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令和元年7月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2019年10月3日 印刷ページ表示

1 期日

 令和元年7月19日(金曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、藤原重紀教育長職務代理者、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員

4 事務局出席者

 飯塚裕之教育次長、山口政夫教育次長、上原篤彦総合教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
 傍聴人は5名、取材者は2名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に青木委員を指名。

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第26号議案並びに第27号議案は附属機関の委員の委嘱に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(教育長)

 最初に私から報告する。
 まず1点目は、県立高校生の自殺が疑われている死亡案件について報告する。本件については、現在、群馬県いじめ問題等対策委員会において詳細調査を行っているところである。6月26日に第3回委員会が、また、昨日18日には第4回委員会が開催された。第3回委員会では、対策委員会の委員である横田委員から、御遺族の御要望に添った対応を考えたいと、本事案の調査に加わることを辞退する届出が提出され、委員会としてこれを受理したと報告があった。本事案の調査を速やかに進めるため、第4回委員会までに新たに臨時委員を委嘱する必要があったことから、臨時代理により、7月18日付けで臨時委員を委嘱した。この委員会においては、第2回委員会の中で、御遺族の要望に配慮しつつ、委員会として必要と考える調査事項について検討を行うこととし、今後の具体的な調査の協議を行っているところである。昨日の第4回委員会においては、新たに臨時委員として加わった委員も協議に加わり、全委員により改めて調査計画の協議を行うとともに、御遺族への調査計画等の説明方法についても検討が行われたところである。今後、この委員会での協議内容を踏まえて御遺族に御説明した上で、具体的な調査を進めることになる。県教育委員会としても、引き続き第三者委員会の調査審議が円滑に行われるよう、全面的に協力をしてまいりたい。
 2点目は、前回の教育委員会以降の各委員の主な出席行事について報告する。
 6月28日には、県立高崎女子高等学校創立120周年記念式典が行われ、益田委員が出席した。
 群馬県いじめ防止フォーラムが、6月12日の伊勢崎佐波地区を皮切りに10月29日まで、県内12地区で開催される。このうち6月28日の邑楽・館林地区に青木委員が、7月12日の前橋地区に武居委員が出席した。
 7月5日には、県教育委員会による第1回学校訪問を実施した。県立嬬恋高校を訪問し、嬬恋中学校との連携型中高一貫教育の取組、スケート実技選択者の全国募集の状況などについて、関係者から説明を受けるとともに意見交換を行った。また、スケートリンクや、村が設置する嬬恋浅間寮を視察した。寮の視察では熊川嬬恋村長や松本村議会議長らにも御出席いただき、村の幹部の方々と意見交換をさせていただいた。改めて、嬬恋高校が地域と密接な連携の下で、地域に支えられている学校であることを感じたところである。また、訪問によりいろいろな課題も見えてきたと思っている。
 7月8日、9日には、全国都道府県教育委員会連合会の総会が高知県で開催され、藤原委員と私が出席した。8日の総会においては、連合会の平成30年度の歳入歳出決算の認定や事業報告等のほか、「学校教育におけるICT活用」をテーマに講演が行われた。9日の分科会では、「学校における働き方改革」、「不登校対策について」をテーマに、他の都道府県の教育長及び教育委員と意見交換を行った。
 それでは、各委員から報告をお願いしたい。

(藤原委員)

