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令和6年12月19日 実地調査(スポーツ施設)
1 日時
令和6年12月19日(木曜日) 13時00分から16時30分
2 場所
※訪問順
- 県立ゆうあいピック記念温水プール(渋川市)
- 県立ふれあいスポーツプラザ(伊勢崎市)
3 出席委員
- 共通委員:高橋委員長、武井委員
- 専門委員:鬼澤委員、曽田委員、町田委員
(計5名)
4 調査概要
(1)県立ゆうあいピック記念温水プール
- 指定管理者ヒアリング及び質疑応答
- 令和5年度管理運営状況…所管課(スポーツ振興課)から説明
- 施設の現況等…指定管理者から説明
- 質疑応答
- 施設視察
(2)県立ふれあいスポーツプラザ
- 指定管理者ヒアリング及び質疑応答
- 令和5年度管理運営状況…所管課(スポーツ振興課)から説明
- 施設の現況等…指定管理者から説明
- 質疑応答
- 施設視察
5 質疑応答
(1)県立ゆうあいピック記念温水プール
1.【質問】年間利用者数について、障害者の目標数値はあるとのことだが、高齢者の目標数値は定めているか。(委員)
【回答】高齢者の目標数値は定めていないが、全体の目標数値は3万人に定めている。障害者以外は高齢者の利用が多い。(指定管理者)
2.【質問】令和5年度の事業内容の中に、全国障害者スポーツ大会に向けた水泳記録会があるが、開催したのは11月の1回だけか。(委員)
【回答】令和5年度の水泳記録会は、ゆうあいフェスティバルの一環として5年ぶりに開催した。(指定管理者)
【要望】2029年に群馬県で開催される全国障害者スポーツ大会に向けて、記録会を増やしてほしい。(委員)
3.【質問】収支について、総額約7,000万円のうち、人件費等の維持管理費を除いた残りの1,200万円の1割以下が事業費となっているが、自主事業を行う中で、予算不足はあるか。(委員)
【回答】限られた予算及び人員の中で工夫しながら、利用者に楽しんでもらうことを第一に考えて事業を実施している。また、企業との協賛で賞品を提供してもらう等の工夫をしている。(指定管理者)
【要望】限られた予算の中で工夫しながら、教室や記録会等の事業を増やしていってほしい。(委員)
4.【質問】前年度と比べて利用者が増えているが、職員の残業は増えているか。(委員)
【回答】イベントの準備等で若干の残業が発生することはあるが、勤務ローテーションの中でやりくりしており、職員に大きな負担がかかるような残業にはなっていない。(指定管理者)
5.【質問】残業が発生した場合は割増賃金を支払う等の対応が必要になるが、職員の勤怠管理はどのように行っているか。(委員)
【回答】職員の残業や休日出勤等は勤怠カードで管理している。(指定管理者)
6.【質問】パート従業員を含めて有給休暇の年5日以上の取得が義務化されたが、対応状況はどうか。(委員)
【回答】職員の雇用形態に応じて、定められた日数の有給休暇を取得できるように対応している。(指定管理者)
7.【質問】前年度より利用者が増加したとのことだが、利用者を増やすためにどのような取組を行っているか。(委員)
【回答】特別支援学校及び普通学校の特別支援学級と連携し、保護者に向けて当施設を周知したり、障害児向けの水泳教室や体験会を開催したりするなど、利用を増やすきっかけづくりの取組をしている。(指定管理者)
8.【意見】コロナ禍の時期に視察した際、職員の努力により工夫しながら運営している様子が感じられた。それを見れば、利用者が増加しているのは大変喜ばしい。(委員)
(2)県立ふれあいスポーツプラザ
1.【質問】職員を新たに採用する場合は、公募により採用しているのか。(委員)
【回答】常勤職員は指定管理者((社福)群馬県社会福祉事業団)の本部が一括採用している。非常勤職員は各施設が直接採用できる仕組みになっている。(指定管理者)
2.【質問】常勤職員が退職した場合に、非常勤職員を常勤職員にすることはあるか。(委員)
【回答】これまで、常勤職員が退職した場合に、非常勤職員を常勤職員にした事例はあった。(指定管理者)
3.【質問】実施事業の状況について、「第32回ふれあい祭」の開催は1日だけか。また、アスリート教室は通年とあるが、これも1日だけの開催か。(委員)
【回答】「第32回ふれあい祭」は1日のみの開催である。アスリート教室は毎週土曜日に開催している。(指定管理者)
4.【質問】送迎バスの運転手は、人事異動により配置したのか。(委員)
【回答】欠員となっていたところを補充で採用した。(指定管理者)
5.【質問】パリ2024パラリンピックで多くの日本人選手がメダルを獲得するなど話題になったが、利用者が増えるなどの影響はあったか。(委員)
【回答】パラリンピックではないが、全国障害者スポーツ大会に向けて、利用者から、自分が出場できる種目を探してほしいという相談が寄せられた。また、パラリンピックについては、ボッチャ教室の参加者が増えるなど、多くの人の興味関心が呼び起こされる等の影響があった。(指定管理者)
6.【質問】令和6年度の利用者数を見ると、前年度比で4~6月は増加し、9~10月は減少しているが、理由として考えられることは何か。(委員)
【回答】4~6月については、新型コロナが5類となったことや、6月に初の試みとしてパラスポーツのイベントを開催し、1,000名を超える方に来場いただいたことが大きな要因と思われる。9~10月については、当施設で予定されていた県の障害者陸上競技大会が雨天で中止となったことや、10月の「ふれあい祭」が伊勢崎市内の他のイベントと日程が重なってしまったことが、利用が伸び悩んだ主な要因と思われる。(指定管理者)