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平成29年10月教育委員会会議定例会の会議録

1 期日

平成29年10月23日(月)

2 場所

県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

笠原寛教育長、小池啓一教育長職務代理者、藤原重紀委員、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員

4 事務局出席者

北爪清教育次長、小笠原祐治教育次長(指導担当)、野村晃男総合教育センター所長、飯塚裕之総務課長、田谷昌也管理課長、津久井裕美福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、阿部秀明特別支援教育課企画主監、船引忠雄生涯学習課長、古澤勝幸文化財保護課長、小林信二健康体育課長、阿部誠総務課次長、根岸政彦総務課行政係長、宇津木牧子総務課副主幹

5 開会

午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

傍聴人は2名、取材者は1名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に藤原委員を指名。

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

議案審議に先立ち、笠原教育長から第32号議案・第33号議案・第35号議案は教育委員会表彰に関する案件、第34号議案は附属機関の委員の任命に関する案件、第36号議案は教職員の人事に関する案件であることから審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(笠原教育長)
 まず、私が出席した行事について報告する。
 一つは議会の関係である。平成29年第3回前期定例県議会が9月20日に開会し、一般質問として学校図書館の現状、利根沼田地区の高校再編、教員の長時間労働の解消に向けた取組、高等学校における通級指導についてなどがあった。
 文教警察常任委員会では、藤岡特別支援学校の高等部整備、教員の多忙化解消、部活動の休養日等について質疑が行われたところである。
 今年度から設置されている特別委員会では、ぐんまの暮らしづくりに関する特別委員で、スクールソーシャルワーカーの活用について、労働力確保に関する特別委員会では、労働政策課で策定している「これから社会で知っておくべき七つのルール」の現場での活用方法等について質疑が行われた。
 10月16日に行われた決算特別委員会では、地公臨の任用状況、特別支援学級における支援の状況、平成28年度まで群馬テレビで放送していた「みんなの時間」の実績等に関する質疑が行われたところである。
 なお、この後の後期県議会では、文化財の古墳総合調査の報告書の増刷等に係る補正予算の審議が行われる予定である。
 次に行事関係について報告する。教育委員の調査研究の一環として、個別の学校訪問を行い、9月13日に平田委員が県立中央中等教育学校、9月15日に藤原委員と青木委員が館林特別支援学校並びに館林高等特別支援学校を視察した。また、9月14日から18日までの間に4つの地域でいじめ防止フォーラムが開催され、多野・藤岡地区に藤原委員、邑楽・館林地区に青木委員、安中地区に平田委員、甘楽・富岡地区に小池委員にそれぞれ出席いただいた。
 10月20日には、英語教育強化地域拠点事業の公開授業が行われ、平田委員と武居委員に出席いただいた。
 各委員から出席した行事等について報告をお願いする。

(小池委員)
 今年度の最後のフォーラムになる甘楽・富岡地区のいじめ防止フォーラムに参加した。議論は、この地区にある4つの高校、小中学校から児童生徒が集まり、4つのグループで行われた。また、それとは別のグループでは、先生と保護者、地域の方も入った話合いが行われた。人数的に子どもたちより大人の方が多かったこともあり、大人のグループの議論は活発であったが、小中高の子どもたちにとっては、周りが大人だらけの中、なかなか本領が発揮できていない印象であった。しかし、最後には何とかまとめてくれた。
 気になった点だが、前回、天田委員から発言があったように、年数が経ちマンネリ化している印象がやはりあった。また、子どもたちがここでの取組を学校に持ち帰った後、どのような形で生かされているのか見えなかった。フォーラムの後の取組がどうなっているのかを知りたいと感じた。一生懸命取り組んでいることはわかったので、学校や家庭、地域でどのような取組がなされているのかも知りたいところである。
 もう一つ気になった点がある。先日、福井でいじめ問題から中学生が自殺する事件があった。いじめは子ども同士で起こるものばかりではない。特に学校ではいじめに限らず情報が外に出ない。そういう傾向が非常に強い。これから先、学校が正しい情報を外に発信していけるようになるにはどうするべきか、もっと議論していかなければならないと思った。

(藤原委員)
 いじめ防止フォーラムについて報告する。私が参加した多野・藤岡地区では、協議事項がその日に決められていた。各学校から生徒会長やそれに準ずる生徒が参加し、熱心に議論する姿を見せていただいたが、当日に協議事項が決まることについて、事前に学校で話合いが行われているのか、参加している児童生徒は学校の代表として意見することができるのか疑問に感じた。保護者の方についても、国の「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」が当日配られて議論していた。保護者の方の多くはPTA関係者であると思うが、フォーラムに参加するために、事前にどのような議論がPTAでなされたのか、また、フォーラムの結果をどのように活用しているのかが気になった。義務教育課の担当からは、それぞれの学校で話合いを行ってから参加していると説明を受けたが、学校によって違いもあるようである。実のある話合いとなるようにしていただきたい。
 次に館林特別支援学校の視察について報告したい。館林は地勢的に水の被害を受けやすい場所である。このため、館林特別支援学校の新校舎の防災計画について、避難ルートや、障害のある児童生徒への対応について質問した。やはり水害を想定した防災計画を立てており、避難場所は屋上としているとのことであった。屋上も視察させていただいたが、多くがそうであるように避難場所としては整備されていなかった。高い柵もなく、児童生徒が屋上に入ることは大変危険ということで、避難訓練も実施できない状況であった。これから新しい校舎を造るときは、防災計画や利用者が健常者ではないことを踏まえた整備が必要ではないか。また、そのための予算は確保することが必要であると思う。