 まず、県立嬬恋高校への学校訪問について報告する。私は以前報告したとおり、この4月に嬬恋高校の入学式に出席してきた。この時、定員64名に対し入学者34人と少なかったこともあり、同校の学校教育の状況について訪問調査を行うことを希望した。調査では少人数教育、嬬恋中学校との連携型中高一貫教育、スケート実技者の全国募集等について、学校から説明を受け、意見交換を行った。また、授業中に校内を巡回し、教育の現場をこの目で確認してきた。今回の訪問により、嬬恋高校の校長をはじめ、教員の皆さんや、嬬恋村中学校の校長が、嬬恋高校の生徒募集と魅力度アップについて真剣に考え、具体策を出すなど、踏み込んだところまで検討していることが分かった。今回の訪問が良いきっかけになったと感じている。
 次に、全国都道府県教育委員会連合会の総会について報告する。7月8日、9日の2日間の日程で、高知県において、教育委員協議会と教育長協議会、連合会の総会、分科会、教育視察が行われた。教育委員は、1日目の協議会で研修事業が行われ、村田文部科学省初等中等教育局参事官から「普通科高校の魅力化」について講演があった。内容は一言で言えば、society5.0の時代に求められる人材、学びの在り方がテーマであった。AI技術の発達によって、学びの在り方は変革されていく。具体的には一律・一斉の授業から、個人の進度や能力・関心に応じた学びへと進化していく。また、学校教室の学習から、大学の研究機関・企業を活用した、多様なプログラムを活用した学習へと変化していく。新たな社会、Society5.0の社会を牽引する人材を育てていけるよう、普通科高校を変えていかなければならない。今までの方式を変革するのだという話を聞くことができた。なるほどそのとおりと思う一方で、具体的にどのように変革するのか、教員はどのような意識を持っていけばよいのかという疑問も残った。そうした点が今後の課題なのだろうと思う。
 連合会の総会では、開催県の挨拶として高知県の尾崎(「崎」は山に立に可)知事から御挨拶をいただいた。教育に賭ける熱い情熱というものを、若さを全面に出してアピールしていた。歓迎行事では、高知県立高知丸の内高校音楽科の生徒が混声合唱で我々を迎えてくれた。講演では、高橋東京学芸大学教育学部准教授から「学校教育におけるICT活用」をテーマにお話があった。会場には各県に1台ずつパソコンが置かれており、今まではサーバーを使ってやり取りをしていたが、これからはクラウドを使ってやり取りをするため、1台4~5万円の安価なパソコンでも、全ての機能が使えるようになるという説明があった。分かりやすい授業をするためのICT活用という話である。これも聞くとなるほどと思ったが、これからの教員はどこまでICTを活用できるようになれば良いのか、ハード面でもICT機器をそろえなければならない事を考えると、まだまだ課題は大きいと感じた。これも、もう間もなく到来するsociety5.0の時代を前に、待ったなしの課題だなと思った。
 2日目の午前中の分科会では、共通テーマ「学校における働き方改革」と、選択テーマ「不登校対策」「ICTを活用した学校教育」「普通科高校の魅力化」から1つを選択し、各都道府県の教育長・教育委員と意見交換を行った。私は「学校における働き方改革」と「不登校対策」に参加した。「学校における働き方改革」では、本県の課題として、過労死ラインと言われる月の時間外勤務時間80時間以下をクリアすることが目標であると話をした。19県が参加していたが、他県も超過勤務を課題としており、県によっては月60時間のクリアを目指しているところもあった。しかし、どの県も文部科学省が定める45時間は、なかなか達成できないという印象であった。本県も対策を進めているが、いずれは文部科学省のガイドラインに沿った取組ができるように進めていかなければならないと思う。
 不登校対策では、本県が行っている全校へのスクールカウンセラーの配置や家庭教育のサポート事業は、名称は違うがどこの県でも行っていた。しかし、全国の不登校の児童生徒数は、前年を上回る状況が続いており、小中学校で14万9千人、高校で4万9千人となっている。今後も対策を進めていかなければならないと感じた。
 午後の教育視察では、私は「オーテピア」という図書館複合施設を見学した。この施設は、高知県と高知市が合築したものである。図書館、声と点字の図書館、未来科学館の3館から構成されており、県と市の役割分担を明確化しながら、連携した県民サービスが行われていた。私の感想では、高知県には11市あるが、このうち高知市の人口は最も多く34万人。それに比べて、次に大きい南国市でも5万人、それ以降は3万人前後である。高知市は高知県の中でも突出して人口が多いこともあり、合築にはあまり異論が出なかったようである。これを群馬県で考えてみると、もっと人口が多いのは高崎市であるが、前橋市など肩を並べる市も多く、どこと合築すればよいのか、なかなか難しい。面白い取組だが、それぞれの県に持ち帰って考えるとそんな簡単な話ではないようである。

