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令和元年12月教育委員会会議定例会の会議録

更新日:2020年3月2日 印刷ページ表示

1 期日

 令和元年12月20日(金曜日)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員、竹内健委員

4 事務局出席者

 飯塚裕之教育次長、山口政夫教育次長、上原篤彦教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、太田祥一義務教育課次長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。

 傍聴人は2名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に武居委員を指名。

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第58号議案は附属機関の委員の任命等に関する案件であるため、第59号議案は教育委員会の表彰に関する案件であるため、第60号議案は附属機関への諮問に関する案件であるため、第61号議案は教職員の表彰に関する案件であるため、第62号議案から第64号議案は教職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(笠原教育長)

 最初に私から報告する。
 まず、群馬県いじめ問題等対策委員会の関係であるが、県立高校生徒の自殺が疑われている死亡事案について、前回の教育委員会会議以降、第9回目の委員会が12月10日に開催された。また、調査計画に基づき、11月19日から12月9日まで5回にわたって、教職員及び学校以外の関係者への聴き取り調査を実施。11月12日及び26日には、クラスや部活動で関わりがあった生徒を対象としたアンケート調査が実施された。委員会では、これらの結果等を踏まえて、事実関係の確認や、今後実施される聴取調査の実施方法や、調査結果の検証作業などについて協議が行われたと報告を受けている。次回以降、事実関係の検証等について更なる協議が行われることとなるが、引き続き、委員会の調査審議が円滑に行われるよう、県教育委員会として、学校と共に全面的に協力していきたい。
 次に県議会について報告する。令和元年第3回後期定例県議会が12月16日に閉会した。一般質問では、「小学校における心臓検診について」、「中高生に対する自転車安全対策について」、「校庭の芝生化について」、「教育現場の多忙化」などについて質問があった。
 9日の文教警察常任委員会では、付託された議案の審議のほか、「『ぐんまの家庭教育応援条例』に基づく取組について」、「長時間労働の改善について」、「群馬県読書活動推進計画(素案)について」、「高校生LINE相談の状況について」、小学校中学校の「家庭学習の在り方について」、「文化財保存活用大綱」などについて、活発な質疑がなされた。
 教育委員会関連の特別委員会では、防災・減災対策特別委員会では、「避難所となる学校のバリアフリー化の状況について」、外国人との共生に関する特別委員会では、「夜間中学校の設置について」、「高校における日本語指導が必要な生徒への対応について」、「外国人との共生に向けた英語教育について」の質問があった。また、今議会から設置された総合計画に関する特別委員会では、「フリースクールなど学びの多様性」について質問があった。県議会の関係は以上である。
 次に、前回の会議以降、教育委員が出席した行事について報告する。11月22日に伊勢崎商業高等学校創立100周年記念式典が開催され、平田委員が出席した。また、はばたく群馬の指導プラン2の公開授業が行われ、12月5日には益田委員、12月6日には武居委員がそれぞれ出席した。
 私からの報告は以上である。各委員から、出席した行事について報告をお願いする。

(平田委員)

 伊勢崎商業高校創立100周年記念式典に参加した。とても厳粛で規律正しい式典だった。生徒達も皆、礼儀正しく、お辞儀などもビシッとしていた。先生方が、常に社会に出た後の姿を考えて、教育にあたっていることがよく分かった。式典の後、卒業生であるJINSの田中社長の講演会が行われた。これまで様々な学校の記念式典に出席させていただく中で感じたことだが、社会で活躍する卒業生の姿を通して、生徒たちが社会を身近に感じたり、生徒自身の自尊心の育成に繋がったりするのではないか。そういう意味で周年事業は、在籍する生徒にとっても、とても意義深いものだと思う。改めてそう感じさせてくれる式典であった。

(武居委員)

 榛東村立榛東中学校で行われた「はばたく群馬の指導プラン2公開授業」に出席し、国語の授業を見せてもらった。榛東中学校は、校務支援ソフトが平成27年に入ったばかりということで、近隣と比較して遅れを取っていると感じていたそうである。だが、ICT機器を整備した結果、若い先生を中心にいっきに使いこなせるようになったという話だった。当日は、県内各地から20名ほどの参加者があった。
 授業では、教室の前面に大型液晶モニターが設置され、生徒にはタブレット端末が配布されていた。生徒たちは既にタブレットを問題なく使いこなしていた。以前は生徒全員がタブレットを一度に使用することは難しかったが、今はWi-Fiに繋げることで動きもスムーズで、生徒全員分の回答がグラフ化された上で瞬時に前面のモニターに表示されていた。タブレットに書き込んだ生徒一人一人の意見が授業に活かされるため、生徒たちにも「自分が参加している」という意識があり、集中して授業を受けていた。教師が生徒一人一人の意見を吸い上げて共有することも、考えの相違に気づくことも可能なので、そこから議論が始まれば、集団の学びの中で、個の学びも深まる授業になるだろう。これからの教育の未来を感じた。授業では、授業のねらいを、子ども自身が学びのめあてとして捉えられるように、教師が導いていくことが必要である。それが授業づくりの最初の重要なポイントになる。ICT機器は今後ますます普及すると思うが、まずは授業づくりのポイントをしっかりと踏まえた上で、ICT機器を使いこなすことで、個人の学びも、集団の学びも深めていける教員を一人でも多く、少しでも早く育てていくことが重要だと感じた。

