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令和4年度第4回森林観察会を開催しました
更新日:2022年7月20日
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梅雨明けが早く暑い日が続いていましたが、曇り空で観察会にはちょうどよい中、植物の特徴のひとつ「植物の香り」をテーマに、第4回森林観察会を開催しました。講師はぐんま緑のインタープリター協会の大谷正明さんにお願いし、植物が発する香りの謎について解説していただきました。五感のうち特に嗅覚を重視した観察を行い、自然や植物の奥深さを再発見しました。(令和4年7月9日)
観察会の様子
植物が香り(匂い・臭い)を発する要因は、有害な動物等から身を守るため、花粉や種子の散布者として動物等を引き寄せるためなどの目的があります。
古くから人々は、植物の香りを食材、香料、殺虫剤などとして利用してきました。この香りの成分は、テルペン類と呼ばれる炭水化物が代表的な物質です。
樹木が発する揮発性活性物質(テルペン類)は人の健康によい効果をもたらします。松林で森林浴の体験。
シラビソ(マツ科)、脂袋の匂いを観察、いい香り。
サンショウ(ミカン科)
オカトラノオ(サクラソウ科)
ガクアジサイ(アジサイ科)
ニワトコの実(レンプクソウ科)
タマゴタケ(テングタケ科)