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特集「高齢者の交通安全 ~事故に遭わない、起こさない~」 1

更新日:2019年12月1日 印刷ページ表示

 交通死亡事故に占める高齢者の割合が、約半分を占めています。また高齢者の運転が起因となった交通事故の割合も増えています。事故の被害者にも加害者にもならないために、一度自分の行動を振り返ってみませんか。

寸劇で分かりやすく交通安全について学んでもらうの画像
寸劇で分かりやすく交通安全について学んでもらう

運転適性検査の画像
運転適性検査

セーフティー・サポートカーSの自動ブレーキを体験の画像
セーフティー・サポートカーSの自動ブレーキを体験

腹話術で交通安全を啓発の画像
腹話術で交通安全を啓発

高齢者の交通事故の現状

 交通事故死者数に占める65歳以上の人(高齢者)の割合が全国的に高くなっています。本県も同様の状況であり、今年の10月末現在の交通事故による死者数43人のうち、高齢者は22人と約半数を占めています。
 高齢者の死亡事故の発生状況は自動車の運転中が9人と最も多く、次いで歩行中が7人となっていて、特に交差点やその付近での発生が多くなっています。また歩行中の事故で死亡した高齢者のうち6人は夜間に事故に遭っており、反射材を着用していた人はいませんでした。

年間の年齢別死亡事故発生状況(元年10月末現在)の図画像

 高齢者が自動車事故の加害者となってしまう事例も多く発生しています。中でもアクセルとブレーキの踏み間違いやハンドル操作の誤りなどに起因するものが多く、その割合は64歳以下と比べ約2・5倍も高くなっています。
 このような背景から、運転に不安を感じた高齢者が事故を起こさないよう運転免許証を自主返納する事例が増えています。県内では昨年、過去最高となる6913人の高齢者が運転免許証を自主返納しました。

県内における運転免許証の自主返納件数の推移の図画像

事故を防ぐために

 県や県警察本部などは、高齢者の交通事故を防止するために交通安全教室を開催するなど、さまざまな啓発活動に力を入れています。
 歩行者には、信号機や横断歩道のある場所を横断することや、左右の安全確認の徹底、夕暮れから早朝には反射材や明るく目立つ服を着用することを呼び掛けています。
 運転者には技能に応じた運転を心掛けてもらえるよう、交通安全教室において運転適性検査を実施したり、自動ブレーキや、アクセルを踏み間違えた時に働く誤発進抑制装置を搭載した車(セーフティー・サポートカーS)に乗車できる体験会を開催したりしています。
 また運転免許証を自主返納した人への支援として、市町村や企業などでは、バスやタクシー乗車券の交付、割引サービスなどさまざまな取り組みを行っています。

 高齢者が交通事故に遭わない・起こさないために実践してほしいことや、県警察の取り組みなどを紹介します。

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