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令和元年度 第2回生活文化スポーツ部指定管理者選定委員会概要

更新日:2019年12月13日 印刷ページ表示

1 日時

 令和元年10月18日(金曜日)14時から17時20分

2 場所

 昭和庁舎3階 31会議室

3 出席委員

 7名(1名欠席)

4 議事

(1) 応募状況について

 事務局から、県立自然史博物館附帯ホールについては富岡市、群馬県総合スポーツセンターについては公益財団法人群馬県スポーツ協会、群馬県総合スポーツセンター伊香保リンクについては公益財団法人群馬県スポーツ協会とグリーンクラフトマン株式会社、群馬県ライフル射撃場については群馬県ライフル射撃協会から次期指定管理者の応募があったことを説明した。

(2) 第1次審査の結果について

 事務局から第1次審査の結果について、以下のとおり説明を行った。

ア 資格要件及び指定管理料上限予定額の確認

 各申請者において基準を満たしていることを確認した。

イ 財務状況の審査

 会計専門家の委員による審査を行い、各申請者において基準点を満たしていることを確認した。

 ア、イより、各申請者はそれぞれ適格であると判断し、第2次審査を実施することとした。

(3) 第2次審査の方法について

 事務局から、第2次審査の方法について説明を行った。

(4) 第2次審査(各申請者によるプレゼンテーション及び質疑応答)

県立自然史博物館附帯ホール

申請者:富岡市

(委員)
 経費削減の方法として、具体的にどのように業務内容を検討し、職員の適正配置等を行っているのか。
(申請者)
 今まで、LEDの照明が高くなかなか入っていなかったが、電球を替えなければいけない時はLEDの照明器具に交換している。初期費用はかかるが、だいぶコストは減らせている。職員の適正配置については、事業の際に高校生やボランティアスタッフに頼んで配置することで、経費削減をしている。

(委員)
 具体的な内容はどのように決めているのか。
(申請者)
 事業ごとに決めている。利用見込み等、その都度検討している。

(委員)
 収支計画について、支出の方が増えた場合、富岡市さんの方から支出するという話があったが、実際に人件費等が増えていった際には、それについて富岡市さんは織り込み済みなのか
(申請者)
 人件費は配置される職員によって変動するため、富岡市で対応することとなっている。

(委員)
 収支計画書のその他12,000千円はどのような内容か。
(申請者)
 催物を行う際に販売したチケット代の収入を入れさせていただいている。自主事業を行う場合は、自主事業を合算した数値を記載することとあったため、チケットの売上げ見込みを入れている。

(委員)
 アンケート調査について、アンケートを受けてどう対応しているのか、改善しているのか具体的にあったら教えてほしい。サービス面から見たときに、お客さんからの直接のニーズや要望に的確に応えていくことは、サービス業の中心なので具体的なことを教えてほしい。
(申請者)
 長年アンケート調査を行っているため、根本的な小さいことについては、あまり意見がない。ただ、駐車場の関係での意見がある。複合施設である博物館、体育施設との事業が重なると、徒歩約10分のところにある北駐車場に止めていただいているが、近くならないのかという意見がある。それに対しては、市の担当に要望を上げているがなかなか大きいことになってくるため、動いていない。
 また、トイレは男性女性それぞれ十数ずつあるが、事業の際には人が多いため、足りないとの意見がある。そういった時には、施設を出たところにある博物館との共有トイレの利用を、スタッフで声がけをすることで対応している。

(委員)
 ホールである程度の規模でイベントを行うときは、博物館や体育施設との協議で、日程の調整をして重ならないようにするのがいいと思う。
(申請者)
 体育館も市で行っている部署がありますので、貸し館をする際に台数が見込めるときには、最初から北駐車場を開けておき、関係者等は北駐車場に止めていただいて、少しでもお客さんの分を確保できるようにしている。

群馬県総合スポーツセンター

申請者:公益財団法人群馬県スポーツ協会

(委員)
 利用者の利用状況について、現状110万人のところ、今後の利用者数の成果目標値が現状の約14%増加の125万人とかなり高い目標値がかがげられているが、達成するための具体的な方策はどのようなものか。
(申請者)
 近年の新しい取組として、子どもたちを対象にしたスーパーキッズプロジェクトやわくわく運動プロジェクト等を実施し、若年層を拡大させるための取組を行っている。達成するには厳しい目標ではあると思うが、本施設は、スポーツ施設なので、コンサート等他分野の事業ではなく、スポーツ人口の裾野を広げるための様々なスポーツ関連事業を展開していくことによって集客数を上げていきたいと考えている。

