本文へ
表示モードの切替
印刷

平成29年9月教育委員会会議定例会の会議録

1 期日

平成29年9月11日(月)

2 場所

県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

笠原寛教育長、天田清之助教育長職務代理者、小池啓一委員、藤原重紀委員、平田郁美委員

4 事務局出席者

北爪清教育次長、小笠原祐治教育次長(指導担当)、野村晃男総合教育センター所長、飯塚裕之総務課長、田谷昌也管理課長、津久井裕美福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、上原篤彦特別支援教育課長、船引忠雄生涯学習課長、古澤勝幸文化財保護課長、小林信二健康体育課長、阿部誠総務課次長、根岸政彦総務課行政係長、宇津木牧子総務課副主幹

5 開会

午前11時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
傍聴人は1名、取材者は2名であることを報告。

6 委員の欠席届について

笠原教育長が青木委員から欠席の届出があったことを報告。

7 会議録署名人の指名

笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に小池委員を指名。

8 議案審議の一部を非公開で行うことについて

議案審議に先立ち、笠原教育長から第29号議案・第30号議案は教育委員会表彰に関する案件であることから、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

9 教育委員会の行事日程

教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

10 教育長事務報告

(笠原教育長)
 まず、私が出席した行事について報告する。
 1点目は、『いじめ問題等対策委員会』についてである。いじめ防止対策推進法に基づき、いじめ防止等の対策を協議するとともに、県立学校においていじめによる重大事態等が発生した場合の事実関係の調査、分析等を行うために設置をされた第三者機関である『いじめ問題等対策委員会』を8月31日に開催した。今年度、第1回目の委員会の開催であったが、具体的ないじめの調査ではなく、情報を共有するための会議であった。本県のいじめの現状、また、いじめ問題への取り組み状況、現在、改定作業を進めている『群馬県いじめ防止基本方針』について事務局から説明し、委員から意見をいただいた。いじめの重大事態の認識がきちんとされていないと、全国で問題となっているように、いじめ問題への対応について批判を招くような事態を招きかねない。委員会では改めて、いじめの重大事態への認識を共有したところである。委員の皆様からは積極的な意見もいただいたので、しっかり事務局で整理し、今後の取り組みに生かしていきたいと考えている。
 次に、9月1日に、県議会の文教警察常任委員会の県内調査があり、藤岡特別支援学校の視察に参加してきた。藤岡特別支援学校では、現在、来年4月の高等部生徒の受け入れに備え準備を進めている。仮校舎や、今後、建設する予定の新校舎の予定地なども視察し、今後の整備計画や、体育館など、今後の環境整備について意見を交わしてきた。県議会議員からも、なるべく早く整備を進めるよう要望を受けたところである。
 同日の午後には『地区別教育行政懇談会』を開催し、教育委員にも出席いただいた。今回は、西部教育事務所管内の市町村教育委員会から、学力向上を担当する指導主事または事務局職員と、学力向上の取組に係る県と市町村の連携について意見交換を行った。これについては、この後、委員の皆様から感想をいただきたい。
 次に、9月8日には『第2回産業教育審議会』が勢多農林高校で開催された。私が出席し、生徒の授業の様子などを視察した。産業教育審議会には、今後の産業教育の在り方について教育委員会として諮問することとしているが、審議会では少し時間をかけて議論してもらいたいと考えている。その後、答申を受けて、教育振興基本計画あるいは産業教育の方向性について定めていきたい。
 それでは、教育委員から出席行事について報告をお願いしたい。

(天田委員)
 地区別教育行政懇談会について報告したい。懇談会は2つの班に分かれて検討を行ったが、私が参加した2班では、藤岡市は冊子を作るなど独自にいろいろな取り組みをしていたが、それと町村を比較するとかなりの落差があった。高崎市は同じ班ではなかったが、おそらくもっと様々な案を実行していることと思う。教育事務所として、どのように横展開するかが課題であると感じた。
 1都9県教育委員会教育委員協議会では、「自分の生き方を考える教育の充実」をテーマに、各県の取組を報告した。特に議長県である栃木県からは、小学校から高校までを通して自分の未来を考える取組を行っていたことが印象的だった。
 また、文部科学省の行政説明の中で、キャリア教育について、幼稚園から高校までの自分の学びを振り返ることができるポートフォリオ的な冊子『キャリアパスポート』の作成について説明があった。個人情報保護の問題や教員の多忙化につながるといった課題があり、現在は一部地域で試験運用中であるとのことであったが、本県でも将来的に取り組んでいけると良いと思う。