(青木委員)
 私も館林特別支援学校の視察で屋上を見た。避難場所である屋上に行くには必ず階段を上らないといけないが、その階段の手すりは丸裸の鉄製で、真夏には熱くなって触れないだろうと思った。児童生徒のほとんどが手すりを握らないと階段を上れない状況で、その配慮が無いことを残念に感じた。また、屋上にも設備の一部と思うが、あちこちに突起物が出ていて、あれでは集まろうと思っても集まれない。避難場所が危ない屋上というのは残念である。しかし、新しい校舎自体は大変すばらしく、児童生徒への配慮が十分になされていたことに感心した。
 館林高等特別支援学校では、就業訓練の様子を見学した。卒業してからも2年間、先生が指導を継続するという話を聞き、就業支援の大変さを改めて感じたところである。
 次に邑楽・館林地区のいじめ防止フォーラムについて報告する。邑楽・館林地区では、議論の方向性などは先生が考えているとのことで、最初から最後まで上手くまとまっていた。
 先に見学した桐生・みどり地区のフォーラムと併せて見てみると、開始から5年が経ち関心が薄れてきている印象を受けることが気になった。関心を持ち続けてもらうことが大切だと思う。
 また、このフォーラムにはせっかく児童生徒と教師、保護者が参加しているのだから、連携という意味から、もう少し違うやり方もできるのではないか。邑楽・館林では生徒と保護者から発表があったが、先生の発表がなかった。先生がどう考えているのかという発表があってもよかった。

(平田委員)
 個別の学校訪問で、県立中央中等教育学校を初めて訪問させていただいた。国からスーパーグローバルハイスクールの指定を受けており、当日はその成果発表が行われていた。その一つとして、4年生(高校1年生)が自らテーマを決めた課題について発表を行い、それを3年生(中学3年生)と5年生(高校2年生)が聞いて、質問するという取組があった。3年生は発表する先輩の姿を見て来年、自分が発表することをイメージし、5年生は後輩の発表を見て去年の自分の体験を元に質問をする。とても素晴らしい取り組みであると感じた。
 校長先生に話を聞いたところ、6年の間に生徒が勉強を嫌いになるなど色々と問題が起こることはもちろんある。しかし、6年間あることで、先生は子どもが今後どのように成長していくのか実感をもって知っているので焦らずに指導することができ、また、子どもたちは高校生を身近な先輩として見て育つことで将来の自分をイメージすることができているとのことだった。英語と数学の授業を視察させていただいたが、子どもたちの勉強が好きという気持ちを引き出すようにじっくりと授業を進めており、子どもたちからも勉強が本当に好きだということが伝わってきた。中高一貫教育にすることで、ゆっくり、じっくりとした教育が可能になっていると感じた。
 私立学校でも中高一貫教育は行っているが、生徒の人数を中学より高校で増やさないといけない事情があり、純粋な中高一貫とはなっていない。公立だからこそできる素晴らしい教育が行われていた。
次に、安中地区のいじめ防止フォーラムについて報告する。安中地区には3校の高校があり、運営は安中総合と松井田高校が1年ごとに担当していた。小さな地区であり、隔年ごとの担当は大変であると思うが、慣れていることもありスムーズな進行であった。地区の小学校と中学校の児童生徒も入れて、1グループ6名が3グループに分かれて、高校生のリードで話合いが行われた。話合いの前に各校の取組について発表があり、小学校ではポスターを自作してきた学校もあった。自らの取組に自信を持っている様子も見られた。ただ、話合いが活発に行われたかという点については、司会や補助する高校生のリードが上手く、活発に議論が行われたグループもあれば、そうでないグループもあった。その中で先生方の対応でとても良いと感じたことがある。先生方は、準備段階ではきちんと指導し手を掛けていたが、当日の進行には口を出さなかった。話合いが上手くいっていなくても、先生がそこをじっと待ってあげることで、児童生徒から意見がポツポツと出てきて話合いが進み、最終的に自分たちの力できちんとスローガンを仕上げていた。先生の待つ姿勢の大切さを感じたフォーラムでもあった。

