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バスロケーションシステム

更新日:2025年9月8日 印刷ページ表示

 バスロケーションシステム(バスロケ)とは、バスの位置情報を無線通信やGPSなどを利用して収集し、バスの現在位置や遅延状況を可視化するシステムです。

 GunMaaSの「バス位置情報」機能からバスロケーションシステムをご利用ください!<外部リンク>

1.県内のバスロケーションシステム

 群馬県内では、以下のサービスエリアにおいて、バス事業者・自治体によりバスロケーション情報を提供しています。

(※注1)は『GTFSリアルタイム』対応、(※注2)は『GTFSリアルタイム非対応』となります。
 → 詳細は「3.(2)『GTFSリアルタイム』オープンデータ化の推進」を参照

県央エリア(前橋市・高崎市、隣接市町村の一部) (※注1)

  • リンク1:日本中央バス<外部リンク>
  • リンク2:​永井運輸<外部リンク>
  • リンク3:​関越交通<外部リンク>
  • リンク4:群馬中央バス<外部リンク>
  • リンク5:群馬バス<外部リンク>
  • リンク6:上信観光バス<外部リンク>
  • システム:いちごロケ(Sujiya Systems)
  • エリア:前橋市内・高崎市内を運行する全ての路線(高崎市委託運行路線を除く)​

※ 運行事業者ごとのリンクをご確認ください。

館林市外四町広域公共路線バス (※注​1)

高崎市内循環バス「ぐるりん」 (※注​2)

いせさきしコミュニティバス「あおぞら」 (※注2)

矢島タクシー (※注2)

2.活用事例

 バスロケーションシステムからオープンデータ化された『GTFSリアルタイム』の活用事例です。
 → 詳細は「3.(2)『GTFSリアルタイム』オープンデータ化の推進」を参照

(1)GunMaaS

 群馬県(群馬県新モビリティサービス推進協議会)が提供する交通系Webアプリ・GunMaaS(ぐんまーす)では、「バス位置情報」機能として、選択したバス停におけるバスの到着予想時刻や現在位置について、リアルタイムの情報をご確認いただけます。
 また、「経路検索」機能においても、リアルタイムの遅延情報を反映した経路の検索が可能です。

 GunMaaSロゴ画像<外部リンク>
「GunMaaS(群馬版MaaS)」 - 群馬県ホームページ(交通イノベーション推進課)
GunMaaSのバスロケ機能1の画像
GunMaaSのバスロケ機能2の画像

(2)デジタルサイネージ

群馬県では、群馬県庁・前橋市役所・群馬県立女子大学・前橋赤十字病院にデジタルサイネージを設置しています。
※ サイネージの配信には「その看板((c)  Sujiya Systems & Kamome Create.)<外部リンク>」を使用しています

▼ 群馬県庁1階に設置しているサイネージ
群馬県庁1階サイネージの画像

(3)経路検索アプリ

『GTFSリアルタイム』(※注1)形式でのデータ公開により、Google マップやYahoo!乗換案内を始めとする、大手の経路検索アプリへの遅延情報の反映も可能です。
▼ (c) Google​
Googleマップのバス遅延情報の画像

3.バスロケーションシステムについて

(1)バスロケーションシステム導入のメリット

利用者向けの情報提供

 バスの運⾏は道路混雑状況等により⽇常的に遅延が発⽣することが多いため、位置情報や遅延情報等の情報は利⽤者にとって極めて重要な情報となります。

  1. バス位置情報表示(Webサイトやアプリ)
  2. 経路検索等での遅延情報表示
  3. バス停や駅でのサイネージ表示

運行管理への活用

 バス事業者や運行者(市町村等)における活用も期待されます。

  1. 遅延状況や早発の確認
  2. 問合せ対応の省力化、迅速化、正確化
  3. データ集計の時間短縮
  4. 運行情報の可視化、検証の精度向上
  5. 実績に基づくダイヤ合理化​

(2)『GTFSリアルタイム』オープンデータ化の推進

 群馬県では、『GTFSリアルタイム』形式によるバスロケーションシステムのオープンデータ化を推進しています。

『GTFSリアルタイム』

 『GTFSリアルタイム』とは、公共交通のリアルタイム情報を格納するためのフォーマット(データ形式)の一つです。
 『GTFSリアルタイム』データ(位置情報や遅延状況等の動的情報)は単独では機能せず、『GTFS-JP』データ(停留所の名前や位置・運賃・定刻のダイヤ等の静的情報)と併せて利用します。

 時間や位置情報といった動的情報はバス車載機器により情報収集しますが、かつては機器から収集・発信するデータについての基準やルールが存在せず、バス事業者やシステム提供事業者ごとに取り扱うデータ項⽬等が多種多様となっていました。
 各バス事業者のHPや⾃社アプリなどによる限定した情報提供であれば特段の課題はありませんが、「複数のバス事業者の運⾏情報を統合した経路検索機能やデジタルサイネージ等を整備する場合」「関係者間でのデータ連携・共有や、地域内交通の適正化に向けた分析等を行う場合」等には、情報の統合が難しく、様々な困難が⽣じることが想像されます。
 以上の背景から、国では『GTFSリアルタイム』を動的情報の標準的なフォーマットとして定め、「標準的なバス情報フォーマット」に追加しました。バスロケーションシステムを新規導⼊あるいは機器更新する際には、国はこれに基づいて整備することを推奨しており、県もこれに準じます。
【参考】動的バス情報フォーマット(GTFSリアルタイム) ガイドライン(PDF:600KB)<外部リンク>

オープンデータ化

 運行情報のオープンデータ化(誰もがインターネット等を通じて容易にデータを利用できる状態)は、幅広い利用者へのリアルタイムの運行状況や経路検索機能の提供等、情報提供の充実につながり、一層の利便性向上への貢献が期待されます。
 例えば活用事例のGunMaaSやデジタルサイネージにおいても、オープンデータ(『GTFSリアルタイム』形式)の情報を利用して公開しています。

群馬県の取り組み

 群馬県では、バスロケーションシステムの継続運用・拡大・オープンデータ化を促進するため、研修会の開催・活用方法の発信等の技術的支援およびオープンデータを活用したスマートフォン等への情報提供施策を行っています。

オープンデータ化の状況については下記リンクをご確認ください。
群馬県内バス路線情報リンク集(標準的なバス情報フォーマット) - 群馬県ホームページ(交通イノベーション推進課)

(3)主な役割分担

  • 研修会や活用方法の発信等の実施【県】
  • バスロケーションシステムの導入/運用【市町村・バス事業者】

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