ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 健康福祉部 > 衛生環境研究所 > 感染症発生動向調査について

本文

感染症発生動向調査について

更新日:2025年4月7日 印刷ページ表示

目的

 感染症発生動向調査は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症法」といいます。)に基づき実施されています。感染症の発生状況を把握・分析し、県民や医療機関などに対して情報を提供・公開することにより、感染症の予防及びまん延を防止することを目的としています。

対象感染症・調査の流れ

 この調査では、対象とする感染症を以下のとおり定めています。

全数把握

 対象感染症は、感染症法に基づく一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症及び五類感染症(全数把握対象)です。感染症法第12条により、医師は、これら対象感染症の患者などを診断したときは、最寄りの保健所に届け出なくてはなりません。
 なお、獣医師が届け出る動物の感染症については、感染症法第13条及び政令などで定められています。

定点把握

 対象感染症は、感染症法に基づく五類感染症(定点把握対象)です。感染症法第14条により、都道府県は「指定届出機関(定点医療機関)」を指定し、指定届出機関は、対象感染症の患者の発生状況を週単位または月単位で届け出ることになっています。定点の種類により、届け出る対象感染症は異なります。

 対象感染症の詳細は、以下のリンクをご覧ください。

調査の流れ

 届け出された患者情報は、保健所を通じて感染症情報センター(群馬県においては、群馬県衛生環境研究所感染制御センター)へ集められます。感染症情報センターでは、患者情報を収集・分析し、週報・月報やホームページなどにより情報還元・公開しています。

指定届出機関(定点医療機関)について

 群馬県における指定届出機関(定点医療機関)の数は、以下の表のとおりです。
 なお、小児科定点医療機関は、原則として急性呼吸器感染症(ARI)定点医療機関にも指定されています。

群馬県における指定届出機関(定点医療機関)数
地域

急性呼吸器感染症(ARI)

内科

急性呼吸器感染症(ARI)

小児科

小児科 眼科 性感染症
(STD)
基幹
前橋市 3 4 4 2 3 1
高崎市 4 5 5 3 3 1
伊勢崎 2 3 3 2 2 1
渋川 1 1 1 1 1 1
藤岡 1 1 1 0 1 1
富岡 1 1 1 1 1 1
吾妻 1 1 1 0 0 0
利根沼田 1 1 1 1 1 0
館林 2 2 2 1 2 1
桐生 1 2 2 1 2 1
太田 2 3 3 2 2 1
安中 1 1 1 0 0 0
合計

20

25 25 14 18 9

定点当たり報告数について

 感染症発生動向調査では、定点医療機関からの患者報告数を「定点当たり報告数」と表現しています。
 定点当たり報告数とは、1医療機関当たりの患者報告数を意味し、上記定点医療機関からの1週間分または1ヵ月分の患者報告数を、その週または月に報告のあった定点医療機関数で割ったものです。

地域別の情報について

 感染症発生動向調査では、感染症の報告状況を地域ごとに集計しています。
 群馬県では、4つの地域に分けて情報を取りまとめています。
 各地域に設置されている保健所と管轄する市町村は、以下の表のとおりです。群馬県地図の画像

各地域に設置されている保健所の管轄市町村
地域 保健所 管轄市町村
北毛 渋川保健福祉事務所(渋川保健所) 渋川市、榛東村、吉岡町
北毛 吾妻保健福祉事務所(吾妻保健所) 中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、高山村、東吾妻町
北毛 利根沼田保健福祉事務所(利根沼田保健所) 沼田市、片品村、川場村、昭和村、みなかみ町
西毛 高崎市保健所<外部リンク> 高崎市
西毛 安中保健福祉事務所(安中保健所) 安中市
西毛 藤岡保健福祉事務所(藤岡保健所) 藤岡市、上野村、神流町
西毛 富岡保健福祉事務所(富岡保健所) 富岡市、下仁田町、南牧村、甘楽町
中毛 前橋市保健所<外部リンク> 前橋市
中毛 伊勢崎保健福祉事務所(伊勢崎保健所) 伊勢崎市、玉村町
東毛 太田保健福祉事務所(太田保健所) 太田市
東毛 桐生保健福祉事務所(桐生保健所) 桐生市、みどり市
東毛 館林保健福祉事務所(館林保健所) 館林市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町

