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令和元年5月教育委員会会議定例会の会議録

1 期日

 令和元年5月21日(火)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、藤原重紀教育長職務代理者、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員

4 事務局出席者

 飯塚裕之教育次長、上原篤彦総合教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
 傍聴人は2名、取材者は1名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に藤原委員を指名。

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第12号議案から第14号議案は議会に提出する案件であるため、第15号議案は附属機関の委員の任命に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

 最初に私から報告する。
 1点目は、県立高校生の自殺が疑われている死亡事案について報告する。先月、4月10日に教育委員会臨時会を開催し、県立高校の生徒死亡事案について、群馬県いじめ問題等対策委員会への諮問により詳細調査を行うことを決定した。この委員会の第1回会議が4月24日に開催され、県教育委員会から諮問書を提出したところである。会議では、委員長から「生徒の命が失われたことは痛恨の極みである。御遺族の思いを受け止めつつ、公平・中立の視点から、先入観を持たずに全力を挙げて事実関係の検証と再発防止に取り組んでいく」と、5人の委員を代表して御挨拶をいただいたところである。この委員会での調査の範囲や調査期間については、今後の委員会において、学校が実施した基本調査の結果を確認・検証した上で、委員会としての調査計画を立てていくこととなった。県教育委員会としても、委員会の調査審議が円滑に行われるよう、全面的に協力する考えである。
 2点目は、外国人の子供や学齢を経過した外国人の就学等に関する問題についてである。5月13日に今年度初めての県市町村教育長協議会が開催された。この会議の中で、4月から新たに外国人の在留資格(「特定技能」)が創設され、県内でも外国人住民の更なる増加が予想される状況にあると説明があった。外国籍や日本語指導が必要な子どもたちの就学についての課題や対応策について話し合い、外国人の子供の教育の充実を図るため、検討会を設置することとなった。具体的には今後、日程調整を進めながら、なるべく早く第1回検討会を開催できるよう進めていきたいと考えている。また、県市町村教育長協議会の中では、スポーツ庁から部活動の関係のガイドラインが示されていたが、その後、文化庁からも文化部活動の関係のガイドラインが示された。これを踏まえて、本県の『適正な部活動の運営に関する方針』についての改正の議論も進めていくこととなった。
 3点目は、本日の新聞でも取り上げられたが、日本遺産の認定について報告する。館林市が文化庁に申請した『館林の里沼』が昨日(令和元年5月20日)、日本遺産に認定された。市役所では、市民の方々に向けた報告会が開催され、私も出席してきた。報告会では、知事の代理として、挨拶を代読させていただいた。この日本遺産であるが、本県では平成27年度に『かかあ天下-ぐんまの絹物語-』で、複数の市町村をまたいだ形で認定されている。『館林の里沼』は本県では2件目となる。日本遺産制度は、核となる文化財を、地域の様々な歴史や文化等をつなぎストーリーを描いて情報発信をするもので、地域の活性化あるいは国内外、特にインバウンドを意識した外国からの観光客に日本の良さを感じていただくための大きな切り口になるものである。本県においては、東京オリンピック・パラリンピックが開催される直前の4月~6月に、群馬デスティネーションキャンペーンの実施を予定している。本県の魅力を県民の皆さんに再認識していただくことに加え、国内外に広く発信することに県を挙げて取り組んでいるが、教育委員会も一緒に取り組んでいきたいと考えている。
 この他、教育委員会関係の行事等について報告する。
 5月9日に県立二葉特別支援学校の創立60周年記念式典が挙行され、武居委員に出席いただいた。
 翌日10日には、県高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイの総合開会式が開催され、武居委員、益田委員に出席をいただいた。私も出席したが、高校生には元気あふれる行進をしていただいた。競技は今月19日まで開催され、陸上をはじめとする28競技で熱戦が繰り広げられたところである。
 16日には、県総合表彰が行われ私が出席してきた。教育委員会関係では5名の方が受賞された。
 また、16日・17日には山梨県で開催された1都9県教育委員会全委員協議会に全委員が出席した。文部科学省の行政説明に続き、分科会に分かれ「発達障害のある児童生徒に対する支援体制の強化について」、「児童生徒の虐待防止、自殺予防に係る関係機関と連携した取り組みについて」、「これからのよりよい部活動指導の在り方について」、「社会で活躍できる人材の育成について」の4つのテーマについて、御議論いただいたと報告を受けている。
 それでは、委員から出席いただいた行事について感想等をいただきたい。

