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特定外来生物クビアカツヤカミキリに注意してください

掲載日:2022年10月26日 印刷ページ表示

クビアカツヤカミキリは、サクラやウメ、モモなどに寄生し、幼虫が木の中を食い荒らす外来昆虫です。

対策ロゴマーク画像

被害が進行すると木が枯れてしまうため、観光や農業に深刻な影響を及ぼします。
群馬県内では平成27年7月に館林市において確認されて以降、東部地域で発生が拡大しています。
見つけた場合は、被害の拡大防止のため、その場で駆除するようご協力をお願いします。

なお、クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日付けで特定外来生物に指定されたため、飼育や生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。

日本の外来種対策(外来生物法)(環境省)<外部リンク>

1 クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリ基本情報
名称(和名) クビアカツヤカミキリ
原産地 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
体長 体長20-40ミリメートル(触角は含まない)
特徴 胸部(クビ)が赤色。体全体はツヤのある黒色。
独特の臭いを放つ。
生態 幼虫は木の中で2~3年かけて成長し、成虫になると木から出てくる。
成虫の発生時期は6月から8月頃で、幹や枝の樹皮に産卵する。
一匹のメスが1000個以上産卵した例があるなど、繁殖力が強い。
成虫の寿命は2週間以上。
被害樹木 サクラ類、ウメ、モモ(ハナモモを含む)、スモモ(プラム、プルーンを含む)、アンズ
主な被害 幼虫は生きている木に寄生し、中を食い荒らす。
被害が進行すると、木は弱り、枯死してしまう。
枯死した木は、落枝や倒木が発生するおそれがある。

クビアカツヤカミキリの成虫の画像
クビアカツヤカミキリの成虫

被害木の断面画像
被害木の断面

2 クビアカツヤカミキリと疑われる状況を発見した場合

成虫を発見した場合は、被害拡大防止のため、その場で駆除し、市役所・町村役場へ情報提供をお願いします。
また、以下のような状況を発見した場合は、木が被害を受けていることが疑われるため、可能な範囲で写真等の記録をとり、最寄りの市役所・町村役場までご連絡ください。
お問い合わせ先は、「クビアカツヤカミキリを発見された方へ」をご覧ください。

(1)フラス

  • 幼虫は木に開けた穴から、「フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)」を大量に排出します。
  • 「フラス」は、春から秋にかけて排出され、かりんとう状の形をしているものが多く見られます。

木の幹から排出されるフラスの画像
木の幹から排出されるフラス

木の根元に溜まったフラスの画像
木の根元に溜まったフラス

フラス写真その3
かりんとう状のフラス

(2)成虫の脱出孔

  • 木の中で羽化した成虫が脱出した穴です。
  • 脱出孔は、縦に長い楕円形をしています。

成虫の脱出孔の画像
成虫の脱出孔

3 防除方法

クビアカツヤカミキリの主な防除方法は以下のとおりです。

(1)成虫の駆除

成虫の拡散による被害拡大を防ぐため、発見した場合は、踏みつぶすなどしてその場で駆除してください。

(2)ネットによる被害拡大の防止

成虫の活動時期前後(5月~8月)に、ネット(目合4ミリメートル以下の防風ネットなど)を被害木に巻き付けることで、成虫の拡散を防止することができます。
ネットを巻いた木には、その目的や設置者の連絡先を掲示すると啓発に効果的です。

(参考)掲示例(連絡先を記載してご使用ください)

注意点

  • ネットを放置したままにすると隙間から成虫が逃げたり、ネット内で産卵してしまうため、1週間に2回程度見回って、成虫を駆除することが望ましい。
  • 地面から2メートル程度の高さから地面に向かって、ネットの裾を根の周りに広げるように巻く。
  • 幹にぴったりと巻き付けると、成虫がネットを食い破るおそれがあるため、幹に密着させないように巻くようにする。
  • ネットは2周から3周程度巻き付ける。

