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22年9月定例県議会 知事提案説明

 

 9月定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち一言申し上げます。

 

 来月3日に、皇太子殿下の御臨席を賜り、21世紀の森におきまして、全国育樹祭を開催いたします。開催を機に、緑豊かな「森林県ぐんま」を全国に向け積極的にアピールしてまいります。

 また、今月8日には、旅行業界の関係者や海外メディアを本県にお招きし、「群馬デスティネーションキャンペーン 全国宣伝販売促進会議」を開催いたしました。旅行関係者に、本県の温泉や自然、食や文化、産業や歴史など、これまで市町村とともに掘り起こしや磨き上げに努めてまいりました様々な魅力や観光資源をお伝えすることができました。これからも、本県の魅力をより一層、国内外に向けPRするよう力を尽くしてまいりたいと考えております。

 

 さて、先週14日の民主党代表選挙におきまして、菅総理大臣が民主党代表に再選されました。菅総理には、最重要課題に位置づけた雇用対策の着実な実施や、下振れリスクが高まっている経済のできるだけ早い回復に向けた取組みをさらに積極的に進めていただき、国民生活の安定に全力を尽くしていただきたいと思っております。

 今月10日に、政府は、雇用、経済を早期に回復させるための経済対策を発表しました。対策の効果ができるだけ早く発揮されるよう、政府における具体的な取組み内容の決定が早期になされることを強く望んでおります。現時点では、対策の詳細が明らかでないことから、本日提出いたしました補正予算案には、国の経済対策に関するものは盛り込んでおりません。県といたしましては、引き続き、経済対策の事業内容に関して情報収集に努め、本県にとって真に必要な事業かを十分に検討した上で、必要な場合には、追加の補正予算をできるだけ早急に取りまとめたいと考えております。

 

 民主党政権が再検証を行うとしている八ッ場ダムでありますが、いまだに検証結果をいつまでに出すのか目途が立っておりません。川原湯温泉では老舗旅館の休業が相次ぐなど深刻な状況にあることから、予断のない検証を一日も早く実施するよう切に望むものであります。また、その結果、水の確保や洪水の防止のために八ッ場ダムが必要であると改めて確認され、ダムの建設が早期に再開されるよう、関係の一都四県と連携して強く求めてまいります。

 

 それでは、本日提出いたしました9月定例県議会の議案の大要について、御説明申し上げます。

  今回の提出議案は予算関係7件、事件議案16件の合計23件であります。

 

「予算関係」

 まず、予算関係であります。

 県内の経済は、生産活動や企業収益に改善の動きがみられておりますが、このところの急激な円高や海外経済の減速により、県内経済へのマイナスの影響が強く懸念されているところであります。また、有効求人倍率も、1倍に満たない水準で推移しており、7月の倍率は0.75倍と前月に比べて低下しております。

 今回の補正予算では、このように先行きに不透明感のある最近の経済動向や、県民生活に関する課題を適確に把握した上で、特に厳しい環境にある雇用対策、景気回復、子育て支援などに緊急に対応することを基本として補正予算を編成いたしました。

  一般会計補正予算の総額は、

63億9,576万円となり、現計予算額と合算いたしますと、6,645億2,676万円となります。

 この財源としては、国庫支出金のほか、基金からの繰入金、繰越金などを計上しております。

 主な事業について、申し上げます。

 まず、「県民生活の安心・安全の確保」についてであります。

 雇用対策としては、「ふるさと雇用再生」と「緊急雇用創出」の2つの基金で、合わせて4億円の事業費を上積みします。これにより、新たに330人の雇用を創出いたします。

 特に、来年春の卒業予定者に対して、県が独自の求人開拓を行い、緊急の就職面接会を開催します。また、ジョブカフェの担当者が大学の就職担当者向けにセミナーを開催いたします。これらのきめ細かな取組みにより、県内の就職環境を向上させてまいります。

 子育て支援としては、「安心こども基金」を8億円活用し、それぞれの地域の工夫により、子育てしやすい環境をつくる「地域子育て創生事業」を、市町村と連携して積極的に進めます。

 来年の4月に開校の予定であります館林高等特別支援学校には、入学する生徒が安心して通学できるようスクールバスを購入します。

 このほか、緊急的な課題として、「野積み廃タイヤの撤去」や、「老人福祉施設へのスプリンクラー整備」、「消費者相談窓口の機能強化」、「危険な交差点への信号機設置」などにも、適確に対応してまいります。

 次に、「県内経済の活力向上」についてであります。

 景気対策として、公共事業費17億5千万円を追加計上いたします。そのうち、道路や河川で規模の小さな改修などを行う、いわゆる「純単独公共事業」を7億5千万円計上しております。

 「ぐんまの木で家づくり」では、予算額を2億円から4億円に倍増し、県内産の木材の利用を促進し、中小工務店が受注できる機会を拡大したいと考えております。

 さらに、これまでの県外大手メーカー向けの展示商談会に加えまして、県内の中小企業と大手・中堅企業との取引機会が増えるよう、県内の大手メーカー向けの展示商談会を新たに開催いたします。

 また、幹線道路の建設を進めるため、国道120号の椎坂峠のトンネルと、榛名南麓の農道の橋について、工事の請負契約に関する債務負担行為を提案しております。

 

 このほか、特別会計と企業会計については、中小企業振興資金会計におきまして、群馬デスティネーションキャンペーンに向け、中小企業者を資金面から支援する制度融資を新たに設けるなど、6つの会計でそれぞれ所要の補正を行うことといたしました。

 

「事件議案」

 次に事件議案であります。主なものについて申し上げます。

  第106号議案は、県全体で暴力団を排除する活動を推進するための条例を制定しようとするものであります。

 第107号議案は、法人県民税の税率の特例が来年4月末で期限を迎えるため、5年間の延長をしようとするものであります。

 第121号議案は、八ッ場ダム地域の振興と生活再建のため、県が所有している温泉に関する財産を、長野原町に無償で譲渡しようとするものであります。

 

 以上、議案の大要について御説明申し上げました。

 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。


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