状態が続くと、温泉県群馬の宿泊を担ってきた、中小旅館、宿泊施設の倒産や、廃業が出るのではないかと心配している。それに伴い、県内の地域経済や雇用に甚大な影響が出ることを危惧している。
  • まん延防止措置の解除以降、若者を中心に人出は戻ってきているものの、消費マインドの高い中高年の人出や家族での外食の機会等はなかなか回復していない状況である。4人以上の会食は気が引けるというようだと消費は戻っていかないので、そういった雰囲気を緩和していければと思う。
  • 地域の団体等がアルコールを伴う飲食を控えている。そのため、宴会場を持っている事業者は苦戦している。テイクアウトでカバーしようと試みているところもあるが、アルコールを伴わないと売上げ的には厳しい。
  • 「愛郷ぐんまプロジェクト」は、県内の観光需要を喚起するとともに、地域の消費拡大を図ることに大きな効果があるため、宿泊施設や観光地県民から、再開の要望が強く寄せられている。ぜひ、早期の再開をお願いしたい。また、再開に当たっては、宿泊施設の割引額の負担分がないような仕組みにしていただきたい。
  • 「愛郷ぐんまプロジェクト」のできるだけ早い時期、またできるだけ長期間の実施を切望している。お盆までは自力で頑張り、夏休み需要の反動減がでる8月のお盆過ぎに再開し、10月以降まで実施していただくのも一つの考えとしてあると思う。
  • 観光業は平和産業である。安心安全をPRするためにも多くの県民がワクチンを接種できるように推進していただきたい。特に、観光事業者は不特定多数の観光客と接する機会が多いため、迅速な接種が行えるようお願いしたい。
  • 県において、「宿泊施設感染防止対策等支援事業」を実施してもらいありがたい。(事務局として)県と連携を密にし、適正かつ迅速な業務遂行を図りたい。
  • 厳しい状況の中でも、新しい取組により売上を上げていこうという事例も見受けられる。団体客の予約がなくなった宿泊施設の大広間を個室に改装し、単価の高い個人客の誘致を試みる温泉旅館などがある。「事業再構築補助金」への関心も高いことから、こうした施策の活用を支援していきたい。
  • withコロナ、ポストコロナについて、商店も考えていく必要がある。これからはIT関連も取り入れ、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいく必要があると思っている。ただ、そうなると資金的な問題も出てくると思うので、県や市にご支援いただければありがたい。
  • 半導体などの供給不足、原材料や燃料の高騰が操業に大きな影響を与えているので、注視していく必要がある。
  • 安全安心の食料を安定的に県民に届けることが私たち生産者の仕事である。感染防止対策を徹底した中で、生産に力を入れてまいりたい。
  • 県の無利子無担保融資に救われる企業が多かったが、ここへ来て、1年の据置期間が過ぎ、まだ回復に向かっていない事業者においては条件変更等で据置期間を延長する事業者が見受けられる。
  • 資金繰り対応はまだ予断を許さない状況であるが、そろそろ本業の立て直しや持続可能性を高める支援に移っていかなければならない。DX推進のほか、補助金申請の支援体制の強化、さらには資本性資金の取組なども進めていく。民間金融機関は(国や県の)様々な支援メニューを事業者が活用できるようお手伝いをすることが非常に大切な役割だと思っている。
  • 企業を支える中核人材のワクチン接種ができないという悩みがあったが、県のワクチン接種センターで企業や団体接種に積極的な対応をとっていただいたことに感謝したい。
  • ワクチンを自治体がため込んでいるのではと言われているが、そういうことはない。ワクチン供給を安定的にしていただきたい。
  • ワクチンの接種計画を早期に明確に示してもらいたい。また、来年以降もワクチン接種となれば負担が大きい。

県(参加者からの意見に対する知事コメント)

  • 観光、飲食、交通関係の状況が特に厳しいことを念頭に置きながら対応する。
  • 「愛郷ぐんまプロジェクト」はどこかでしっかり実施したいと思っている。現在、産業経済部内で検討を重ねている。感染状況や予約状況等の実状をみながら総合的に判断していきたい。
  • ワクチン接種については、県としても市町村と相談し、国に働きかけていくことで接種の強化を図りたい。また、職域接種については、「群馬モデル」として進めていきたい。
  • 県としては、市町村と協力し、高齢者接種を7月末に終了させるとともに、希望者の半分の接種完了を目指していきたい。
  • ワクチンの在庫については、その実態をしっかり掴んだ上で、困っている市町村へのサポートを考えていきたい。
  • 総合計画に基づき、県を挙げてDXを進めている。DXを進めたいのであれば、意見交換の場を設ける。
  • 今後も皆様方からご意見を伺いながら、補正予算等を含めて迅速かつ柔軟に対応していきたい。

その他(情報提供)

  • ワクチン接種の現状について(県)

会議参加者

知事、副知事、県産業経済部長、県ワクチン接種推進局長、群馬県商工会議所連合会会長、群馬県商工会連合会会長、群馬県経営者協会会長、群馬県商店街振興組合連合会会長、群馬県産業支援機構理事長、群馬県観光物産国際協会理事長、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、群馬県農業協同組合中央会会長、群馬県森林組合連合会会長、群馬県建設業協会会長、日本銀行前橋支店長、日本政策金融公庫前橋支店長、商工組合中央金庫前橋支店長、群馬県銀行協会会長、群馬県信用組合協会会長、群馬県信用保証協会会長、関東財務局前橋財務事務所長、群馬労働局長、関東経済産業局長、群馬県市長会会長、群馬県町村会会長

※参加者には、代理を含む