(委員)
 収支計画の経費削減について、削減の取組によって、どの程度の経費削減が見込まれているのか、また、支出計画は5年間同額となっているが、人件費は通常上昇していくものなので、どの位経費削減が見込まれていて5年間同額としているのか、具体的にどのように取り組んでいくのか。
(申請者)
 一つには、電力経費の見直しができると考えている。従来は、指定管理期間が3年間であり、東電を単年度で契約していたが、昨年から緩和されて複数年もできるようになり、現在2年契約で、伊香保リンクと一緒に契約することにより、10%程度の経費節減を図ることができた。次期指定管理期間は、5年間と言うことなので、さらなる複数年契約が可能となり、さらに削減が見込まれる。

(委員)
 収支計画に記載の光熱水費について、1割程度減少するということでよいか。
(申請者)
 増額要素として、来年度のアーチェリー場の改築や消費税10%分の上乗せがあるが、それでも支出を現状程度の支出額に抑えたいと考えている。

(委員)
 利用者の声を反映させるための取組として「うけたまわりボックス」の設置は、よい取組だと思う。具体的にこの声を反映させた事例があれば教えてほしい。
(申請者)
 ボックスは、3ヶ月ごとに集約している。例えば、利用者の「暑い」という声に対し、部分的に扇風機を設置したり、その声を設置者である県に届けた結果、昨年度その施設に冷房設備を導入してもらった。また、身近なところでは、武道館入口の下駄箱に椅子がなくつらい、と言う声に対し、椅子を設置したり、トイレにサンダルが欲しい、という要望には、サンダルを常備する等できるところはすぐに改善している。

群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク

申請者1:公益財団法人群馬県スポーツ協会

(委員)
 人員は8人体制ということだが、シーズン中とそうでないときで業務量に偏りがあると思うが、配置のバランスはどうか。人員が過剰な時期又は不足する時期はないか。
(申請者1)
 リンクの営業期間は9月から3月とされているが、平成30年度から4月の第3日曜日まで延長して営業している。その後、5月から7月の間で、リンクの整備及び修繕を行いながら広報活動や様々な企画を実施している。8月からは整氷作業を開始し、9月のオープンに向けた準備が始まるので、3年目を迎えるところだが、現状では業務を適正に分配することによって過不足は生じていない。

(委員)
 利用者数と使用料の推移について、利用者数は順調に増加しているのに比べて使用料の増加は少ないように思うが、それは無料利用者や減免者が多いからなのか。使用料よりもまずは利用者の増加を目指しているからなのか。
(申請者1)
 使用料の増収ももちろん大事だが、まずは、認知度を上げて人に来ていただきたいと考えている。存在を様々な形で認知してもらうために夏場であっても人が集まる無料のイベント等を企画している。それが、増加の差に現れているのではないかと思うが、そういったイベントを通じて、リンクの存在を知っていただける重要な機会だと考えている。世界的にもレベルの高い大会のできる施設であることを周知し、利用者の増加につなげたい。

(委員)
 英語や台湾語のチラシを用意していることは興味深い。海外からの集客を呼び込もうとする姿勢はよい。自然豊な屋外リンクがある施設は国内でも珍しく、貴重な財産だと思うが、自分はこの事業に携わるまでこのリンクの存在を知らなかった。せっかくいい財産なので、県内及び国内外へ認知度を高める必要があると思うが、そのための具体的に認知度を高めるための計画はあるか。
(申請者1)
 認知度を上げるために、伊香保の旅館組合や女将の会に御協力いただきリンクのパンフレットやチラシの配付をさせていただいたり、温泉街の石段にのぼり旗を立てたりと地道な活動を続けている。
新たな取組としては、群馬ディスティネーションキャンペーンが来年4月から6月にかけて実施されるので、全国にリンクを発信するよい機会であると考え、その時期にイベントを企画する等積極的全国にPRしていきたいと考えている。
また、広く周知を図るためには、常にメディアに取り上げられることは重要だと認識しており、イベントごとに報道機関に積極的に情報提供しており、今後も継続していきたい。

(委員)
 光熱水費が支出の1/3とのことだが、貴団体から県に対して太陽光発電設備の導入を要望しているのか。
(申請者1)
 今のところ、太陽光発電設備等の導入について要望していない。