(藤原委員)

 1都9県教育委員会全委員協議会に出席した。この会議には教育委員が全員出席したので、私から協議会の全体の流れを報告したい。今年は山梨県で開催された。会議は、最初に全体会で行政説明の情勢報告を受けた後、続いて分科会に分かれて協議を行った。
 行政説明では、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課から『発達障害のある児童生徒に対する支援体制の強化について』をテーマに説明があった。特別支援学校に通う児童生徒の数は平成19年度と比較して1.2倍に増加、特別支援学級に通う児童生徒も2.1倍に増加、さらに通級で指導を受けている児童生徒数も2.4倍に増加と、いずれも増加傾向にあることから、特別支援教育の現状について説明があった。具体的には、学習指導要領の改定では障害のある子どもたちの学びの場の柔軟な選択を踏まえ、幼稚園・小・中・高等学校の教育課程の連続性を重視した対応が必要であること、教育と福祉の連携の重要性について、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律に基づいた学校における合理的配慮の提供などについて話があったところである。また、全国都道府県教育委員会連合会から国の情勢報告として、平成30年度に行った国の予算要望について説明等があった。
 全体会の後、4つの分科会に分かれて協議を行った。私は第2分科会「これからのよりよい部活動指導の在り方について」に、青木委員と共に参加した。各県ともスポーツ庁が示したガイドラインを受け、各県独自のガイドラインの策定などに取り組んでおり、その上での課題などについて報告があったところである。
 教育委員としてこの協議会に参加し、各県の生の情報に接する機会を得ることができた。分科会の内容については、後日、担当課に伝達したいと考えている。

(平田委員)

 私も1都9県教育委員会全委員協議会について報告する。分科会は「社会で活躍できる人材の育成について」に参加した。人数は12名ともっとも多い分科会で、各都県の現状、取組、委員の意見などを報告した。時間がなく、議論を深めるに至らなかったことが残念である。それでも各県の特徴的な取組について聞くことができ、大変、勉強になった。山梨県では、ものづくり県での人材不足という群馬県と同じ悩みを抱えており、地域の良さを知る教育を小さいうちから始めようという施策も、本県と近いものを感じた。茨城県では、研究都市つくばの人材を活用し、優れた理数教育を行っていたり、長野県では『長野学』という郷土学習を高校の探求の時間で必修としていたりした。また、過疎地の白馬村にある白馬高校では『白馬学』を設置し、観光振興に向けた施策を生徒たちが考えることを通じて、高校の活性化にもつながっているという興味深い話があった。とても勉強になる協議会であった。

(青木委員)

 私も1都9県教育委員会全委員協議会に参加し、分科会は、藤原委員と同じ「これからのよりよい部活動指導の在り方について」に参加した。元オリンピック選手である長野県の荻原健司委員が参加しており、ぶっちゃけた話をしましょうと投げかけてくれたので、各委員から、教員として、保護者として、それぞれの視点から様々な話を聞くことができた。部活動の在り方について、そもそも指導をやりたくない先生もいるのではないか、もっと外部指導員を入れた方がいいといった意見や、すごいマネージャー、スゴマネを入れた方が上手くいくといった提案もあった。そもそも先生の意識改革をしていかなければ、指導の在り方を話し合っても変わらないという意見もあり、本当に子供の事を考えるのであればまずは人事異動から見直すべきという厳しい意見もあった。また、生徒の自治を高めるその取っ掛かりとして部活動があるので、しっかり部活動を行うべきであるという意見もあった。結果的には結論には至らなかったが、いろいろな意見が聞くことができ、大変勉強になった。

