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クリエイティブの発信源に向けた取組
群馬県では、近未来のあるべき姿として「クリエイティブの発信源」を掲げ、デジタル・クリエイティブ産業を群馬県の新たな産業の柱に育てることを目指しています。
この実現のためには、クリエイターやクリエイティブ企業が活躍し続けることができる環境、いわゆる「エコシステム」の構築が必要です。
そこで、群馬県では、エコシステム構築のため「人材育成」「企業誘致・産業創出」「魅力発信・活動支援」の3つの取り組みに力を入れています。
1 人材育成
他の自治体では例のない、2つの人材育成拠点を展開し、次世代で活躍するデジタルクリエイティブ人材を育成しています。
(1)tsukurun
小中高生を対象とした、全国初のデジタルクリエイティブに特化した人材育成拠点です。
プロが現場で使う機材と同様のものを取り揃えており、3DCGやゲームプログラミング、VR等のデジタル技術を駆使した創作活動が体験できます。
「習うより慣れよう、学ぶより遊ぼう」をテーマに、先ずは使ってみて、遊んでいたらできるようになっていた!という場所を目指しています。
tsukurun<外部リンク>
(2)TUMO Gunma
アルメニア共和国で開発され、パリやベルリン等、世界各国で導入されるなど国際的に評価の高いTUMOセンター。この人材育成プログラムを、アジアで初めて群馬県に導入します。
2025年夏頃に、群馬県高崎市に所在するGメッセ群馬に開設予定で、3Dモデリングやアニメーションなど、8つのプログラムをオンラインのセルフラーニングを基本に、無料で学習することができます。
2 企業誘致・産業創出
アニメ・ゲーム・映像等の制作に携わるクリエイティブ関連企業の誘致に取り組んでいます。
(1)人材確保等のサポート
群馬県内にはクリエイティブ関連の専門学校が4校所在しています。県では、こうした関連学校等と連携し、人材確保のための支援を実施しています。また、金融機関やオフィス物件の紹介等、企業移転に必要なサポートも行っています。
クリエイティブ関連の県内専門学校 ※順不同
- 太田情報商科専門学校<外部リンク>
- 高崎情報ITクリエイター専門学校<外部リンク>
- 中央情報大学校<外部リンク>
- 東日本デザイン&コンピュータ専門学校<外部リンク>
(2)補助制度
群馬県内への拠点設置に際する初期費用や運営費用等に対する補助制度を設けています。
3 魅力発信・活動支援
制作活動の場としての群馬県の魅力を発信していくとともに、県内での制作活動に対する支援を行うなど、企業や人が活動しやすい環境づくりを進めています。
(1)ロケ支援
群馬県では、ぐんまフィルムコミッションの他、歴史と実力を兼ね備えた12の地域フィルムコミッションと連携しながらロケ支援を行っています。
また、群馬県庁内に部局横断の「ロケ支援スペシャルチーム」を立ち上げ、県庁を挙げたロケ支援体制を構築している他、群馬県内での映像制作に対する国内最大規模の支援制度も設けています。
ぐんまフィルムコミッション<外部リンク>
ぐんまフィルムコミッション映像作品制作等支援補助金(映像制作インセンティブ実証事業)
(2)若手映像クリエイター支援
群馬県を舞台としたショートフィルムのコンペ「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ」を実施しています。企画審査を通過したクリエイターに制作資金を支援するとともに、県内での制作サポートも実施し、将来世界へ飛び立つような若手映像クリエイターの支援を行っています。
ぐんま次世代映像クリエイターコンペ<外部リンク>
(3)Gメッセ群馬のクリエイティブ拠点化
群馬県高崎市に所在するコンベンションセンター「Gメッセ群馬」について、「クリエイティブの発信源」を実現するための基幹施設とすべく、クリエイティブの拠点化に取り組んでいます。
(4)eスポーツの推進
群馬県は、全国の自治体で初めて「eスポーツ」と名のつく専門部署「eスポーツ・クリエイティブ推進課(当初はeスポーツ・新コンテンツ創出課)」を2020年に設置し、eスポーツの特性を活用した「地域創生(ひとづくり、まちづくり、しごとづくり)」と「群馬のブランド力向上」に取り組んでいます。