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みんなで支える群馬の医療~上手な医療のかかり方~

更新日:2025年11月10日 印刷ページ表示

 将来にわたり安心して医療を受けられる体制を維持するためには、私たち一人ひとりが医療へのかかり方を考えることが大切です。
 自分自身やご家族などの日々の健康と群馬の医療を守るためにも「上手な医療のかかり方」へのご理解とご協力をお願いします。

まずは「かかりつけ医」を持ちましょう!~日頃の健康を支える身近な存在~

 日常生活における健康面の相談や、ケガや病気になったときの治療など、「かかりつけ医」は、どの世代の方にとっても、自分の健康と暮らしをサポートしてくれる頼もしい存在となります。

「かかりつけ医」を持つメリット

  1. 気軽に診てもらえて、健康に関することについて相談できる
  2. 日頃の健康状態を知ってもらえているので、医師が患者の体調変化に気付きやすい
  3. 必要なときには、専門の医師や医療機関を紹介してもらえる(つないでもらえる)
  4. 病気の予防や早期発見・早期治療につながる

「かかりつけ医」と病院の連携

地域医療連携の画像
 「かかりつけ医」は、患者さんの健康状態や病状などを把握しています。そして、より精密な検査や入院治療など必要な場合には、大きな病院の専門医を紹介します。こうした「かかりつけ医」(診療所)と病院が連携しながら治療を進めることを「病診連携」といいます。ほかにも、身近な「かかりつけ医」(診療所)が、他の診療所と連携する「診診連携」や、病院同士の連携「病病連携」なども行なわれています。
 地域の医療機関では、お互いに連携しながら機能や役割を分担し、患者さんにとって最適な医療を提供する取組を進めています。

緊急時以外は、平日・日中の診療時間内に受診するようにしましょう!

診療時間内の受診促進の画像
 休日や夜間に体調不良になったとき診療してくれる医療機関は、私たちにとって、とても心強い存在ですが、安易な時間外受診には問題もあります。
 本来、休日や夜間は、緊急性の高い重症患者や入院患者に対応する時間帯です。また、医療機関も、休日・夜間の時間帯は、限られた医療スタッフで入院患者等に対応しています。安易な時間外受診が増えると、医療スタッフの負担が増すだけでなく、一刻を争う患者さんへの対応が遅れてしまう可能性があります。
 また、時間外に受診すると医療費が加算されたり、医療スタッフが限られているため受けられる検査やもらえるお薬の量が限られてしまったりすることもあります。
 緊急でなければ、休日や夜間の受診は控え、医療スタッフがそろっている、平日の診療時間内に受診するようにしましょう。

判断に迷うときには、救急相談なども上手に活用しましょう!

電話相談と救急要請の画像
 「緊急時には迷わず119番!」と思っていても、いざとなると、救急車を呼んだらいいのか、今すぐ受診した方がよいのか、判断に迷うことも多いようです。
 特に夜間や休日には、すぐに相談できる人が身近にいないと、不安になることもあると思います。
 もしものときに備え、救急相談窓口などをあらかじめ知っておくと、緊急時にも冷静に対応できます。病院に行くべきかどうか迷ったとき、相談窓口を上手に利用しましょう。

群馬県救急安心センター(#(シャープ)7119)

 急な病気やケガをしたときに、「救急車を呼んだ方がよいのか」、「今すぐ病院に行った方がよいのか」などで迷った際に、相談員(看護師)から電話で、受診の必要性や対処方法などのアドバイスを受けることができる相談窓口です。
 群馬県救急安心センター(#(シャープ)7119) - 群馬県ホームページ(消防保安課)

子ども医療電話相談(#(シャープ)8000)

 夜間や休日におけるお子さんの病気への対処方法や、応急処置などを電話で相談できる相談窓口です。お子さんの急な発熱、嘔吐、腹痛などで医療機関を受診すべきか迷った時など、お気軽にお電話ください。
 ​子ども医療電話相談(#(シャープ)8000) - 群馬県ホームページ(医務課)

電話相談サービス利用に当たってのご注意

※緊急を要すると感じた場合には、迷わず119番へご連絡ください。
※救急車を呼ぶべきかどうかや、医療機関の案内については「救急安心センター(#7119)」が、15歳未満のお子さんの急な病気や家庭での対処方法などについては「子ども医療電話相談(#8000)」が適しています。
※電話がつながったら、慌てずに症状や年齢などをお話しください。
※電話相談は、電話でお聴きした内容に基づいた助言であるため、いわゆる「診断」とは異なります。