(委員)
 施設の運営は、安全第一だと思うが、先程トラブルの未然防止に取り組んでいるとの説明があったが、具体的にどのような未然防止策を行っているのか。
(申請者1)
 スケート協会が夏場のトレーニングでリンクを使用した際、氷は張っていないため段差の危険があったのを当協会のスタッフが気づき、ゴムマットで養生した。また、責任者であるスケート協会に対しても再度安全確認する等細心の注意を払って対応した。そういったことは、利用者の声と言うより、スタッフのチェックによって見えてきた危険性だった。
また、リンクには初心者も多く訪れる。その際は、受付でヘルメットや膝当ての着用について必ず声がけをする等、利用者が怪我をしないよう常に注意を払っている。
氷は一日の中で常に変化している。氷の状態が悪いところで無理に滑走すると転倒の危険性が高まる。そういったことを未然に防止するため、氷の状況を常に見極めることが重要で、それには知識と経験が不可欠であると考えている。

申請者2:グリーンクラフトマン株式会社

(委員)
 隣接する県立伊香保森林公園を指定管理するにおいては造園業としての強みを生かせると思うが、今回当該施設の指定管理者に応募したそもそもの動機は何か。
(申請者2)
 個人的な動機だが、整備があまり行き届いていないようなところを綺麗にするのが好きで、以前ある総合公園の指定管理者になったが、環境を改善した結果喜ばれて利用者も増加したことが嬉しかった。また、ホッケーをやっていた知人に勧められ、関係者でない者が管理した方がよいのではないかと感じたこと。
自分はモータースポーツをやっているが、我々のメカニックはスタッドレスタイヤのテストをわざわざ東京や横浜のリンクでやっていてもったいないので、当該施設で実施したいし、屋内リンクでカートも走らせたい。
また、隣接する伊香保森林公園では1,2名常駐させて管理しているが、効率が非常に悪いので、隣接しているもう一つの施設である伊香保リンクと一体的に管理させていただけるなら、業務効率が上がり助かる。
施設のLED化が未実施のようなので、我々が指定を受けられれば改善できるし、センサー等で遠隔管理できるようになってきているので、そういったところの自社の開発力を試せる場にもなるとも考え応募した。

(委員)
 今の事業規模とほぼ同じ事業規模で、全く違うとは言わないが、新しい業種の事業をやるにあたって、当該施設を受託した場合に、きちんとできる組織や管理運営体制について予定として確保できる見込みがあるのか。
(申請者2)
 スタッフについて、現状のスタッフがどの位残留してもらえるかが重要で、離散してしまうのは問題だと認識している。基本的に残留希望者は受け入れたいし、なるべく近隣の方を雇いたい。また某イベント会社と連携し、再委託の形でスポーツイベント経験者を派遣してもらいたいと考えている。自社で全てやろうとはあまり思っていない。専門家のところに外部委託するとか専門家を新たに雇用する等、無理して造園業が専門である当社がスポーツ施設運営するのではなく、できるところは当社がやるが、できないところはできる人間を雇う又は今いる人に頼る、と考えている。

(委員)
 自然のリンクの氷の管理について、一番大変なところでありこの施設にとって重要なところであると思うので、管理方法についてもう少し詳しく説明していただきたい。
(申請者2)
 屋外リンクの整備について、周辺のコンクリートが黒くなっているので、白くしたり反射塗料を施すなど熱効率を良くしたい。雪が降った後の雪を溶かして整備しないと滑走面が荒れてしまうことは承知している。計測機器やGPSをリンクに埋め込んで機械的に管理することを考えている。引き継ぎの時やリンクを視察させてもらってリンクのよい状態をデータ化して、コントローラーにプログラムして自動管理することを目指している。

(委員)
 再委託は考えとしてはよいと思うが、管理を委託できる専門家は限られていると思う。そういった方々は、既にそれぞれ仕事を抱えていると思われるので、さらに追加でこちらの仕事を受けていただけるのか。何かそういった専門家集団に、この施設の管理を受託した場合には例えば再委託を受けてもらえる確約のような物はあるのか。
(申請者2)
 専門家集団との再委託の確約はないし、業者への接触も現段階ではしていない。調べてみるとだいたい伊香保周辺や大手の設備会社が多いようだ。たまたま大手の設備会社やスポーツブランド会社の中に仕事でつながりのある業者もあるが、スケートリンクの管理についての確約はとれていない。

