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館林市では、今年3月に「ハザードブック」を作成しました。冊子を市内全戸に配布した他、スマートフォンやタブレット端末でも見られるようホームページにデジタルブック形式で公開しています。これは、浸水想定区域の周知と、洪水時の避難行動に関する情報を分かりやすく伝え、住民の主体的な避難の促進と防災意識の向上をサポートするものです。
地域の危険な場所などの確認や、災害に備えるための学習に役立つさまざまな情報で構成されています。
市民からは「自宅付近の細かな情報まで見ることができて参考になった」「被害の可能性がある範囲が広く驚いた。避難について真剣に考えておかなければいけないと改めて感じた」などの感想が寄せられました。
市内11カ所の公民館などでハザードブックの見方、使い方について住民説明会を開催
自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などを表示した地図です。防災マップ、被害想定図などと呼ばれる場合もあります。
自治体ごとに作成していますので、詳しくは、お住まいの市町村にお問い合わせください。
要配慮者利用施設の防災対策に取り組む、障害者支援施設「誠光荘」(渋川市)の真下施設長に伺いました。
※要配慮者とは 高齢者、障害者、乳幼児などの、防災セ施策において特に配慮を要する人
真下宗司(ましも そうじ)さん
「当施設では現在20代から80代まで95人が生活をしていて、車いすやベッドに横になったまま移動したりする人がほとんどです。土砂災害に備えた避難計画を立て、避難訓練を毎年実施しています。
災害対策に力を入れていく大きなきっかけは、平成23年の東日本大震災において、被災した施設から利用者を受け入れるなどしたことでした。
訓練を通して分かったことは、職員だけでなく利用者の皆さんにも、いざというときに取るべき行動を体験してもらうことが、スムーズな避難につながるということです。
特に私たちのような施設では避難に時間がかかるため、防災気象情報を基に早めの避難をすることが大切です。タイミングを逃さず避難を開始できるよう心掛けています」
「また施設を運営する上で、地域とのつながりはとても大切です。職員が地域のお祭りに参加したり、地域の皆さんにも施設の行事に参加してもらったりしていて、普段から施設のことを気に掛けてもらえていると感じています。
以前、大雪の時に地域の人が施設に入る道路を除雪してくれました。そのおかげで、緊急車両が施設に入ってくることができ大変助かりました。これからも、こうしたつながりを大切にしていきたいです」
防災訓練で入所者を避難させる職員
パソコンやスマートフォンなどで確認できます
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