総務省消防庁「救急車利用リーフレット」

 緊急性の高い症状があるときは、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。
 総務省消防庁では、緊急度の高い症状を紹介した「救急車利用リーフレット(成人版・子供版・高齢者版)」を作成しています。
 このような症状があった場合には、迷わずに「119」番通報して救急車を要請してください。
 救急車利用リーフレット | 救急お役立ち ポータルサイト | 総務省消防庁<外部リンク>

「FAST(ファスト)」~脳卒中から大切な人を守る合言葉~

脳卒中「FAST」の画像
 「FAST(ファスト)」は脳卒中でよく見られる3つの症状(顔の麻痺、腕の麻痺、言葉の障害)と発症時刻の頭文字を取った言葉です。脳卒中は突然起こる病気として知られますが、大きな障害が起こる前の段階で何かしらの症状が出ることも少なくありません。
 脳卒中は、早く病院に行くことで治療の選択肢が増えます。ぜひ、脳卒中の初期症状を確認する方法「FAST(ファスト)」を覚えておいて、ご自身やご家族に症状らしきものが出た際は、些細なことのように思えてもすぐに病院を受診しましょう。

※画像が見づらい場合は、 こちらからPDFファイルをダウンロードできます。FAST~脳卒中から大切な人を守る合言葉~ (PDF:444KB)

知っておくと便利な制度やサービス

 救急相談窓口のほかにも、知っておくと便利なサービスをご紹介します。

群馬県内の医療機関を探すときは~医療情報ネット(ナビィ)~

 症状などのいろいろな条件で医療機関を検索できます。
 そのほか、休日夜間急患センターや薬局なども探せるサイトです。
 群馬県の病院・診療所・歯科診療所・助産所/薬局を検索|医療情報ネット|厚生労働省<外部リンク>

全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)

 消防庁では、傷病者の症状の緊急度の判定を支援し、利用できる医療機関の情報を提供する、全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を配信しています。
 このアプリでは、救急車を呼ぶべきかどうかの判断のお手伝いをしてくれます。
​ 全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)をご利用ください! - 群馬県ホームページ(消防保安課)

「いつもの先生」以外の医療スタッフの対応にご理解をお願いします

「チーム医療にご理解を」の画像
 将来にわたり、医療の質と安全を確保するためには、医師を始めとした医療従事者が健康に働き続けられる環境整備も重要です。こうしたことから、現在、国として「医師の働き方改革」の方針が掲げられています。
 各医療機関においても、医師が対応していた業務の一部を他の医療職種が担ったり、一人の主治医が対応していた業務を複数の医師で担ったりするなど、様々な取組を進めています。
 「チーム医療」は、より効率的な医療を提供するとともに、それぞれの職種の専門性を活かし、医療の質を高めていくための取組です。私たち医療を受ける側も、こうした医療機関の取組を理解しておくことが大切です。
 「いつもの先生」以外の医療スタッフが対応する場合もあります。
 医療の質と安全を守るため、チーム医療へのご理解とご協力をお願いします。

タスクシフト・シェア、チーム医療

 医師が担っている業務の一部を、看護師や薬剤師など、他のスタッフに移管(シフト)や分担(シェア)する取組です。例えば、患者さんへの疾患の説明、検査、病棟における服薬指導などについて、医師以外の様々な医療スタッフが担うことがあります。
 様々な医療職種がそれぞれの専門性を活かしながらチームとして関わることで、患者さんに提供する医療の質の向上にもつながります。

複数主治医制

 複数主治医制とは、患者さんの治療を行う医師がチームを組み、1人の患者さんに複数の主治医が対応することです。医療機関によっては、例えば、担当する患者さんへの対応を複数の主治医が時間帯によって分担するなどの取組が始まっています。
 複数の医師が治療方針に意見を出し合えることや、緊急時などに迅速に対応できる体制となることを通じて、患者さんに提供する医療の質の向上にもつながります。

日頃から体調管理をこころがけましょう!

 日頃の体調管理も大事なポイントです。定期的に健康診断を受けるなど、早期の発見・治療につながります。

健康診断・定期検診を受けましょう

 日頃からの定期的な運動や休息を心がけることはもちろんですが、病気の中には、自覚症状がないものもあります。
 「自覚症状がないから大丈夫」ではなく、自分自身の健康状態を把握するためにも、健康診断や特定健診を定期的に受けることが大切です。

治療や服薬は自己判断でやめないことが大切です

 せっかく順調に回復してきたと思っても、自己判断で通院や服薬をやめてしまうと、体調が逆戻りしてしまうこともあります。自己判断で中断することなく必ず医師の判断を受けるようにしましょう。

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