本文
株式会社クレディセゾン
その他金融業
赤城自然園は群馬県渋川市に位置し、株式会社クレディセゾンが運営する自然保護施設です。
雑木林だった土地を約40年かけて再生し、植生を入れ替えながら生態系の維持を進めています。
当園では森の再生プロジェクトを通じて、二酸化炭素の固定量の向上と生物多様性の保全を目指すと同時に、体験型環境学習機会を提供するなど自然環境保全機能と、展示・観光施設としての機能の両立に注力しています。
赤城自然園は120ヘクタールの広さを誇り、約500種の四季折々の豊富な山野草が広がる森の中には、北関東に生息する1,800種を越える昆虫類や80種以上の鳥類植物や、昆虫のほとんどの種類を自然に近い形でご覧いただけます。
園では地元の植生と食草などの生物多様性に配慮した森づ くりを行っており、地下280メートルから汲み上げる地 下水を園内に配水して川や池を満たし、森全体を潤しています。また、土壌管理、日照管理、実生栽培、株分けなど、植物が育つ手助けを行い、群馬県指定の絶滅危惧種・準絶滅危惧種全553種のうち41種類の植物の保全、植栽を行っています。
赤城自然園は、1980年代に西武セゾングループの堤清二氏主導のもと、21世紀の課題「人間活動と自然の平和的共存」に挑戦し、自然の存在形態を発見、創出して広く市民活動の発展に寄与することを目的として開発されました。
株式会社クレディセゾンは、「次世代を担うこども達に豊かな自然を引き継ぐ」ため、社会貢献活動のひとつとして、2010年より運営を継承しております。
約40年かけて人工林を再生し、多様な植物が共存できる森を育てることで、生態系の回復に貢献してきました。
その結果コナラ林の照度や林床植物の生育状況・種数など、里山生態系の状態が良好に維持されていることが調査結果にも表れ、保全のための管理にとどまらず園内整備への注力が生物多様性の保全にも貢献しております。
また、森林セラピー基地として認定され、健康増進プログラムを提供することで人々が自然と触れ合いながら環境保全への意識を高める機会を創出することにも務めております。
赤城自然園は「豊かな森を、未来を、こどもたちへ。」を運営理念に掲げ、環境保全と生態系の維持に取組み、人と自然との共生の実現を目指しています。今後はさらに地域との連携を深め、多くの子どもたちが自然に触れて感性を育むことのできる機会を提供し、豊かでしあわせな社会の実現を目指します。
赤城自然園ホームページ<外部リンク>
Credit Saison Integrated Report 2024(統合レポート)<外部リンク>