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特集 スポーツで群馬を元気に 3

更新日:2017年10月3日 印刷ページ表示

障害者スポーツの振興

 障害のある人などがスポーツに親しむ、県立ふれあいスポーツプラザ管理指導グループリーダーの柴田さんにお聞きしました。

柴田安秀さんの写真
柴田安秀さん

触れ合いの場所として

「ふれあいスポーツプラザを利用している人の中には、障害のある人もない人も高齢者もいて、それぞれが健康増進や自分の目標を達成するためなどに利用しています。
当施設は障害のある人が自己実現を図る場所であり、スポーツを通してさまざまな利用者が互いに交流を深めていく場所でもあります。
最近ではパラリンピックがメディアに取り上げられることが増え、障害者スポーツの認知度は上がっていますが、まだ十分に理解されていません。
障害のある人とない人が触れ合い、自然な形で障害者スポーツが社会に浸透すると、互いの理解が深まると思います。そして興味を持った人の中から、一緒にスポーツを楽しんだり、教えてくれる人が増えたりするといいですね」

スポーツを通した交流を

「最近では法整備が進み、障害のある人がスポーツ施設を利用しやすくなりました。私は障害のある人に水泳を教えていて、その中には初心者からパラリンピックや全国障害者スポーツ大会への出場を目指している人までいます。
障害の程度にもよりますが、自ら機会を狭めずに、自分の居場所をつくってほしいと思います。そのために施設でもさまざまな工夫をしています。また利用者同士が助け合って施設を利用するなどして、スポーツに親しんでほしいと思います」

選手へのインタビュー

 車いすバスケットボールチーム「群馬マジック」代表の高橋さんに、活動や競技の魅力についてお聞きしました。

高橋俊一郎さんの写真
高橋俊一郎さん

「群馬マジック」の活動

「高校3年生の時に部活動中のけががもとで車いすでの生活となりました。医師の勧めもあり、車いすバスケットボールを始め、平成7年に『高崎車椅子バスケットボールクラブ』(現在の『群馬マジック』)を立ち上げました。
当チームは県内で唯一、日本車いすバスケットボール連盟に登録しています。メンバーは監督やコーチを含め19人で、週に4回、主に高崎市内で活動しています。
7月には、県と県障害者スポーツ協会が主催する『元気県ぐんまの障害者スポーツフェスタ』に参加しました。このイベントは障害者スポーツの普及と障害のある人への理解の促進を目的としたもので、当日は約80人が参加し、私も講師として車いすバスケットボールを教えました」

競技の魅力を伝えたい

「車いすバスケットボールならではの魅力は、迫力あるスピードと選手同士の競り合い、相手選手の封じ込めなどの駆け引きです。
最近は障害のない人も試合に出場するなど、障害の有無にかかわらず一緒にプレイできる環境が整ってきました。障害のない人にも競技の面白さを感じてもらって、それが応援や支援につながるとうれしいです。
まずは県内で開催される大会やイベントなどで、車いすバスケットボールを体験してみてください」

メンバーとの練習風景写真
メンバーとの練習風景

デフリンピックで金メダル!

 本県出身の設楽明寿(したらあきひさ)選手(筑波技術大学大学院)が、7月に開催された夏季デフリンピック陸上4×100メートルリレーで金メダルを獲得しました。設楽選手は生まれつきほとんど耳が聞こえませんが、障害のない選手と一緒に練習を続け、大きな成果を収めました。

反町副知事を訪問の写真
反町副知事を訪問

デフリンピックとは

 4年に1度行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会です。ろう者(Deaf)とオリンピック(Olympics)を合わせた造語で「ろう者のオリンピック」という意味を持ちます。
 音の代わりにライトを点灯させたり、旗を振ったりしてスタートを知らせるなど、聴覚障害を視覚で補う競技運営が行われています。

プラザを改修します

 今年度、県立ふれあいスポーツプラザを改修し、障害者スポーツ施設として全国唯一の公式記録が測れる公認陸上競技場と、関東唯一の大規模大会基準を満たす射路70メートルのアーチェリー場を整備します。
 この他に、夜間でも車いすテニスの練習ができるテニスコートや利用者同士の交流の場となる屋外テラスなどを整備し、ますます使いやすい施設となります。

改修予定のアーチェリー場写真
改修予定のアーチェリー場

ご利用ください

県立ふれあいスポーツプラザ

 障害のある人や高齢者など、地域の人が利用できる体育室や温水プール、陸上競技場などがあります。
 詳しくは、県立ふれあいスポーツプラザホームページ<外部リンク>(http://www.sunfield.ne.jp/~fureai/)をご覧いただくか、お問い合わせください。

所在地

 伊勢崎市下触町

問い合わせ先

 電話 0270-62-9000 Fax 0270-62-8867

県立ゆうあいピック記念温水プール

 県民とボランティアとの協力により開催された、ゆうあいピック群馬大会を記念して造られました。
 メインプールや重度障害児(者)用サブプール、トレーニングスペースなどがあります。
 詳しくは、県立ゆうあいピック記念温水プールホームページ<外部リンク>(https://yuuaipic-pool.com/)をご覧いただくか、お問い合わせください。

所在地

 渋川市行幸田

問い合わせ先

 電話 0279-25-3033 Fax 0279-25-3034

特集全体の問い合わせ先

県庁スポーツ振興課(電話 027-226-3275 Fax 027-224-8780)
県庁障害政策課(電話 027-226-2634 Fax 027-224-4776)

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