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第2次群馬県食育推進計画の最終評価について

更新日:2014年3月24日 印刷ページ表示

最終評価の目的と方法

 平成23年4月に総合的かつ計画的に食育を推進するために第2次群馬県食育推進計画「ぐんま食育こころプラン2011-2015」(以下「第2次計画」)を策定し、平成27年度を目途とした具体的な目標を提示し、県民への食育の普及に取り組んだ。(計画期間平成23年度から27年度)
 第2次計画の推進期間が平成27年度で終了したため、第2次計画の最終評価についての確認を行った。

評価の方法

 第2次計画策定時に設定された目標(58項目)について、設定時の値と最終年度の値を比較するとともに、分析上の課題や関連する調査・研究データの動向も踏まえ、目標に対する最終評価について確認した。
 「アウトプット評価」(27項目)は、平成27年度の実績値(平成28年3月末現在)と目標値を比較して、最終評価について確認した。
 「アウトカム評価」(31項目)は、策定時に設定された指標の値と最終年度の値を比較し、原則として有意差検定を実施し、その結果を「分析評価シート」として作成した。有意差検定は、健康日本21評価作業チーム(厚生労働省・国立保健医療科学院)が作成した評価シートに基づき行った。
 ただし、目標設定時のベースライン値がない場合は、中間評価時の値と比較した。

最終評価

  • A(達成):計画で定めた目標値に到達した。
  • B(順調に推移):目標値には達成しなかったが、順調に推移した。
  • C(変わらない):変化がなく、取組の強化の必要がある。
  • D(悪化した):悪化したため、取組の見直し、強化の必要がある。
  • E(評価困難):状況変化で事業の見直しを行った、又は廃止した。

最終評価結果

「アウトプット評価」(27項目)

 「A(達成)」が17項目(66.7%)で、目標値に達したものは6割を超えた。また、目標値には達しなかったが、目標設定時より実施回数等が増加した「B(順調に推移)」は4項目(14.8%)である。「A(達成)」及び「B(順調に推移)」を合わせると、約8割(81.5%)が計画に基づき、事業が実施されたと評価する。
 「C(変わらない)」及び「D(悪化した)」は該当がなく、「E(評価困難)」は5項目(18.5%)で、状況変化で事業の見直しを行ったり、廃止となったものである。

「アウトカム評価」(31項目)

 「C(変わらない)」が12項目(38.7%)で、約4割である。「A(達成)」が10項目(32.3%)、「B(順調に推移)」が7項目(22.6%)で、「A(達成)」及び「B(順調に推移)を合わせると54.9%である。「D(悪化した)」は1項目「毎日食事を摂る人のうち、主食・主菜・副菜のそろった朝食を毎日食べる割合」(3.2%)である。また、「E(評価困難)」は1項目(3.2%)で、事業廃止に伴い評価できなかったものである。

<表1>達成状況の評価

達成状況の評価一覧
評価 アウトプット アウトカム 総計
項目数 項目数 項目数
A(達成)
 計画で定めた目標値に到達した
18項目 66.7% 10項目 32.3% 28項目 48.3%
B(順調に推移)
 目標値には達成してなかったが、順調に推移した
4項目 14.8% 7項目 22.6% 11項目 19.0%
C(変わらない)
 変化がなく、取組の強化の必要がある
0 0.0% 12項目 38.7% 12項目 20.7%
D(悪化した)
 悪化したため、取組の見直し、強化の必要がある
0 0.0% 1項目 3.2% 1項目 1.7%
E(評価困難)
 状況変化で事業を見直し、又は廃止
5項目 18.5% 1項目 3.2% 6項目 10.3%
総計 27項目 100.0% 31項目 100.0% 58項目 100.0%

まとめ

 計画の施策展開のテーマごとの各基本施策を推進するための取組(アウトプット)は、各分野で順調に進捗し、約8割が目標を達成、又は順調に進捗した。しかし、その取組による成果(アウトカム)は、約4割の12項目(38.7%)が目標設定時と変わらない評価であり、「毎日食事を摂る人のうち、主食・主菜・副菜のそろった朝食を毎日食べる割合」は悪化した結果となった。
 第3次計画では、変わらない項目や、悪化した項目について、引き続き、目標指標とし、取組の見直しや、取組の強化を図る施策を展開する。また、達成又は、順調に推移した項目でも、さらなる推進を図る必要がある項目については、目標値を維持又は高く設定し、取組の強化を図ることとしている。
 第3次計画においても、引き続き、食育が総合行政的に推進されるよう各分野との連携体制の強化を図っていく。