(笠原教育長)
 小学校から体験をノートにまとめていくということか。

(天田委員)
 幼稚園から記録を始め、高校まで持って行く。自分が過去に受けたキャリア教育を振り返ることで、自分がどういう考え方をもって育ってきたか考えることができる。
 しかし、導入にはパスポートに記載される個人情報の取扱いや、パスポートを活用した教員の指導方法など課題がある。文部科学省では、平成30年度も引き続き予算をとって研究を進めるとのことであった。

(小池委員)
 地区別教育行政懇談会に出席し、班は天田委員とは別の1班であった。こちらの班には、中核市である高崎市と、全国でも高齢化率上位の南牧村の両方が入っていたが、違いは歴然であった。高崎市が中核市として義務教育段階における独自の施策に取り組む一方で、南牧村では小学校と中学校を一つにする話が出る厳しい状況にある。また、1班の町村で指導主事が一人でもいるところは甘楽町だけであった。この実質的な格差、状況の違いは想像を絶するものがある。その中で、県教育委員会として義務教育にどのように関わっていくべきか考える必要がある。従来はそれぞれの教育事務所を介してきたが、人口減少のスピードの方が早く、とても事務所の指導主事だけでは対応しきれないのではないか。
 教育委員で6月に秋田県に視察に行ったが、秋田県では個々の先生を対象にした教育システムがかなり発達していた。県全体の教育の質の向上という意味では、従来からやっている教育事務所を介した指導だけでなく、県教育委員会が県内の全ての小中学校の先生に直接コンタクトできるようなシステムの開発を大至急進めていかなければならないと痛切に感じた。これは教育事務所がサボっているという話ではない。社会の構造自体が想像以上に早く変化しており、これまでの県立学校は県が管理し、市町村立学校は市町村が管理するという発想では行き届かないところがでてきている。学力向上は県単位で図るべきものである。その中でもやり方を考えていきたい。懇談会はよい機会となったと思う。

(藤原委員)
 私は天田委員と同じ2班に参加した。今回は、学力向上に対して西部教育事務所あるいは市町村教育委員会からどのような指導が行われ、学校側がどのよう受け止めているのか聞きたいと考えていた。特に藤岡市の話が印象に残ったのでお伝えしたい。
 藤岡市では、西部教育事務所の指導の他に独自の教育計画を立てて実践しており、小中一貫教育にも取り組んでいる。はじめたきっかけは上野村が小中一貫教育に取り組み成果を上げたことで、藤岡市の他地区にも広げようと取り入れたとのことである。
 しかし、一校区に小学校と中学校が一つずつしかない上野村と違い、藤岡市内では一校区に小中が一校ずつでないため上手く進まなかったそうである。一つのところで施策が上手く成功したからといって、それをすぐ他地区に持っていっても同じようにはいかない。成功したところの課題や問題点、メリット・デメリットをよく検証する必要があると感じた。
 また、各行政事務所から、市町村教育委員会や学校に対して、学力向上の指導の方法として「めあて」と「まとめ」を徹底するように指導していると話があった。これについて、市町村教育委員会側は真摯に受け止めて積極的に取り組んでいるという印象があった。問題はそれを実践する学校や先生方に、どこまで徹底されているかというところだと思う。それぞれの教育委員会で不十分なところを確認し、問題点を掴んでいることと思うが、徹底するには県と市町村との連携も必要だと思う。
 また、一部の教育委員会、例えば指導主事が足りていない上野村などでは、教育事務所の指導を期待する傾向が強いと思う。西部教育事務所では、町村の学校を支援する学力向上パワーアップ支援を実施しているということだが、更なる指導を期待したい。

