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群馬県のとある農業が盛んな地域
(男の子・女の子)おばあちゃん!遊びに来たよ。
(おばあちゃん)よく来たね。
(女の子)これは何の畑だろう?小さい森みたい!
(おばあちゃん)これはコンニャクイモの畑だよ。
(男の子)へぇー、知らなかった。
(おばあちゃん)群馬県ではコンニャクイモが日本一多く作られているけど、最近では、別の野菜も出荷量が日本一になっているよ。なんだか分かるかな?
(男の子)うーん…だるま?
(女の子)野菜だってば!だるまもたしかに日本一だけど!
(おばあちゃん)あっちを見てごらん。
(男の子・女の子)あ!あれは!
(おばあちゃん)そう!正解はほうれんそう!
※群馬県産ほうれんそう出荷量(令和3年4月~令和4年3月)
(おばあちゃん)このあたりは昔、水が少なかったけど、今は水が使えるようになったおかげで、たくさん作れるようになったんだよ。
(女の子)畑の横にあるものは水道かな?
(おばあちゃん)よく気づいたね。でも水道じゃないの。山のむこうから運んでいる農業用水が出てくる給水栓よ。
(男の子)そんなに遠くからー??
(女の子)水道じゃないんだ!
(おばあちゃん)昔は畑の水を確保するのが本当に大変で、車で運ぶ必要があったんだよ。
(?)困っている農家のために、国や県が調整池や水路、給水栓の工事を行ったんだよ。
(男の子)おじさんは誰!?
(土地改良区職員)調整池や水路を管理する『土地改良区』の職員です!
(男の子・女の子)土地改良区ってなんだろう??
(土地改良区職員)農家のために、農業用水の施設の操作や日常点検など、維持管理を行っている団体なんだ。
(おばあちゃん)水路や給水栓が整備されたおかげで、畑の作業がとても楽になって作物が育てやすくなったの。
(女の子)水を簡単に使えるようになって、おいしい野菜がいっぱい作れるようになったんだね!
(おばあちゃん)そのとおり!それから、コンニャクイモは一年に一度の収穫だけど、ほうれんそうは一年に何度も収穫できるから、農家の収入が安定するようになったんだ。
(土地改良区職員)土地改良区では、農協や農家などと一緒に、どんな新しい作物が良いか話し合ったり、栽培試験もしているんだよ。
(おばあちゃん)だからこのほかにも、なす、パプリカも作られるようになってきているよ。
(おばあちゃん)実際に水をあげてみよう。
(男の子)なんだか、おなかが減ってきた。
(おばあちゃん)「帰って、ご飯にしようか。
(女の子)やった!
(男の子)こんにゃくステーキ♪おでん♪
(女の子)ほうれんそうのおひたし♪醤油とんこつラーメンに乗せよ♪