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平成30年度12月教育委員会会議の会議録

1 期日

 平成30年12月25日(火)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、藤原重紀教育長職務代理者、平田郁美委員、武居朋子委員、益田裕充委員

4 事務局出席者

 北爪清教育次長、山口政夫教育次長(指導担当)、野村晃男総合教育センター所長、飯塚裕之総務課長、岩瀬春男管理課長、津久井裕美福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、上原篤彦特別支援教育課長、船引忠雄生涯学習課長、古澤勝幸文化財保護課長、小林信二健康体育課長、阿部誠総務課次長、根岸政彦総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課副主幹

5 委員の欠席届について

 笠原教育長が青木章子委員から欠席の届出があったことを報告。

6 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は2名、取材者は1名であることを報告。

7 会議録署名人

 笠原教育長が今回の会議録署名人に益田委員を指名。

8 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第35号議案は訴訟に関する案件であるため、第36号議案は附属機関への諮問内容を決定する案件であるため、第37号議案は表彰に関する案件であるため、第38号議案は人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

9 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会会議の日程について、総務課長が説明。

10 教育長事務報告

 最初に私から話をしたい。
 まず、1点目は、昨年12月に県立藤岡中央高校において発生したハンマー投げ事故から1年が経過したことについて報告する。昨年の12月20日に、高校のグラウンドにおいて、陸上部の生徒が投げたハンマーが、部活動中のサッカー部の生徒に当たり、生徒が亡くなるという痛ましい事故が発生した。改めて亡くなられた生徒の御冥福をお祈りするとともに、御家族に心よりお悔やみを申し上げる。先日、亡くなられた生徒の一周忌の法要があった。学校関係者と一緒に私も出席した。この1年、事故の原因究明と再発防止に向けた検証委員会を設置し、専門家による検証を行った。結果を報告書にまとめ、教育委員会に提出いただいた。今後は事故の再発防止に向け、この報告書の提言を踏まえて、陸上部に留まらず、競技別にガイドラインを策定する取組を進めている。中学校や高校の部活動、体育の教育活動にも通じるしっかりとした安全管理体制を構築し、二度とこのような痛ましい事故が起きないよう、再発防止に取り組むことが必要不可欠であると考えている。現在、競技団体の協力をいただきながら作業を進めているところである。当初、年内の策定を目指していたが遅れている。年度内には完成させたいと考えている。
 次に、平成30年第3回後期定例県議会について報告する。一般質問では、「中学校における部活動の負担軽減について」「外国人児童生徒に対する教育について」「教育と福祉の連携による子どもの居場所づくり」「高校生への給付型奨学金」「小・中学生への拉致問題に関する教育」などについて質問があった。また、7日に開催された文教警察常任委員会においては、予算議案が付託されていたが、所管事項の質疑の中で「教職員の長時間労働の改善について」、さらには中高生の部活動に関連し、「大会等における審判員の確保の問題等について」の質疑がなされた。16日の特別委員会では、群馬の雇用戦略に関する特別委員会において、「専門高校における就職指導並びに就職の在り方について」の質疑がなされた。
 次に、前回の教育委員会会議以降、教育委員に出席いただいた主な行事について報告する。
 県立高等学校の記念式典の関係では、11月22日の高崎北高等学校創立40周年記念式典に益田委員が、11月28日の渡良瀬特別支援学校創立40周年記念式典に青木委員がそれぞれ出席した。
 12月15日には群馬県子ども朗読大会が生涯学習センターで開催され、藤原委員と私が出席したところである。
 それでは、委員から出席いただいた行事について感想等をいただきたい。

(藤原委員)

 群馬県子ども朗読大会について報告する。今年で14回目の開催になる。県内の37校から145人の応募があったと聞いている。第1部は朗読の発表で、総勢24人、小学校の低学年8人、高学年8人、中学生8人から発表があった。第2部にはビブリオバトルが開催された。各部門から優秀賞2名、最優秀賞1名が選ばれ、教育長から表彰状が授与された。それぞれの感情のこもった発表には聞き入るものがあり、読書に対する思いがより深まったと感じた。
 先ほど応募が県内37校と報告したが、出場校が特定の学校に偏っているのではないか。教育委員になった初年度に同じ大会を見たが、参加校にあまり変化がなく、表彰された学校も同じ学校だったと思う。読書活動を広げる良い機会なので、もう少し広まるとよいと思った。そのための努力をしていただきたい。また、ビブリオバトルでは、前橋南高校、前橋女子高校、前橋商業高校の女子生徒がそれぞれ3分間の発表を行った。『トムソーヤの冒険』などの書籍が紹介されたが、会場からチャンプ本に選ばれたのは『文房具の解剖図鑑』という本であった。一般的な書籍ではなく、解説書に支持が集まったという点に読書の考え方が変わってきた現代の世相を反映していると感じた。

