2013特定ダム対策課事業概要

1　基本方針

　八ッ場ダム事業については、平成23年12月に、八ッ場ダム建設事業の継続が決定し、平成24年度予算に本体関連工事費が計上されましたが、執行されず未だにダム本体の着工時期やスケジュールが示されていません。このため国は速やかに地元及び1都5県にダム完成の時期を示し、一刻も早く八ッ場ダムを完成させるとともに、ダム湖を前提として進められている生活再建事業を早期に完成させることを、今後も引き続き1都4県と連携し強く政府に求めていきます。
　特定ダム対策課としては、八ッ場ダム建設により影響を受ける関係地区住民の生活再建及び地域振興のための「水源地域整備事業」・「八ッ場ダム基金事業推進」・「水源地域生活再建対策事業」をこれまで通り実施していきます。

2　平成25年度主要事業の概要

（1）水源地域整備事業（※注1）

　長野原町及び東吾妻町において施行される水源地域整備事業について、下流受益者負担金を整備事業交付金として交付（※注2）します。また、上記事業の一部については、受託契約を締結し、両町の代わりに群馬県が整備事業を実施します。このことにより、当該地域の生活環境と産業基盤等の整備を促進します。
　（※注1）　群馬県が事業主体として実施する事業は含みません。（事業課で予算計上）
　（※注2）　交付額は、国庫補助・県費補助・受益者負担金を除いています。

（2）八ッ場ダム基金事業推進（群馬県の負担金、交付金事業の交付分等含む）

　水没関係地域の振興及び水没関係住民の生活再建等を実施するため、基金事業交付金を交付して生活基盤の早期再建、生活の安定及び福祉の向上を図ります。

（3）水源地域生活再建対策事業

　現地生活再建の遅れによる様々な課題が生じていることから、生活再建に資するための緊急支援策を実施します。また、新たなまちづくりの核となるＪＲ長野原草津口駅の駅舎改築工事の完成を目指します。

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