(平田委員)

 県立嬬恋高校への学校訪問について報告する。嬬恋高校は、小規模校ではあるが、とても素敵な学校であった。まさに村と一体となっている学校であり、村が必要とする人材を嬬恋高校が代々輩出していて、村の人たちもその伝統を大事にしていた。高校と生徒たちの学びを、自分たちも一緒になって作っていこうという気概が感じられた。少人数の生徒に対し、一人一人に合わせた丁寧な指導が行われていた。また、村との協力体制や中学校との連携の様子などから、社会に開かれた教育を、地域の資源を使って行っていると感じた。過去にはオリンピック選手も輩出しているスケート部について、見事な活躍をしていた。また、高校のスケートリンクでは、村内の小・中学校のスケート教室が行われているとのことであった。そこにある財産を自分たちのものだけにするのではなく、高校として地域に資源を還元するという姿勢は素晴らしく、新しい考えの学校だと思った。また併せて視察した村営嬬恋浅間寮は、嬬恋高校の在り方を象徴するような寮であった。ここであれば、保護者も安心して子どもを預けることができると思った。少子化が進む中、校長先生や教員、村長を始めとした村の皆さんが本当に努力をされていた。なお一層、学校の魅力を外に発信する努力が必要だと思った。学校と村はこれまでも一緒になっていろいろやっているので、広報活動についても、一層の協力関係があると良いと思った。

(青木委員)

 6月28日に大泉町文化むらで開催された、邑楽・館林地区のいじめ防止フォーラムに参加した。小学校15校、中学校15校、高校7校、計37校で、地区内の全学校が参加した。各校1名ずつの参加で、事務局校である大泉高校から7名参加していたので、全体の参加者は43名であった。今年度のテーマは「児童生徒による自主的ないじめ防止活動」であった。当日のプログラムは、開会宣言に始まり、主催者挨拶、基調提案、ピアサポート体験活動、班別協議という流れであった。昨年の基調提案は、テーマである「仲間を支援する人間関係づくり」について、文章を読み上げるだけであったが、今回は、スライドを用いた説明が行われ、小学生でも分かりやすかった。とても良いと思った。班別協議では、「一人一人が大切にされる集団を作るために私たちにできること」をテーマに協議が行われた。班ごとに、学校生活において一人一人が大切にされているか否かを中心に協議し、最終的に、「一人一人が大切にされる集団とするために自分たちができることは何か」をまとめて発表するということであった。見学する中、あるグループで、「大切」ということについて考えたことがない、だから「大切」について書けない、答えが出せないと話をしていた。「大切」ということが分からないという意見があることに、非常に残念な思いがした。あたりまえに大切にされ、守られているので意識がないのかもしれない。大泉高校の生徒は、今回のフォーラムがちょうどテスト期間中であったにも関わらず、大変良くまとめてくれた。改めて感謝したい。全体としてはとても良いフォーラムであった。

(武居委員)