(武居委員)
 平田委員と共に、前橋市立第一中学校で開催された英語教育強化地域拠点事業の公開授業を視察してきた。前橋市の教科別研究会の拠点校としての発表も兼ねていたためか、126名という多くの教員が参加していた。学年順に授業を見学したが、どの学年も教師の指示や発言は全て英語で行われており、生徒の反応も英語で、ややオーバーリアクションなところもあったが自然にできていた。特に1年生がよく反応していた。
 また、1年生はティームティーチングにより2人の先生が授業を行っており、会話モデルをみせたり、細やかな個別指導を行うなどしていた。このやり方は小学校における外国語活動との接続を非常に感じさせるものであった。2年生になると、自分の考えを友達の助言も入れながら分かりやすく話す活動をしていた。3年生になると英語で聞き取った情報を基に、自分の考えを英語で述べ合うコミュニケーション活動をしていた。学年が上がるにしたがって、高度な内容になっていくのを感じた。中学校の目標である高度化に向けた取組がまさに行われていた。
 他にも、生徒がタブレットを使った活動をしており、その内容をスクリーンやテレビに即座に映し出して全体で情報を共有するなど、教育機器が効果的に活用されていた。研究会の中では、課題として英語で会話して考えたくなるような必然性のある授業づくりが必要であるだろうといった、大切なところに視点をあてた課題が挙げられていた。熱心に話し合っている様子をみて、先駆的な取組の中で、中学校における英語教育が小学校の教科化をしっかりと踏まえて高度化が図られていることをしみじみと感じた。
 今後、どの学校でも小中高の連続性の中で英語教育を変えて行かなければならないと思う。このような研究会に小学校、中学校できれば高等学校の教員が一緒に参加できる機会があれば、また一歩変わっていくきっかけになると思う。

(笠原教育長)
 いくつか指摘があったが、いじめ防止フォーラムは今年で5年目を迎えた。全国でもいじめ防止サミットという形でやっている。群馬県では子どもたちが自ら考えるという点では、積極的に取り組んでいると思う。マンネリ化という話があったが、今後どうあるべきか各課でもしっかり検討し、更に発展させる形で来年以降も取り組んでほしい。子どもたちには、いじめは許さないという気持ちをより強く認識してほしいと考えている。そのためのフォーラムであることを踏まえて見直していきたい。
 また、特別支援学校の子どもたちの安全確保の問題だが、私も館林特別支援学校の視察に行ったが、ここまでは気づかなかった。建築の専門家の意見も入れながら、子どもたちの安全がしっかりと守ることができるよう、検討していきたい。
 その他の意見も踏まえて、各課長から何か意見があるか。

(義務教育課長)
 いじめ防止フォーラムについては、前回、天田委員から指摘を受けたこともあり、振り返りの機会を持ち、来年度からの在り方について検討することを高校教育課と考えている。引き続きいろいろな視点から御意見をいただきたい。
 また、英語の公開授業についても、意見を踏まえて、小中高と一体となった授業の連携等について検討していきたい。

(笠原教育長)
 それでは次に、各所属長からの報告をお願いする。

(総務課長)

(1)県出資法人の経営状況等の議会報告

県出資法人の経営状況等の議会報告について、資料1により報告。

(管理課長)
資料1のうち、(公財)群馬県育英会について報告

(生涯学習課長)
資料1のうち、(公財)群馬県青少年育成事業団について報告

(学校人事課長)

(2)平成30年度採用群馬県公立学校教員選考試験合格者状況

平成30年度採用群馬県公立学校教員選考試験合格者状況について、資料2により報告。

(高校教育課長)

(3)平成29年度第1回中学校等卒業見込者進路希望調査結果

平成29年度第1回中学校等卒業見込者進路希望調査結果について、資料3により報告。

(高校教育課長)

(4)第23回群馬県高等学校総合文化祭・第24回群馬県産業教育フェア

第23回群馬県高等学校総合文化祭・第24回群馬県産業教育フェアについて、資料4により報告。

(生涯学習課長)

(5)平成29年度群馬県読み聞かせボランティア顕彰

平成29年度群馬県読み聞かせボランティア顕彰について、資料5により報告。

(生涯学習課長)

(6)指定管理者による公の施設(群馬県青少年会館)の管理運営状況(平成28年度分)

指定管理者による公の施設(群馬県青少年会館)の管理運営状況(平成28年度分)について、資料6により報告。

(総務課長)

(7)台風21号による被害状況(教育委員会関係)

台風21号による被害状況(教育委員会関係)について、資料7により報告。

(笠原教育長)
それでは、教育長事務報告は以上とする。

10 議案審議

第31号議案 群馬県立高等学校管理に関する規則の一部を改正する規則についてを附議

高校教育課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

11 議案審議(非公開)

ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第32号議案 平成29年度市町村教育行政功労者表彰についてを附議

総務課長、原案について説明

異義なく原案のとおり決定

第33号議案 平成29年度優良図書館群馬県教育委員会表彰についてを附議

生涯学習課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

第34号議案 群馬県文化財保護審議会専門委員の任命についてを附議

文化財保護課長、原案について説明

異義なく原案のとおり決定

第35号議案 平成29年度群馬県教育委員会学校保健・学校安全及び学校給食優良学校並びに功労者(団体)表彰についてを附議

健康体育課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

12 議案審議(非公開)

ここで、笠原教育長から、これからの審議は教職員の人事に関わる案件である旨の発言があり、関係者以外は退室した。

第36号議案 教職員の人事についてを附議

学校人事課長、原案について説明

異議なく原案のとおり決定

13 教育委員会記者会見資料について

教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

14 閉会の宣言

午後2時26分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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