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局地的集中豪雨や台風などによる災害の防止や被害軽減を図るため、市町村と連携して水害・土砂災害対策をしたり、落石・道路冠水対策などの道路防災を推進したりします。
地域住民の安全・安心を確保するため、高崎警察署の管轄区域を分割し、34年度の高崎北警察署(仮称)の開署に向けて基本・実施設計を実施します。また老朽化している太田警察署管内の高林交番を移転・新築します。
通話を自動録音する装置を高齢者世帯に貸し出したり、無人の現金自動預払機(ATM)に音声ガイダンス付きの啓発パネルを設置したりして、関係団体と連携して特殊詐欺対策を強化します。
音声で注意喚起する「のうさぎちゃんパネル」
高齢者の自立した生活を支援するために市町村が開催する自立支援型地域ケア会議に、理学療法士などの専門職を派遣します。また市町村トップセミナーを開催するなど、高齢者の自立支援や要介護状態の重度化防止に取り組みます。
市町村が実施する「認知症サポーター養成講座」に講師を派遣したり、医療従事者向けの認知症対応力向上研修を実施したりして、認知症の人とその家族が安心して暮らせる体制整備を進めます。
県内のウオーキングルートを掲載した「ぐんま元気アプリ」や糖尿病予防指導プログラムを制作し、県民が生涯にわたり健康な生活を送れるよう運動・食習慣の改善を支援します。
イノシシやシカなどの有害鳥獣による農林業被害を軽減するため、奥山の鳥獣保護区内での捕獲を強化したり、有害鳥獣の市街地出没を抑制するため、河川の伐木・刈り払いをしたりします。また研修会の充実などにより、捕獲技術の向上を図ります。
消防団員の減少に歯止めをかけるとともに、次世代の担い手を確保するため、県内大学の学生と協働し、学園祭に消防団員募集ブースを出展します。
農畜産物などの販路を拡大するため、日本貿易振興機構(ジェトロ)と連携して東南アジアのバイヤーを招き、県内産地とのマッチングを行う商談会を開催します。またイタリアで開催される世界的な食のコンベンション「イデンティタ・ミラノ」に上州和牛やこんにゃくなどを出品しPRします。
県とベトナム政府の間で締結した「経済交流に関する覚書」に基づき、経済・人材交流を促進し、中小企業のビジネス展開の機運を高めるため「GUNMA(グンマ)―VIETNAM(ベトナム)産業交流祭」を実施します。また中小企業の海外ビジネスを支援するため、ジェトロのハノイ事務所に県職員を派遣します。
県産材の安定的な供給体制を構築するため、森林組合などの供給者と製材工場などの需要者との需給調整や原木の仕分けなどにかかる経費を助成し、直送販売を促進します。
県産の高品質生糸を使用したシルク製品の開発支援や通信販売事業者と連携したPRなどにより、県産シルクの需要増加を図ります。
民間企業と連携し、県産食材を使用したメニューを都内などの飲食店で提供する「食彩フェア」を開催します。また老舗すき焼き店とのタイアップや県民参加イベントなどにより「ぐんま・すき焼きアクション」を周知し、販売競争力を高めます。
昨年度に都内の飲食店で提供されたすき焼き
マーケティングなどの専門人材を配置して地域の観光素材の磨き上げや人材育成をしたり、教育旅行を誘致したりします。またJTB全国キャンペーンで栃木・茨城県と連携して魅力を発信するなどして、首都圏からの誘客を図ります。
ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」を移転し、物産販売などに加え、新たに季節ごとの群馬の食を提供し、食を通じた群馬の魅力をPRします。
世界遺産や日本遺産・ぐんま絹遺産の情報発信・解説・調査研究を行う「世界遺産センター」を富岡市に整備し、31年3月の開所に向け、展示物の製作・設置を行います。
AR(エーアール)(拡張現実)技術を使って黒井峯遺跡(渋川市)の当時の様子などを再現した映像を制作します。また県内で出土した埴輪(はにわ)の人気投票「群馬HANI―1(はにわん)グランプリ」を実施して「東国文化=群馬」のイメージを発信し定着させます。
県立歴史博物館で展示されている埴輪
昨年10月にユネスコ「世界の記憶」に登録された上野三碑について、登録1周年記念式典の実施やラッピング電車の運行などにより、上野三碑の世界的な価値を県内外に発信します。
「ぐんま県境稜線トレイル」の未開通部分の整備や既設登山道の再整備、多言語標識の設置などを進めます。また周辺の温泉地などと組み合わせたPRを行い、本県の豊かな自然環境を活かしたアウトドアスポーツによる地域活性化を図ります。
オリンピックやパラリンピック、国民体育大会などで本県選手が活躍できるよう、競技団体などが実施する競技力向上対策事業に助成します。また40年に本県で開催される国民体育大会・全国障害者スポーツ大会で活躍が期待される世代の子どもたちを対象に、スポーツ教室などを実施します。
高速交通網の効果を最大限に活かすため、上信自動車道などの「7つの交通軸」の整備・強化を重点的に進めます。
3月26日に開通した国道122号館林明和バイパス
公共交通情報のオープンデータ化による路線バス乗り換え検索サービスの充実を図る他、東毛広域幹線道路へのバス高速輸送システムの導入可能性について検討します。
県庁財政課 電話027-226-2091 ファクス027-224-9123
※県予算については、県ホームページ「平成30年度当初予算の概要」からもご覧になれます