 私はいじめ防止フォーラムの前橋地区に参加した。前橋地区は、市立前橋高校が事務局校として、司会、基調講演、ピアサポート体験活動などの進行を行った。事務局校となった学校では、大勢の生徒が運営に携わることになる。それにより、学校全体のいじめ防止に関する意識が活性化する。大変だがとても意義があることだと思う。高校生が全てを運営するので、たどたどしさはあったが、参加している小・中学生にとっては、近い年齢の先輩が一生懸命にいじめ防止に取り組んでいる姿を目の当たりにすることになり、それもまた良い体験になっていると思う。ぜひ、中心校を務めた高校の生徒や、参加した小・中・特別支援学校の児童生徒の感想を聞かせてほしいと思った。また、フォーラムでは、保護者と教職員に向けて「いじめの認知」について講演が行われた。法律では、被害性に着目し、ささいな出来事であっても、安易に捉えて見逃すことがないよう、訴えている側の立場に立って対応しなければならないとなった。しかし、そのことにまだ違和感が覚えているような印象があった。会場の保護者らからは、「人間関係が希薄になってしまうのではないか。」「はっきり物が言えなくなってしまうのではないか。」という声が、意見ではなく、つぶやきとしてこぼれていた。いじめの認知については、しっかりした周知がまだまだ必要であると感じた。
 次に、学校訪問について報告したい。他の委員から報告があったように、嬬恋高校は、村が寮を準備し、校内のトレーニング環境も整えられていて、生徒が運動面でも力を付けることができる学校であった。平田委員から、更なる情報発信をという意見があったが、運動のできる学校として、多くの生徒が学ぶことができるよう、更に発展してほしいと感じた。多くの生徒に学んで欲しいと思う。しかし一方で少人数だからこそ、指導が非常に充実しており、個別の対応がきめ細やかで、若い先生を中心に非常に熱心な教育を行えているのだとも思う。生き難さを抱えた生徒にとっては、居場所を見つけることができる、安心して3年間を過ごすことができる学校であると感じた。校長先生から、中学校の時に不登校であった生徒が、高校は休まずに登校しているという事例が複数あると聞き、少人数の学校だからこその役割を、しっかりと担っている学校であると感じた。

(益田委員)

 私からは、高崎女子高等学校創立120周年記念式典について報告する。高崎女子高校は、明治32年に開校し、今年、高橋校長先生の下で創立120周年を迎えた。地元の県議会議員や高崎市長など、多くの来賓を迎え、記念式典が盛大に開催されたところである。また、高崎女子高校は、今年の高校総体で総合優勝した。8年ぶり16度目の栄誉で、創立120周年に花を添えてくれた。本県の教育を120年の長きに渡り牽引されてきた輝かしい歴史を、改めて感じたところである。

(教育長)

 各委員から出席行事について発言があった。御意見のあった点については、事務局でもよく検討し、今後の取組に生かしていきたい。
 それでは、各所属長から報告をお願いする。

(1)学生寮上毛学舎の令和元年度入寮者追加募集について(PDFファイル:238KB)

 管理課長、学生寮上毛学舎で4月以降に発生した空き室分の入寮者を追加募集することについて、資料1により説明。

(2)「ぐんま高校生LINE相談」の実施について(PDFファイル:25KB)

 高校教育課長、令和元年度「ぐんま高校生LINE相談」の実施について、資料2により説明。

(3)令和元年度第54回群馬県中学校総合体育大会の概要について(PDFファイル:37KB)

 健康体育課長、令和元年度第54回群馬県中学校総合体育大会の概要について、資料3により説明

(笠原教育長)

 説明は以上である。委員から質問等があるか。

(藤原委員)

 上毛学舎について質問したい。昨年度、視察したが大変立派な施設である。環境もよく、女子学生も安心して住める寮である。その視察の際に、この寮が学生を主体に運営していることについて、学生がそれを負担に感じて退寮するようなことがあっては困るなと思った。先ほど、主な退寮の理由として大学への通学が不便になった等の説明があったが、これまで退寮した者の中に、寮の運営の負担感を理由に挙げた者はいたか。

(管理課長)

 退寮理由が通学時間である場合、普通に通学するだけなら問題ないので入寮したが、入学後にサークル活動やアルバイトなどを始めると帰宅時間が遅くなり、もっと大学の近くに住みたいと考える学生が出てくる。また、入寮期間を原則2年としていることや、途中でキャンパスが変わる大学もあるため、良いアパートが見つかった段階で早めに転居するケースもある。そのような退去理由が多く、寮生活の何かが負担で退寮するといった話は聞いたことがない。その点は御安心いただきたい。

(武居委員)

 ぐんま高校生LINE相談についてお聞きしたい。このサイトへのQRコードが入ったカードは、いつ頃、生徒に配ったのか。また、カードをなくしてしまった場合、どのようにすればよいのか。

(高校教育課長)

 カードについては、2週間ほど前に学校に送付し、本日の終業式までに生徒への配布を済ませている。また、保護者宛ての文書も送付しており、保護者にも御理解いただいた上で、相談につなげる体制を取っている。カードをなくした場合については、学校に予備を渡していることや、友人に見せてもらうこともできるので、問題なく対応できると考えている。