(武居委員)

 まず、5月9日の二葉特別支援学校創立60周年記念式典について報告する。二葉特別支援学校は、二葉養護学校として、昭和34年に設立され、今年60周年を迎えた。その母体は群馬整肢療護園内に設置された嫩葉(ふたば)学園にあり、さらに長い歴史がある学校である。今も、群馬整肢療護園とは隣接して建っており、建物は一本の長い廊下でつながっている。式典には全校の児童生徒が出席しており、医療的なケアを受けながら、体調を整えながらの参加であった。式典後は記念行事として高崎女子高校の音楽部とマンドリン部の演奏があった。生の歌声や演奏を聴く児童生徒の表情がパッと輝いて、とても喜んでいる様子であった。演奏の後には交流会が行われ、双方の生徒とも楽しそうだったと聞いている。高崎女子高校の校長も参加しており、地元の高校生と特別支援学校の生徒、双方の交流というのは、どちらの学校にとっても良い影響があると感じた。二葉特別支援学校は、今年の1月からスクールバスの運行が始まったところであるが、その開設式も併せて行われた。式典後にバスを見せてもらったが、車椅子用の乗降機能がついているスクールバスが4台導入され、車体が青、黄色、オレンジ、緑とカラフルで、児童生徒が乗るのが楽しくなるような色合いのバスだった。6月には5台目となる赤色のバスが納車されると話があった。プラットフォームが大変立派で、一段高くなったところに転落防止用の柵がずっと張られ、安全に十分配慮された場所で乗り降りできるようになっていた。また、雨の日も校外での乗り降りに便利な雨よけが付いているバスもあり、車椅子でも落ち着いて乗ることができるようになっていた。児童生徒だけでなく、保護者の通学に関する負担軽減につながっていると感じた。これから校外学習も積極的に行うことができるようになり、良かったと思う。
 次に高校総体の総合開会式について報告する。行進では、高校生たちが、各高校の特色を生かし、元気に行進していた。また益田委員からも報告があると思う。
 1都9県教育委員会全委員協議会では「発達障害のある児童生徒に対する支援体制の強化について」の分科会に出席した。参加した委員が7名と少なかったこともあると思うが、それぞれの立場からいろいろな意見が出され、活発な話し合いが行われた。いろいろな方向に話が進んだが、大きくまとめると、やはり発達障害のお子さんに対して、どういう立場の人間であっても、子どもたちとしっかり向き合うことが大事である。また、発達障害の有無にかかわらず、子どもたちも、それに係わる大人も、みんな同じ一直線上にいる人間であり、誰もが多かれ少なかれ生きにくさを感じているという面では同じである。こうした趣旨の意見が出された。また、この感覚を皆が共有していくことが大事であり、共有することによって、生きにくさのない社会を作っていこう。そういう話になった。その上で、支援体制を強化するには福祉と教育の連携が大事であるというのが共通の認識であった。しかし、教育と福祉の連携は、これまでもずっと言われており、具体化が難しいところである。今回、山梨県が2020年の開設に向けて準備中の「子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)」の取組が、連携の具現化として興味深いと感じ資料をいただいてきた。具体的には4つの施設を一箇所にまとめていこうというもので、一つが「心の発達総合支援センター」で、18歳未満の子供だけでなく、成人の相談や診療にも対応する施設である。その隣に「中央児童相談所」が置かれる予定で、その隣に「特別支援学校」が配置されていた。特別支援学校は、心のケアや治療が必要な児童生徒を対象とする病弱の特別支援学校であった。特別支援学校の隣には「児童心理治療施設」が設置され、心理的な要因で家庭や学校に適応できない子供を対象に、治療や生活相談を行っている。この4つの施設が一箇所に集約されるということで、非常に興味深く聞いてきた。来年の2月~4月に掛けて、移転や開校を進めるということで、今後、どのように連携していくのか、注目していきたいと考えている。

(益田委員)