(益田委員)

 11月20日に開催された高崎北高等学校創立40周年式典及び記念講演会に出席してきた。同校は昭和54年4月に第1期生の入学式を挙行した。創立から40周年を迎えた今回の記念式典では、生徒の態度も素晴らしく、厳粛な雰囲気の中で式が執り行われたことを報告する。

(笠原教育長)

 他の委員から何か報告があるか。

(武居委員)

 藤原委員から報告のあった子どもの朗読大会について発言したい。今年は残念ながら出席できなかったが、昨年出席した時に藤原委員と同じような感想を持った。本の内容が良く伝わってくる非常に良い朗読であったので、この発表をもっと多くの子どもたちに聞かせたい。そうすれば読書好きな子どもがもっと増えるだろうと思った。参加できる子どもを増やせないだろうか。

(笠原教育長)

 読書をどう広げていけるかという問題については、現在、県議会議員にも図書活動を広げるための条例を検討いただいている。その中に児童生徒の読書活動についても盛り込んでいきたい。条例は全ての世代に向けたものだが、その中でも教育分野での読書離れ、読解力の低下などが指摘されているところである。まずはもっと本に親しんでもらうところから始めないといけないと考えている。

(武居委員)

 まずはこの大会の会場にもっと子どもが集まってほしい。発表者だけでなく、応募した子どもたちを招待するといったことからでも始めてみてはどうか。

(笠原教育長)

 今後、検討を進めてみたい。
 それでは引き続き、各所属長から報告をお願いする。

(1)公立幼稚園の廃止について(千代田町)(PDF:16KB)

 義務教育課長、千代田町の公立幼稚園の廃止について、資料1により報告

(2)平成30年度第2回中学校等卒業見込者進路希望調査結果(PDF:222KB)

 高校教育課長、平成31年3月に県内の国・公・私立中学校及び特別支援学校中学部を卒業する見込み者の進路希望調査結果(平成30年12月3日現在)について、資料2により報告。

(3)平成31年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成30年10月末現在)に関する調査について(PDF:23KB)

 高校教育課長、文部科学省が行った平成31年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況に関する調査のうち、本県の結果について、資料3により報告。

(4)平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について(PDF:866KB)

 健康体育課長、文部科学省が行った平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果のうち、本県の結果について、資料4により報告。

(笠原教育長)

 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について、これまで男女ともに小学校では全国平均よりやや低く、中学校に入ると逆転する傾向が見られた。今回の結果を男女別にみると、女子は小学校・中学校とも年々改善に向かう一貫した傾向が見られる。全国平均と並んできており、これまでの課題が改善されてきていることが読み取れる。一方で男子の方は平均を下回った状態のまま良くなったり悪くなったりを繰り返している。この男女の結果の違いについて、健康体育課で何か分析しているか。

(健康体育課長)

 運動やスポーツに対する二極化が叫ばれてきている。これまで性別に関わらず運動やスポーツを苦手とする児童への個別の指導に取り組んで来た。その結果が女子には成果として現れている。男子については運動が苦手な子への指導と併せて、スポーツが得意な子の能力をもっと伸ばす取組も必要と考えている。

(笠原教育長)

 目標設定は全国平均より高い状況にある。男女を通じた目標設定はしっかり考えてもらっていることと思う。男子の目標設定をもう少し細やかに考える必要があるのではないか。

(健康体育課長)

 実際の指導では、男女ではなく運動が苦手な子の対応について考えてきた。結果として女子にはある程度の成果が出たが、男子は芳しくない。学校が提出する体力向上プラン等を分析し、それぞれの細かい対応について考える必要がある。

(藤原委員)