警報・注意報レベルについて

 定点医療機関からの患者報告数が一定の基準値を超えた場合、地域ごとに「警報・注意報レベル」を発信し、注意喚起を行っています。

 警報レベルは、大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示します。1週間の定点当たり報告数が開始基準値以上になることで開始し、終息基準値を下回ることで終息します。
 注意報レベルは、1週間の定点当たり報告数が基準値以上の場合であり、流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、また、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。

 警報・注意報レベルの基準値は、以下の表のとおりです。数値は、全て定点当たり報告数です。また、表の空欄の部分や、RSウイルス感染症など以下の表にない感染症については、基準値が定められていません。

警報・注意報レベルの基準値
疾病

警報レベル 開始基準値

警報レベル 終息基準値

注意報レベル 基準値

インフルエンザ 30 10 10
咽頭結膜熱 3 1  
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 8 4  
感染性胃腸炎 20 12  
水痘 2 1 1
手足口病 5 2  
伝染性紅斑 2 1  
ヘルパンギーナ 6 2  
流行性耳下腺炎 6 2 3
急性出血性結膜炎 1 0.1  
流行性角結膜炎 8 4  

群馬県感染症情報のホームページでの公表・更新について

 「群馬県感染症情報」のホームページでは、群馬県における感染症発生動向調査で取り扱う情報について、感染症法第16条に基づき公表しています。
 ホームページの内容は、更新日までに報告されたデータに基づき作成しています。データは速報値であり、その後、修正される場合があります。
 また、ホームページの更新は、原則として、毎週水曜日に行っています。

お知らせ

  • 2025年4月7日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。インフルエンザ/COVID-19定点に代わり急性呼吸器感染症(ARI)定点が新設されています。変更後:変更後:ARI定点45ヵ所、小児科定点25ヵ所、眼科定点14ヵ所、STD定点18ヵ所、基幹定点9ヵ所。
  • 2024年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点85ヵ所、小児科定点53ヵ所、眼科定点14ヵ所、STD定点18ヵ所、基幹定点9ヵ所。変更地域:利根沼田地域。
  • 2022年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点87ヵ所、小児科定点54ヵ所、眼科定点14ヵ所、STD定点18ヵ所、基幹定点9ヵ所。変更地域:藤岡地域。
  • 2020年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点87ヵ所、小児科定点54ヵ所、眼科定点15ヵ所、STD定点18ヵ所、基幹定点9ヵ所。変更地域:高崎市。
  • 2018年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点88ヵ所、小児科定点54ヵ所、眼科定点15ヵ所、STD定点18ヵ所、基幹定点9ヵ所。変更地域:前橋市、高崎市、伊勢崎地域、渋川地域、藤岡地域、富岡地域、利根沼田地域、館林地域、桐生地域、太田地域。
  • 2016年4月1日に東部保健所が太田保健所に名称変更されました。
  • 2016年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点95ヵ所、小児科定点58ヵ所。変更地域:富岡地域。
  • 2012年1月1日から指定届出機関(定点医療機関)数が変更されました。変更後:インフルエンザ定点98ヵ所、小児科定点60ヵ所、眼科定点14ヵ所。変更地域:高崎市及び桐生地域。
  • 2011年4月1日に安中保健所及び高崎市保健所が設置されました。このことにより、旧西部保健所管内の医療機関は、2011年4月1日から安中保健所または高崎市保健所に患者情報を届け出ていただくことになりました。また、五類感染症(定点把握対象)は、2011年第13週(3月28日~4月3日)までは旧西部保健所管轄分として集計し、2011年第14週(4月4日~4月10日)からは安中保健所または高崎市保健所管轄分として集計します。指定届出機関(定点医療機関)については、変更ありません。

令和6年度感染症発生動向調査委員会

 令和7年3月7日に群馬県衛生環境研究所で「令和6年度第2回群馬県感染症発生動向調査委員会」を開催しました。議事録及び資料(抜粋)については以下のとおりです。

群馬県感染症情報トップページに戻る