 私からは、第54回高等学校総合体育大会総合開会式と、先ほどから報告のあるとおり山梨県で開催された1都9県教育委員会全委員協議会について報告する。
 まず、5月10日に開催された総合開会式では、大澤知事をはじめ、多数の来賓の臨席をいただき、盛大に開催された。スタートは多くの高校生が集まった創作ダンスが披露された。あれだけの人数の高校生が大規模なダンスを展開できる、その力に大変感動した。各校の校長先生の先導で行進が行われたが、それぞれの学校が特色ある創意工夫のある行進をされていた。例えば、嬬恋高校はキャベツを掲げる演出で楽しませてくれた。また、行進のプラカードを持つ生徒やブラスバンドの応援など、多くの高校生が力を合わせて、大変素晴らしい式を作り上げてくれたと感じた。
 協議会の分科会は「児童生徒の虐待防止、自殺予防に係る関連機関と連携した取り組み」に出席した。多くの都県の教育委員が出席しており、議論を深めるところまでは至らなかったが、他県の委員の説明を聞いて、本県の特色として気付いた点がある。本県では、公立小中学校、公立高校の全校にスクールカウンセラーを配置している。他県でもスクールカウンセラーの配置は進めているが、全校ではないというところが見受けられた。いち早く全校に人的配置を進めたところに特色があると改めて感じたところである。

(教育長)

 委員にはお忙しい中、それぞれ御出席いただき御礼申し上げる。特に1都9県教育委員会全委員協議会では、他都県の委員との意見交換を通じて、改めて本県の教育施策について考える機会としていただけたと思う。他都県の取り組みで、本県にも必要と感じたものがあれば、また委員と協議をしながら検討を進めていきたいと思っている。
 また、インターハイの関係は、来年8月に、本県を中心に全国大会の開催を予定している。県外からは、出場される運動部の選手だけでなく、引率の教員、競技団体関係者など、多数の関係者が本県を訪問することになる。こうした方々をおもてなししようと、県内の高校生による「高校生活動」が動きだしている。県内全ての高校生に何かしらの形で参加してもらいたい。県教育委員会としても、本県で半世紀ぶりに開催される全国大会をしっかりと運営していけるよう、学校とも連携して対応を進めたいと考ええている。
 それでは、関係所属から順次報告をお願いする。

(1)令和元年度市町村立学校児童・生徒数及び実学級数(PDF:588KB)

 学校人事課長、令和元年5月1日現在の市町村立学校の児童・生徒数及び実学級数について、資料1により説明。

(2)平成31年3月公立高等学校等卒業者の進路状況報告(PDF:272KB)

 高校教育課長、平成31年4月5日現在の公立高等学校の全日制・知事制・通信制課程、公立中等教育学校の卒業者の進路状況について、資料2により説明。

(笠原教育長)

 先ほどの報告に対し、質問があるか。

(平田委員)

 資料2の7頁「6無業、その他の状況」について、この生徒らの就業等に向けた学校の指導は現在も継続して行われているのか。

(高校教育課長)

 基本的には、卒業後の指導は、生徒が学校に相談に来るなどした際に行っている。継続した指導は通常は行っていない。

(笠原教育長)

 それでは事務報告は以上とする。

10 議案審議

第11号議案 臨時代理の承認について(令和2年度使用義務教育諸学校教科用図書採択基準について)(PDF:284KB)

 義務教育課長、原案について説明

 (笠原教育長)

 今年度は、来年度から小学校の学習指導要領が改定されることから、小学校の教科書に全面的な改廃等が行われる動きがある。

 以上の審議の後、異議なく原案のとおり承認

11 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第12号議案 臨時代理の承認について(平成30年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第13号議案 臨時代理の承認について(平成31年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく、原案のとおり承認

第14号議案 臨時代理の承認について(請負契約の変更について(県立藤岡特別支援学校高等部新築建築工事)

 管理課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第15号議案 群馬県いじめ問題等対策委員会委員の委嘱について

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後1時56分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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