ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ぐんま広報 > 特集「おいしさ多彩!群馬の農畜産物~Gーアナライズ&PRチーム~」 1

本文

特集「おいしさ多彩!群馬の農畜産物~Gーアナライズ&PRチーム~」 1

更新日:2020年10月4日 印刷ページ表示

ロゴマーク「Gーアナライズ&PRチーム」の画像
​ロゴマーク「Gーアナライズ&PRチーム」

 群馬県は豊かな水や全国トップクラスの日照時間といった恵まれた自然環境、大消費地・東京まで100キロメートルの近さという立地条件にあります。
 このような強みを生かして本県では、標高10メートルの平野から1,400メートルの高冷地まで、季節に応じて、多種多彩な農畜産物が生産されています。生産量全国5位までの農畜産物は毎年20品目以上もあり、その多くは首都圏を中心に出荷されています。
こうした豊かな農畜産物の魅力・実力を掘り起こし、多くの人に知ってもらい、生産と消費の拡大を図るため、県では昨年12月に「Gーアナライズ&PRチーム」を結成しました。
 チームは「分析」「販売促進・PR」「生産振興」に分かれ、おいしさに加えて健康に関わる成分や鮮度との関係性などを分析したり、その結果を他の産地との違いや優位性としてPRに生かしたりします。また分析結果や消費者の反応を生産現場や技術指導に役立てる取り組みを進め、県産農畜産物の魅力をさらに高めていきます。

分析結果1の画像
分析結果1

分析結果2の画像
分析結果2

分析(アナライズ)

分析(アナライズ)の画像
分析(アナライズ)

県産農畜産物のおいしさ、健康に関する成分、鮮度との関係性を、他の生産地と比較し、科学的なデータとして明らかにしていきます。

ぐんまの豚肉を分析

ぐんまの豚肉を分析の画像
ぐんまの豚肉を分析

グラフの線の説明画像
グラフについて

「上品な甘みと香り」グラフ画像

上品な甘みと香り

 麦豚、米豚ともにオレイン酸を多く含むため、香りと甘みのバランスに富んでいてすっきりとした後味が特徴です。

「食べやすいソフトな食感」グラフ画像

食べやすいソフトな食感

 他県産黒豚や輸入豚と比べて群馬県産の豚肉は柔らかく食べやすいです。子どもからお年寄りまで好まれる柔らかさです。

「麦・米で育った豚は脂に甘みがあり、あっさり」グラフ画像

麦・米で育った豚は脂に甘みがあり、あっさり

 麦豚、米豚ともにさっぱりした、飽きのこないおいしさが特徴です。飼料の工夫が脂肪の質を良くすることが分かりました。

「ビタミンB1含有量ミリグラム/100グラム(可食部)」の画像
ビタミンB1含有量ミリグラム/100グラム(可食部)

豊富なビタミンB1で疲労回復

 豚肉は、ビタミンB1があらゆる食品の中で一番多く含まれています。ビタミンB1は、糖質を体内で燃やしエネルギーに変えるために不可欠な成分であるため、疲労回復に効果があるとされています。

コメントの画像
コメント

麦や米で育った豚は柔らかくて脂がさっぱりしているのね。
オレイン酸は食肉の甘みや香りにプラスに働くのよね。

分析道具を紹介

味覚センサー ~味覚を数値化~

味覚センサーの画像
味覚センサー

 人間の舌を模した構造のセンサーで、甘味や塩味など6種類の味の強さを数値化します。関東の公設試験研究機関では本県だけが有します。一つの測定あたり約30時間かかり、イチゴやトウモロコシの分析では約1カ月かかりました。また正確な分析をするために手早い作業を心掛けています。

 群馬産業技術センター
 副所長 木村紀久(きむら のりひさ)さん

レオメーター ~食感を測定~

レオメーターの画像
レオメーター

 農畜産物や食品の食感(歯ごたえ、口あたりなど)を測定し、数値化します。
 食感は、温度や加熱処理後の経過時間などの影響を受けやすいので、安定したデータが得られるように条件の管理を徹底し、測定しています。

 県農業技術センター
 主任研究員 大澤 実(おおさわ みのる)さん

次のページ 特集「おいしさ多菜!群馬の農畜産物~Gーアナライズ&PRチーム~」 2のページへ

「ぐんま広報」2年10月号もくじのページに戻る