ネット巻き写真
ネットによる対策の状況

(3)クビアカツヤカミキリ対策に使用できる農薬

現在、使用できる農薬は以下のファイルのとおりです。(令和3年4月現在)
使用する際は、該当農薬の使用方法を確認してください。

(4)被害木の伐採

被害が進行すると、農薬が効きづらくなり、完全な駆除が困難となります。
枯れた木は、枝が落ちたり、倒木が発生するなどで人がけがをするおそれがあり、クビアカツヤカミキリの発生源となってしまうため、被害木を伐採しなくてはならないこともあります。
伐採した木は、中に生きた幼虫がいるため、速やかに焼却・粉砕等するなど取扱いに注意が必要です。
詳しくは、環境省通知「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の規制に係る運用(クビアカツヤカミキリの運搬及び保管)について(PDF109KB・環境省)<外部リンク>」をご覧ください。

4 群馬県内の被害状況

(1)被害状況調査結果

令和4年度被害状況調査では、15市町で7,596本の樹木被害が確認されています。

令和4年度クビアカツヤカミキリ被害状況調査結果
番号 市町村 被害本数 被害樹種 参考:過去の被害本数
サクラ ウメ モモ スモモ その他 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
1 前橋市 76 0 0 45 1 30         4
2 高崎市 25 9 4 3 9 0       5 41
3 桐生市 263 178 81 2 0 2       28 38
4 伊勢崎市 110 77 24 8 1 0       17 12
5 太田市 2,820 2,098 563 120 32 7 5 164 388 1,231 2,335
6 館林市 1,531 1,315 131 7 62 16 219 496 1,272 1,323 1,758
7 藤岡市 6 0 0 5 1 0          
8 みどり市 54 4 0 43 6 1       6 20
9 上野村 8 0 0 0 8 0          
10 玉村町 12 8 1 3 0 0          
11 板倉町 778 760 12 0 0 6 4 33 168 248 576
12 明和町 291 255 0 30 6 0 123 311 434 476 387
13 千代田町 426 419 6 1 0 0 47 120 202 382 375
14 大泉町 777 756 17 0 0 4 105 194 658 765 864
15 邑楽町 419 396 11 7 1 4 179 192 439 479 499
15市町村合計 7,596 6,275 850 274 127 70 682 1,510 3,561 4,960 6,909

(注1)被害樹種のうち「その他」は、ハナモモ、アンズ等
(注2)このほか、榛東村内1箇所で成虫が確認されたが、樹木被害は確認されていない

(2)ぐんまクビアカマップ

県内におけるクビアカツヤカミキリの被害状況等を、電子地図で確認することができます。閲覧できる情報は次のとおりです。

  • 樹木被害が発生しているエリア(被害状況調査結果を反映)
  • クビアカツヤカミキリの幼虫が寄生する樹木(サクラ、ウメ等)の植栽地点(公共施設等を中心とした地点)

マッピングぐんま パソコン用ホームページ<外部リンク>

マッピングぐんま スマートフォン用ホームページ<外部リンク>

ぐんまクビアカマップの画面イメージ画像
画面イメージ

マッピングぐんまホームページのQRコード
QRコード

5 参考資料

解説動画

クビアカツヤカミキリの生態や被害について解説しています。

 衝撃!サクラを枯らす外来生物「クビアカツヤカミキリ」(YouTube)<外部リンク>

衝撃!サクラを枯らす外来生物「クビアカツヤカミキリ」画像
衝撃!サクラを枯らす外来生物「クビアカツヤカミキリ」

クビアカツヤカミキリ予防対策事業(2020年度事業)

  • 被害地域の拡大を防止するため、全国初となる「クビアカツヤカミキリ予防対策事業」を、2020年7月から9月にかけて実施
  • 2019年度までの被害発生地域の外側(桐生市、伊勢崎市、太田市、みどり市の一部)に「侵入防止エリア」を設定し、クビアカツヤカミキリの幼虫の駆除に効果のある薬剤を、エリア内のサクラ約5,700本に注入
  • 被害状況調査の結果、2020年度の県全体の樹木被害4,960本のうち、侵入防止エリア内の被害は81本であった

啓発チラシ

関東地方におけるクビアカツヤカミキリ被害状況