本文
(女の子)
おじいちゃん、おばあちゃん、こんにちは!
(おじいちゃん・おばあちゃん)
こんにちは。
(おじいちゃん)
よく来たね。
いま、雄川堰の桜がきれいだから、見に行ってみるかい?
(女の子)
うん、行ってみたい!
(女の子)
うわぁ、とってもきれいね!
(女の子)
この流れているお水もきれいね。
(おじいちゃん)
これが雄川堰だよ。
(おじいちゃん)
雄川堰は、この辺に住む人が水を使えるように造った水路で、26キロメートルもあるんだ。
(女の子)
へぇ~、そうなんだ!
(女の子)
でも、そんなに長い水路を作って、何にお水を使ってるの?
(おばあちゃん)
田んぼでお米を作る農業用水や生活用水につかっているんだよ。
(女の子)
生活用水ってなに?
(おばあちゃん)
あっちの方を見てごらん、階段がいっぱいあるよね。
(おばあちゃん)
あれは、“洗い場”といって、この辺に住む人が農器具や野菜を洗ったりするんだよ。
(女の子)
へぇ~
(女の子)
貴重なお水ね。
(おじいちゃん)
そう、地域の財産なんじゃよ。
(女の子)
この水路は、古そうだけど、いつからあるの?
(おじいちゃん)
いつからかよくわからないけど、400年以上前って言われてるんだ。
この水路が400年も壊れずに残っているのには、秘密があるんだよ。