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肝臓週間について~7月28日は世界肝炎デー・日本肝炎デーです!~
7月28日は、「世界肝炎デー」・「日本肝炎デー」です!
7月28日は、WHOが定める"World Hepatitis Day"(世界肝炎デー)です。
世界保健機関(WHO)は、2010年に世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を“World Hepatitis Day”(世界肝炎デー)と定め、肝炎に関する啓発活動等の実施を提唱しました。
平成24年度から、厚生労働省は世界肝炎デーに合わせ、毎年7月28日を「日本肝炎デー」としています。
令和6年度の「肝臓週間」は、7月22日~7月28日です!
7月28日を含む月曜日から日曜日までを「肝臓週間」といい、肝疾患や肝炎ウイルスの感染予防に関して、全国で様々な啓発活動が行われています。
あなたは、肝炎ウイルス検査を受けたことがありますか?
受けたことがない方は、是非この機会に肝炎ウイルス検査を受けましょう!
肝炎ウイルス検査は、県内各保健福祉事務所等で実施しています。
市民公開講座のお知らせ
2024年度日本肝臓学会 肝がん撲滅運動による市民公開講座が開催されます。
詳細は、群馬大学医学部附属病院肝疾患センター<外部リンク>のホームページをご覧ください。
期日
令和6年7月28日(日曜日) 14時から
会場
国立病院機構高崎総合医療センター講堂
(〒370-0829 高崎市高松町36)
講演内容
座長 柿崎 暁 先生(国立病院機構高崎総合医療センター)
講演1「本当はこわい脂肪肝 ~いつ受診すればいいの?~」
国立病院機構渋川医療センター 消化器内科 須賀 孝慶 先生
講演2「知っておこう!最近の肝癌の治療」
群馬県済生会前橋病院 消化器内科 畑中 健 先生
「相談コーナー」群馬大学医学部附属病院 肝疾患センター 戸島 洋貴 先生
入場料
無料
ウイルス性肝炎とは
ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊れていく病気です。この病気になると、徐々に肝臓の機能が失われていき、ついには肝硬変や肝がんに至ることもあります。
B型及びC型肝炎ウイルスの患者・感染者は約300万人と推定され、国内最大級の感染症とも言われています。
肝臓のニックネームは“沈黙の臓器”
肝炎になっても、肝臓はなかなかSOSを出しません。「体がだるい」と気付くころには、重症化していることもあります。
そのため、検査による早期発見がとても大切です。肝炎ウイルスに感染していても、早期に適切な健康管理・治療をすることで、肝炎から肝硬変や肝がんに悪化するのを防ぐことができます。
ウイルス性肝炎Q&A
質問1 検査を受けるには?
どんな検査?
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で判断します。採血は短時間で、検査結果は数週間でお知らせできます。
※感染後は3か月ほどたたないと、陽性にならないこともあります。
どこで受けられるの?
検査を受ける機会としては、以下のようなものがあります。
※ 実施日程や費用、検査内容等はそれぞれの実施主体によって異なりますので、別途お問い合わせください。
- お住まいの市町村での検診
(地域にお住まいの満40歳の方、又は満41歳以上で過去に検査を受けたことのない方が対象。詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。) - お住まいの管轄の保健福祉事務所又は保健所での肝炎ウイルス検査(無料)
(過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方が対象。原則として、市町村での検診の対象者を除きますが、市町村での検診を結果的に受けられなかった方や再検査が必要な場合等、保健所長が認める場合は、検査を受けることができます。) - 群馬県から委託を受けた医療機関での検査(無料)
(過去に検査を受けたことのない方で、県内(前橋市、高崎市を除く。)にお住まいの方が対象。保健福祉事務所で受診券を発行する必要があります。) - 職場の健康診断
(追加項目となり、費用が発生する場合があります。詳しくは、職場の健康診断の実施機関にご確認ください。)
→保健福祉事務所等一覧
→肝炎ウイルス検査について(県から委託を受けた医療機関での検査については、こちらでご確認ください)
質問2 感染が分かったら?
肝炎ウイルスに感染していることがわかったら、まずは、専門医に相談してみましょう。肝臓の状態は人によって様々です。
→肝疾患診療連携拠点病院・県内の専門医療機関<外部リンク>
※肝炎患者の方が、良質かつ適切な医療を受けられるようにするため、群馬県では肝疾患診療連携拠点病院(群馬大学医学部附属病院)を中心に、専門医療機関、更には地域のかかりつけ医と連携し肝疾患診療体制の整備を行っております。
陽性と判明した後に、最初に行う精密検査の費用を助成する制度もあります。
質問3 医療費助成制度とは?
国と県では、ウイルス性肝炎の医療費について、自己負担額を軽減する助成を行っています。助成の対象となるのは、B型肝炎のインターフェロン治療又は核酸アナログ製剤治療及びC型肝炎のインターフェロン治療又はインターフェロンフリー治療です。
本人の世帯の所得に応じて、月当たりの医療費を軽減します。
→インターフェロン治療・インターフェロンフリー治療・核酸アナログ製剤治療に係る医療費の助成について
外部リンク
- 群馬大学医学部附属病院肝疾患センター<外部リンク>
- 厚生労働省肝炎対策推進室<外部リンク>
- 独立行政法人国立国際医療研究センター<外部リンク>
- 社団法人日本肝臓学会<外部リンク>
- 国の補償制度について(B型肝炎訴訟)<外部リンク>