(笠原教育長)

 教育長事務報告は以上とする。

10 議案審議

第24号議案 桐生高校と桐生女子高校の統合による新高校の校名について(PDFファイル:26KB)

高校教育課長、新高校の校名については、資料に示された3つの案(「桐生高等学校」「桐生桜紫高等学校」「桐生美原高等学校」)の中から、協議の上、決定いただきたい旨を説明。続いて、3つの案の選定理由を説明。

(笠原教育長)

 6月14日に県教育委員会として、改めて、各校の同窓会やPTAの代表者、小・中学校長などの学校関係者はもちろん、桐生市長や桐生市議会議長らも交えて意見交換会を行い、改めて意見をお聞きしたところである。その中では「桐生高等学校」が良いのではないかと声をいただいていることを私から補足したい。

(藤原委員)

 私は「桐生高等学校」が良いと思う。高校教育課長や教育長からの説明を受け、やはり同窓会をはじめ、地元の「桐生高等学校」を推す意見が大半であるならば、それを尊重すべきである。

(笠原教育長)

 それでは第24号議案についてお諮りする。
 桐生高校と桐生女子高校の統合による新高校の校名を、番号1「桐生高等学校」と決定することで御異議ないでしょうか。

(全委員)

 異議なし

(笠原教育長)

 全員に御賛同をいただいたので、新高校の校名については、「桐生高等学校」に決定する。

第25号議案 桐生南高等学校と桐生西高等学校の統合による新高校の校名について(PDFファイル:28KB)

高校教育課長、新高校の校名について資料に示された3つの案(「桐生翔陵高等学校」「桐生清桜高等学校」「桐生未来高等学校」)の中から、協議の上、決定いただきたい旨を説明。続いて、3つの案の選定理由を説明。
3つの案で意見が拮抗したため、準備会として順位付けを行い、1位「清桜高校」2位「桐生未来」3位「桐生翔陵」としたことを説明。

(笠原教育長)

 6月14日に先ほどと同様に県教育委員会として意見交換を行ったが、意見が拮抗し意見が固まらなかった。このため、7月4日並びに7月8日に改めて関係者で協議を行っていただいたところである。

(藤原委員)

 5案あったところから3案まで絞ったということだが、2案を外したのはどのような理由からか。

(高校教育課長)

 「桐生桜明」については、前橋市で中学校の統合により「明桜中学校」が設置される予定であることを勘案したものである。また、「桐生松櫻」については、意見聴取の中で「櫻」の字が難しすぎるとする意見があったためである。

(藤原委員)

 「桐生清桜高等学校」が良いと思う。地元の関係者の方々が3案まで絞った上で更に熟慮されたことを踏まえたいということもあるが、個人的にも選定理由として、桐生の美しい自然の中で、清々しく育つ生徒の姿をイメージされている点が良いと思う。

(武居委員)

 統合した学校であるので、両校のイメージを統合させた名称が良い。そうした理由から「桐生清桜高等学校」が適当であると思う。また、藤原委員から意見があったように、地元の方々が協議を重ねて決めた優先順位であるので、その結果を尊重したい。

(平田委員)

 学校関係者のみならず、地元にとっても、県にとっても、新高校は大事な高校である。その名称について、丁寧な手順を踏んだ上で、学校関係者や地域住民の概ねの合意が得られたということであれば、順位1位の「桐生清桜高等学校」と決定するのが良いと思う。

(笠原教育長)

 それでは第25号議案についてお諮りする。
 桐生南高校と桐生西高校の統合による新高校の校名について、番号2「桐生清桜高等学校」と決定することに御異議ないでしょうか。

(全委員)

 異議なし

(笠原教育長)

 全員に御賛同いただいたので、新高校の校名については「桐生清桜高等学校」に決定する。

11 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人及び取材者は退室した。

第26号議案 臨時代理の承認について(群馬県いじめ問題等対策委員会臨時委員の委嘱について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第27号議案 群馬県産業教育審議会委員の任命について

 高校教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後2時11分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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