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【ベストプラクティス】プラス株式会社 前橋工場

更新日:2025年7月25日 印刷ページ表示

企業・団体名

プラス株式会社 前橋工場

プラス株式会社ロゴ

業種

製造業(オフィス家具)

事業内容

 群馬県前橋市郊外、赤城山の南側に位置するプラス株式会社前橋工場は、森林、緑地、水辺に囲まれた 約46万平方メートルの自然豊かな環境の中にあるオフィス家具工場で、敷地内には、物流センター、オフィスや研修施設などを配した産業複合施設となっています。
 敷地内に58種類・3万本以上の植樹を実施し、「プラスランドの森」として豊かな自然へと育ててきました。また、敷地周辺には塀やフェンスを設けず周囲の自然環境と調和するよう配慮しながら約17.5ヘクタールの緑地を維持管理しています。
 こうした継続的な緑化活動は高く評価され、2007年には「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しています。

自然資本・生物多様性関連の取組

取組内容

 私たちは、生物多様性の豊かな地域環境を育み、その生態系ネットワークの要として機能する場づくりを行うために生物調査を実施し、動植物の生息状況を把握しました。
 これにより生態系の変化を継続的にモニタリングし、より良い環境保全活動へ繋げていきたいと考えて取り組んでいます。敷地内の湿地では、ビオトープの整備を推進し、生態系の健全な維持・発展を図ることで、さまざまな生物が共存できる環境の創出に努めています。

取組の背景・理由

 敷地内の川、草原、雑木林や丘陵地、止水域などがグラデーションのように繋がっている自然環境の連続性が、生物の生息環境を守り、地域全体の生態系に好影響をもたらすと考えました。また、持続可能な生態系の構築は、未来の世代に豊かな自然環境を残すためにも不可欠で、生物多様性の保全活動は、地域の生態系を支えると同時に、企業としての社会的責任を果たすものと捉え、自然環境を尊重し、より持続可能な未来を創造していきたいという思いから取り組んでおります。

ネイチャーポジティブ貢献へのポイント

  1. 地域生態系の要としての環境整備
     広い工場緑地の中ではノスリや他の猛禽類の痕跡を確認し、地域の生態系ネットワークの中核として、生物多様性の重要な拠点となっており、地域の自然環境の連続性を強化する役割を果たしていると考えます。
  2. 地域社会との連携による環境保全
    ​ 自治体や地域の皆さまと連携した敷地内に流れる一級河川(神沢川)の清掃活動の実施や緑地の維持管理により、地域の環境美化を図るとともに、コミュニティの環境意識の向上にも寄与しています。
  3. 生態系の保護と調査
    ​ 長期的な環境保護を目的として、工場緑地の生物調査を実施しています。現在多数の動植物を把握しており、その中には、絶滅危惧種も含まれます。これは、弊社敷地が、地域の生物多様性保全の拠点となっていることを示していると考えます。調査して確認できた生物種をもとに維持管理方法を検討しながら維持管理を行っています。その一環で、敷地内の湿地のビオトープ整備を行い、生物が生息しやすい環境づくりを進めております。
  4. 未来の世代にむけた環境教育と持続可能な社会の構築
    ​ 弊社の取り組みは、環境保全だけでなく、未来の世代への持続可能な社会を受け継ぐための貢献でもあります。環境教育の一環として、地域社会との連携を強化し、企業としての責任を果たしながら、人々が環境保護に関心を持ち、行動を起こすきっかけを作ることを目指します。

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