(委員)
 意欲は評価できるが、特に屋外のリンクの氷の管理を電子化するとなると、本当に円滑に管理できるのか。稼働させるには、ある程度の実験が必要で、実証分析が必要だと思う。営業しながら実証実験をしてデータ収集・分析が必要になると思うが、そういった作業は計画の中に含まれているのか。維持管理費をかなり縮減する計画になっているが、先程説明のあった先進的な取組、電子的な機器を埋め込む作業は可能なのか。縮減した経費で実験等を含めた機器の導入に係る初期費用等を補うことはできるのか。また実証データを収集する時間あるのか、現状では検証していないとのことだが、データ分析には専門家の知識は不可欠たど思うが、それに係る機器やシステムを管理する人的経費を含めた運用経費は見込まれているのか。
(申請者2)
 初期投資の件ですが、例えば伊香保森林公園の施錠管理について、スマートホンで一元管理を自動でできている。別の指定管理している体育館の照明管理についてもシステムで遠隔操作できるようになっている。システムの開発は、関連会社で行ったが、当社としては開発費は発生していない。使用するにあたっての使用料を毎月支払っている。モーションカメラも下部会社で製造販売している物で安く仕入れるので、使用料だけ支払えば利用できる。現在の人的作業をITに置き換えることでコスト削減が図れると考えている。また管理システムは確立しているので、プログラムを書き換えれば運用できると考えているが、あくまでも想定段階なので確実にできるとは言い切れないが、実際実現できたシステムは同じ会社で開発してもらっている。

(委員)
 伊香保リンクは、スケート施設であり県有施設であるから、誰でも平等に使用できる施設であるべきだし、指定管理を受けたからには、利用者を増加させる方策と努力が必要だと思う。
また、この施設は、スポーツ施設としてスケートの競技力向上と普及に寄与すべき施設であるが、競技力向上や競技団体との関わりや各種競技大会実施に向けた取組についてどう考えているか。
(申請者2)
 競技団体には、様々な場面でご協力いただくことになると思うが、年代によって考え方や指導要領が異なっていたり、どう関わったらよいか分からず、課題と認識している。大会運営者である関係競技団体とは今後協議しながら検討していきたい。現状では競技団体と調整等はしていないので、具体策はこれからになる。また、一般利用者については、例えば個人にGPS機能をもった機器を持って滑ってもらい、後でどう滑っていたか分かる仕組みを取り入れたりして従来とは違った楽しみ方をしてもらいたい。また、競技者を含め利用者にSNS等で発信していただき、利用者増加につなげたいと考えている。

群馬県ライフル射撃場

申請者:群馬県ライフル射撃協会

(委員)
 ライフル射撃競技は専門性が非常に高い競技であると思う。県ライフル射撃協会の会員数は現在80名と言うことだが、競技人口の拡大や競技の普及のために何か取組をしているか。
(申請者)
 今年から本協会のホームページを立ち上げ情報発信に努めている。例えば、高校生・小学生向けの漫画で高校生のライフル射撃部を舞台とした漫画があるが、最近アニメ放映が始まったので、そういった情報をホームページに掲載して周知したり、県スポーツ協会が主催した小学生向けのチャレンジスポーツ教室を実施したところ。特殊なスポーツなので、爆発的に人数が増える訳ではないが、そういった教室から少しずつ興味をもつ子も現れている。アニメが浸透してくれば、また問合せが増えるのではないかと期待している。

(5) 審査・採点

 募集要項に基づいた審査票により各委員が採点を行った。

(6) 採点の集計結果

 事務局が各委員の採点を集計し、集計結果の一覧を各委員に配布した。

(7) 候補者の答申

 集計結果について審議を行い、選定委員会として以下のとおり指定管理者候補として選定し、県に答申することとした。

候補者の答申一覧
施設名 指定管理者候補
県立自然史博物館附帯ホール 富岡市
群馬県総合スポーツセンター 公益財団法人群馬県スポーツ協会
群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク 公益財団法人群馬県スポーツ協会
群馬県ライフル射撃場 群馬県ライフル射撃協会

(以上)

5 問い合わせ先

(1)文化施設に関すること

文化振興課
電話 027-226-2595
Fax 027-221-0300
E-mail bunshinka@pref.gunma.lg.jp

(2)スポーツ施設に関すること

スポーツ振興課
電話 027-226-2079
Fax 027-243-3211
E-mail sposhinka@pref.gunma.lg.jp

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