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令和4年度第3回森林観察会を開催しました
更新日:2022年7月3日
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梅雨に入り天候の危ぶまれるなか、「虫こぶと梅雨期に咲く花」をテーマに第3回森林観察会を開催しました。講師は、利根沼田自然を愛する会所属で自然観察指導員の濱田誠さんにお願いし、あまり知られていない「虫えい(虫こぶ)」の謎について解き明かしてもらいました。野外で採取した虫こぶを後半は講義室で中の虫を観察しました。(令和4年6月11日)
観察会の様子
虫こぶ(虫えいともいう)とは、昆虫類(タマバエやタマバチなど)、アブラムシ類、フシダニ類、線虫、菌類などが植物のいろいろな部位に寄生して、植物の組織が異常な形状になることです。(広くはゴールと呼ぶ。)
虫こぶ(虫えい)の名前の付け方は、「植物名+虫こぶがつくられる部分+虫こぶの形状、特徴+フシ(五倍子)」のように付けられるそうです。例として、「ケヤキ(けやき)+ハ(葉)+フクロ(袋)+フシ(五倍子)」となります。
ブナの葉の「ブナハカイガラフシ」の観察。
虫こぶを切断し中の形成者を拡大して見る。
ナラメリンゴフシ
マンサクハフクロフシ
ツツジのもち病(担子菌類)