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群馬県における循環器病対策の主な取組

更新日:2024年3月22日 印刷ページ表示

脳卒中ノート

群馬脳卒中医療連携の会では、脳卒中患者が脳卒中で入院した病院やリハビリで転院した病院、かかりつけ医などの情報を記入できる「ぐんまちゃんの脳卒中ノート」を作成・発行しています。​

脳卒中は再発予防が重要です。患者や家族が脳卒中を正しく理解し、再発を予防し、万が一再発したときに正しい行動が取れるよう必要な情報が掲載されています。

脳卒中ノート<外部リンク>

脳卒中ノートの画像

心不全健康管理手帳

群馬心不全地域連携協議会では、心不全患者が自身の健康状態や受診した医療機関等の情報を記録できる「心不全健康管理手帳」を作成・発行しています。

心不全は再入院しないことが肝心です。心不全悪化のサインに早く気付くこととその対処方法、心不全を悪くさせない日常生活について必要な情報が掲載されています。

心不全健康管理手帳<外部リンク>

心不全健康管理手帳の画像

脳卒中地域連携クリティカルパス

脳卒中で急性期病院に入院した患者は地域のリハビリ病院やかかりつけ医と脳卒中地域連携クリティカルパスでつながっています。

このパスを通じて情報が正確に伝わり、患者が的確な治療を受けることができます。また、群馬脳卒中医療連携の会でこのパスを共通化しているため、どの地域でも同じパスを用いてスムーズに転院することが可能です。

脳卒中地域連携クリティカルパス<外部リンク>

脳卒中地域連携クリティカルパスの画像

群馬県ACS-CCS地域医療連携パス

虚血性心疾患患者に対する地域の医療連携を進め、医療の質の向上を図るため、群馬大学医学部附属病院を中心に令和5(2023)年11月に群馬県ACS-CCS地域医療連携パスが作成されました。

今後、心疾患患者の増加が想定され対策が急務な中、このパスを通じて的確な治療が行われることで、疾患の二次予防につながることが期待されます。

群馬県ACS-CCS地域医療連携パス<外部リンク>

群馬県ACS-CCS地域医療連携パスの画像

心不全の早期診断事業

群馬大学医学部附属病院では、令和4(2022)年3月から「息切れ外来」を設置し、心不全の早期診断に取り組んでいます。特に、息切れ患者の中には、診断の難しい「隠れ心不全」がおり、この発見のため同院では「運動負荷心エコー検査」を使用した先進的な取組を行っています。

令和5(2023)年度に前橋保健医療圏において、同院、群馬県医師会(群馬心不全地域連携協議会)及び前橋市医師会が連携し、運動負荷心エコー検査を中心に据えた全国初の心不全の早期診断事業が開始されました。安静時では診断が難しい心不全も早いうちに発見が可能であるという画期的な事業です。

近年、心不全患者が急増しており、感染症になぞらえ「心不全パンデミック」と呼ばれています。心不全診療の問題点の一つが心不全診断の遅れであり、これが心不全患者の生命予後が悪い一因となっています。心不全の早期発見をすることで、その進行を予防できる可能性があります。本早期診断事業では、血液中のNT-proBNP/BNP値の紹介基準等を設定し、かかりつけ医にわかりやすい紹介フローチャートを作成すること等により、同院と前橋市内のかかりつけ医の連携が進み、令和4(2022)年度の同時期と比較し、息切れ外来への紹介患者数は2.7倍に増加しました。さらに、隠れ心不全患者の発見率(有病率)は23%から36%と前年比1.6倍に増加し、より効率的な心不全の発見とその後の治療につながったことがわかりました。

前橋保健医療圏では、県立心臓血管センターにおいても運動負荷心エコー検査を実施しているほか、今後、県内各地域において心不全の早期診断事業が展開されることで、心不全の進行を防ぎ、県民の健康寿命の延伸につながることが期待されます。

<前橋保健医療圏における心不全の早期診断事業の概要>

前橋保健医療圏における心不全の早期診断事業の概要の画像

<運動負荷心エコー検査の様子>

運動負荷心エコー検査の様子の画像

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