中山間地園芸研究センターの紹介

中山間地園芸研究センターの業務概要

当センターがある利根沼田地域は、標高差に富んだ地形と夏季冷涼な自然条件を生かし、レタス、ほうれんそう、トマトなどの夏秋野菜等が大規模に生産されるとともに、リンゴ、ぶどう、桜桃などの観光果樹園も多く、多彩な農業経営が行われています。当センターは、利根沼田地域を中心とする群馬県の中山間地域の園芸産地の発展のため、経営に役立つ品種育成や栽培技術の開発に取り組んでいます。
中山間地園芸研究センターの試験研究課題
- リンゴの新品種育成
- リンゴ育成品種の安定生産技術の確立
- 新わい性台木を利用したリンゴの高品質安定生産技術の確立
- ブルーベリーの新品種育成
- ブルーベリー育成品種の安定生産技術の確立
- ミョウガの新品種育成
- 中山間地域野菜の温暖化対策技術の確立
中山間地園芸研究センターの主な研究成果(平成22年度以降の成果)
- リンゴ新品種「紅鶴(仮称)」の特性(ぐんまの農業研究と普及活動第32号)
- リンゴ「おぜの紅」の収穫適期と日持ち性(ぐんまの農業研究と普及活動第25号)
- 県育成リンゴ品種「ぐんま名月」の収穫適期判定用カラーチャート(ぐんまの農業研究と普及活動第19号)
- 県育成リンゴ品種「おぜの紅(くれない)」の交雑和合性
- ミクロデナポン水和剤85によるリンゴ「ぐんま名月」の薬剤摘果法(ぐんまの農業研究と普及活動第14号)
主な論文
- リンゴ新品種「紅鶴」の育成(群馬県農業技術センター研究報告第15号、2018、9-14)
- ブルーベリーの接ぎ木栽培による高品質安定技術(群馬県農業技術センター研究報告第11号、2015、1-8)
- 伏せ込み促成ホワイトアスパラガス栽培における遮光方法および軟白資材の利用が収量・品質に及ぼす影響(群馬県農業技術センター研究報告第1111号、20174、61-64)
- カラーチャートを利用したリンゴ「ぐんま名月」の収穫適期判定技術(群馬県農業技術センター研究報告第10号、2013、51-56)
- 伏せ込み促成アスパラガスの春定植1年半株養成法(群馬県農業技術センター研究報告第10号、2013、47-50)
- 群馬県内に在来するミョウガの特性(群馬県農業技術センター研究報告第10号、2013、41-46)
- ブルーベリー県育成品種「おおつぶ星」と「あまつぶ星」の大粒果を安定生産する結果枝管理技術(群馬県農業技術センター研究報告第9号、2012、71-76)
- カルバリン剤によるリンゴ「ぐんま名月」の薬剤摘果(群馬県農業技術センター研究報告第9号、2012、65-70)
- フキ種子の発芽と貯蔵法(群馬県農業技術センター研究報告第8号、2011、77-81)
- リンゴ新品種「おぜの紅」の育成(群馬県農業技術センター第7号、2010、45-50)
中山間地園芸研究センターの沿革
- 昭和35年8月群馬県農業試験場沼田果樹試験地として沼田市横塚町に設置
- 昭和45年10月群馬県園芸試験場沼田果樹試験地に改称
- 昭和48年4月群馬県園芸試験場北部試験地に改称◦新たに野菜・花き部門を設置
- 昭和58年4月群馬県農業総合試験場北部分場に改称
- 昭和63年4月沼田市井戸上町に移転
- 平成6年4月群馬県園芸試験場北部分場に改称
- 平成9年4月群馬県園芸試験場中山間支場に改称
- 平成15年4月群馬県農業技術センター中山間地園芸研究センターに改称
- 平成18年4月花き部門を廃止
中山間地園芸研究センターへのアクセス

<電車>
- JR上越線沼田駅下車、タクシーで約10分
- JR上越新幹線上毛高原駅下車、タクシーで約15分
<自動車>
- 関越自動車道月夜野インターチェンジより国道17号線経由、車で10分
※観光バスの場合は、当センターに道順をご確認の上お越し下さい。