 資料の4ページに「体育、保健体育の授業が楽しいと感じている児童生徒について」の表がある。中学2年生は小学5年生と比べると楽しいと感じる割合が減っている。ただ目標に向かって身体を鍛えるだけでなく、運動することが楽しくなければ体力も技術も伸びないのではないか。

(健康体育課長)

 体力の向上を直接的に狙うのではなく、子どもたちが運動を好きになった結果として体力が向上することを我々も狙っている。運動好きな子が育てられるよう、苦手な子にターゲットを絞った指導に段階的な工夫を取り入れているところである。中学になると体育が好きではなくなる傾向は全国でも同じである。授業そのものの構成を見直す必要があると考えている。

(藤原委員)

 運動好きな子が増えるよう、是非取り組んでいただきたい。

(益田委員)

 授業が楽しいと感じている中2男子の割合を全国と比べると3.6ポイントの開きがある。これと関係しているかどうか分からないが、5ページの「体育・保健体育の授業で、児童生徒同士で話し合う活動を取り入れている割合」でも、全国との差が大きい。小学校で12.0ポイント、中学校でも6.3ポイントの開きがある。ここから実際の授業の様子が見えてくるものがある。今後の授業の方策について方向性を検討している点があれば、教えていただきたい。

(健康体育課長)

 2つの表の相関関係については、まだ把握できていない。御指摘いただいたように、子ども同士が運動の中でコミュニケーションを取ったり、励まし合ったりする活動が活発化することで、運動が苦手な子も楽しいと感じる場面が増えることが考えられる。また、実技が苦手な子でも、話し合う活動を通して味わえる楽しさもたくさんあると思う。こうした点にも目を向けながら、モデル校の支援などを検討してみたい。

(平田委員)

 1ページの「体力合計点の推移」を見ると、小5男子の折れ線の動きが大きい。標準偏差があるので、分布が二山に分かれるなど、子どもによるばらつきが影響した結果とも思うが、同じ表でも全国は比較的平らな動きをしている。群馬の小5男子の変動が大きくなる理由として考えられることは何か。

(健康体育課長)

 把握している状況はないが、この浮き沈みの激しさには何か課題があると思う。これまでの結果も踏まえて検証したい。

(平田委員)

 標準化されているだけで、能力に幅があるのかもしれない。

(笠原教育長)

 来年度調査の中学2年生の結果がどう出るか、気になるところである。平成28年度調査の小5男子が中学2年生になる。学年進行であればグラフは同じような動きになるはずである。

(藤原委員)

 5ページに健康な生活習慣に関する視点のグラフがあるが、群馬県は全国平均と比べていずれも高い割合となっている。これはとても良いことだと思う。体力をつけるにしても、運動だけすればよいという問題ではない。前に本で読んだが、ヤンキースの田中投手があそこまで成功できたのは、奥様の食事管理があってこそとあった。食事も大切である。そこで、健康三大原則の必要性について、保護者に対してどのように伝えているかお聞きしたい。食事を作ってくれる保護者があってこそ、子どもたちの健康増進につながると思う。

(健康体育課長)

 昨年度、小・中学校における生活習慣病予防対策基本方針を策定した。健康的な生活習慣の定着を目指し、今年度から取り組みを開始している。この中で健康な生活習慣をおくるための運動や、家庭との連携についても示している。各学校が家庭に対してどの程度まで投げかけているか調査は行っていないが、学校保健委員会などを通して、保護者を巻き込んだ取り組みを進めているところである。

(笠原教育長)

 それでは事務報告は以上とする。

11 議案審議

第33号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則の一部を改正する規則について)(PDF:11KB)

 学校人事課、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第34号議案 臨時代理の承認について(群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則等の一部を改正する規則について)(PDF:22KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

12 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第35号議案 臨時代理の承認について(前橋地裁平成30年(ワ)第501号損害賠償請求事件に係る事務の補助執行の協議について

 高校教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第36号議案 群馬県指定文化財の指定に係る諮問について

 文化財保護課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第37号議案 平成30年度「群馬県教職員表彰」について

 学校人事課長、原案について説明

 質疑の後、異議なく原案のとおり決定

13 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は教職員の人事に関わる案件である旨の発言があり、関係者以外は退室した。

第38号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

14 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

15 閉会

 午後2時14分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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