(平田委員)
 私は教育長、小池委員と同じ1班であった。どちらのグループもそうであったと思うが、地域によって差があるという実感があった。特に小さい村での少子化の進行というのが、自分が思うよりも更に進んでいた。小学校だけでは維持ができなくて、中学校と一緒にやらなければならない。それも1クラス、あるいは複式学級というように、子どもが減っている状況の厳しさを実感した。
 小さい村ではそうした中でも少人数であることを生かし、一人一人の個に合わせた、子どもたちに目が行き届く豊かな教育が行われていた。それは小さい村ならではの良いところであると感じた。
 しかし一方で、大きなところならできる教育ができないところもある。規模の大きい高崎市では、全国学力テストの算数、数学、国語で全国平均よりも高い点数を上げている。それに至る取り組みについても聞くことができた。高崎市の中でも学力の高い層と低い層があり、その格差をどうするか問題意識を持って取り組んでいた。中でも、地域の公民館を活用して、子どもたちを学ばせる取り組みは良いと思った。
 県として、市町村の大小にかかわらず、コアとなる教育は保証していくシステムを作っていかないとならない。
 今回の懇談会では実りのある情報交換ができたと感じているが、時間が短く、打ち解けてきたところで終わってしまった。皆さんお忙しい中と思うが、もう少し時間がとれるとよいと思う。

(笠原教育長)
 地区別教育行政懇談会を中心に報告いただいた。私も出席し、他の委員の皆さんと同じように危機感の高まりを感じた。市町村によってプラスアルファの部分の取組が全然違う。高崎市のALT全校配置の話を聞くと、小学校の英語の取り組み方が変わっていく中で、育った地域によって学習環境に差が出てしまう。高崎市がしっかり取り組むことは良いと思う。県としてそれができない市町村をどう支援していくかが課題である。英語に関してはEAT(英語教育アドバイザー教員)の取り組みでは配置校を中心に活動してもらうが、県教委として、町村単独では取組が難しいところに力をいれて対応していく必要があるのではないか。またそのことが、ある意味では全県で取り組むことの先駆けとなるのではないか。秋田では教育専門監が各市町村の学校を回り、教員の指導力を高める取り組みを行っているという話を聞いたが、そうした取組を群馬県でも考えていかないとならないのではないか。学校の規模等によって子どもたちの教育環境に大きな差がついてしまうことに、大きな問題意識を持って対応しないといけない。西部教育事務所管内だけを見ても強く感じたが、全県が集まれば更に顕著な課題になるだろう。
 それでは、次に各所属長から報告をお願いする。

(高校教育課長)

(1)桐生高校・桐生女子高校の統合による新高校の概要

桐生高校・桐生女子高校の統合による新高校の概要について、資料1により報告。

(高校教育課長)

(2)桐生南高校・桐生西高校の統合による新高校の概要

桐生南高校・桐生西高校の統合による新高校の概要について、資料2により報告。

(笠原教育長)
 意見交換には私も出席したが、桐生地域の高校が4校から2校になるということで、地域の方々の関心も高く、活発な議論をいただいたところである。子どもたちが学びたくなるような、魅力ある高校として開校できるよう、準備を進めていかなければならないと改めて感じている。
 それでは、教育長事務報告は以上とする。

11 議案審議

第27号議案 群馬県立学校の課程、学科、生徒定員等に関する規則の一部を改正する規則についてを附議

特別支援教育課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

第28号議案 平成30年度群馬県立特別支援学校高等部生徒募集定員についてを附議

特別支援教育課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

12 議案審議(非公開)

ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第29号議案 平成29年度優良公民館群馬県教育委員会表彰についてを附議

生涯学習課長、原案について説明

異義なく原案のとおり決定

第30号議案 平成29年度社会教育功労者群馬県教育委員会表彰についてを附議

生涯学習課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

13 教育委員会記者会見資料について

教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

14 閉会の宣言

午前11時43分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

教育委員会会議の概要に戻る

このページについてのお問い合わせ

教育委員会事務局総務課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-4526
FAX 027-243-7786
E-mail kisoumuka@pref.gunma.lg.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの一部(@pref.gunma.lg.jp)を画像化しております。