(益田委員)

 太田市立城東中学校で社会の公開授業を見学した。はばたく群馬の指導プラン2を作成した後の現在の取組は、日々の授業の中で、構想したことをどう定着させるのかという段階にきている。参観させていただいた社会科の授業が大変素晴らしかった。公開していただいた木村先生から授業ノートをお借りした。先ほど教育長と他の教育委員にも見ていただいた。木村先生の授業ノートは、最初のページに「単元の作り方」が書かれ、自分が行ってきた授業の板書がすべて写真に収められており、自己の授業を振り返る手段となっていた。当日の授業も素晴らしかったが、日々の授業の中で底力を付ける努力というのは、こういうものだと思った。こうした取組を事務局の方々にも知っていただきたいと考えノートをお借りしてきた。はばたく群馬の指導プラン2に基づく授業が着実に進んでいると報告させていただく。

(笠原教育長)

 それでは、各所属長から報告をお願いする。

(1)令和元年度第2回中学校等卒業見込者進路希望調査結果(PDFファイル:219KB)

 高校教育課長、令和元年度第2回中学校等卒業見込者進路希望調査結果(令和元年12月2日現在)について資料1により説明。

(2)令和2年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和元年10月末現在)に関する調査について(PDFファイル:23KB)

 高校教育課長、令和2年3月に高等学校等を卒業する予定の者の就職内定状況について、資料2により説明。

(3)令和元年台風第19号により被災した生徒等の群馬県立高等学校等への入学等の取扱指針(PDFファイル:190KB)

 高校教育課長、令和元年台風第19号により被災した生徒等が群馬県立高等学校及び群馬県立中等教育学校を志願する場合の入学等の取扱指針について、資料3により説明。

 管理課長、引き続き、取扱指針に基づいた就学支援事業について、資料3により説明。

(4)令和元年度群馬県読み聞かせボランティア顕彰について(PDFファイル:52KB)

 生涯学習課長、令和元年度群馬県読み聞かせボランティア顕彰の顕彰者(団体)の決定及び顕彰式の実施について、資料4により説明。

(笠原教育長)

 説明は以上である。教育委員から質問があるか。

(平田委員)

 高校生の就職内定状況について、求人倍率は上がっているが、内定率は下がっているのは志望のミスマッチが原因か。

(高校教育課長)

 厳密な調査は行っていないが、学校からは、求人数が非常に多い状況の中で、生徒が、妥協せずに行きたい企業を受けているということがあるのではないかと聞いている。また、これまで大学生を採用していた大きな企業でも、高校生を採用している状況があるが、採用のシステムが異なるなど、お互いに慣れていない状況があり、すぐに内定とはならないケースもあると聞いている。今後、複数社を受ける中でしっかりと解消していきたい。

(笠原教育長)

 資料1で報告のあった、中学校等卒業見込者の進路希望調査結果について、何か特徴的な点があるか。

(高校教育課長)

 特徴としては、倍率が低下傾向にあることがあり、背景には私立を希望する生徒や通信制の高校を希望する生徒が増えてきている状況がある。

(笠原教育長)

 教育長事務報告は以上とする。

10 議案審議

第53号議案 臨時代理の承認について(群馬県文化財保護審議会専門委員の解嘱について)(PDFファイル:12KB)

 文化財保護課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第54号議案 群馬県公立学校職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則の一部を改正する規則について(PDFファイル:11KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第55号議案 群馬県公立学校職員の給与の支給に関する規則等の一部を改正する規則について(PDFファイル:19KB)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第56号議案 群馬県立学校の課程、学科、生徒定員等に関する規則の一部を改正する規則について(PDFファイル:18KB)

 特別支援教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第57号議案 公立特別支援学校の廃止認可について(PDFファイル:31KB)

 特別支援教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

11 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人は退室した。

第58号議案 群馬県産業教育審議会委員の任命等について

 高校教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第59号議案 令和元年度優良図書館群馬県教育委員会表彰について

 生涯学習課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第60号議案 群馬県指定文化財の指定に係る諮問について

 文化財保護課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は教職員の表彰及び人事に関する案件である旨の発言があり、関係課長以外の課長は退室した。

第61号議案 令和元年度「群馬県教職員表彰」について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第62号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第63号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第64号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後2時13分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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