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ぐんまくらしのニュース 第379号
「ぐんまくらしのニュース」では、消費生活に関する情報などを紹介しています。
令和7年10月31日に第379号を発行したのでご覧ください。
また、PDFファイルはページ下部よりダウンロードできます。
令和6年度 群馬県内の消費生活相談の状況
令和6年度に群馬県消費生活センター及び19カ所の市町郡消費生活センターに寄せられた相談件数は、16,245件でした。前年度に比べ全体の相談件数は減少しましたが、60歳以上の方を契約当事者とする相談は前年度より42件増加しました。60歳以上の方に関する相談は3年連続で増加しています。
年代別に見ると、70歳代が最も多い2,867件(全体の17.6%)、次いで60歳代の2,613件(同16.1%)でした。
商品・役務大分類別の相談件数では、商品一般、運輸・通信サービス、保健衛生品が上位でした。特に化粧品などの保健衛生品に関する相談やサプリメント・健康食品などの食料品に関する相談が前年度より増加しています。
保健衛生品、食料品に多い相談
保健衛生品や食料品の相談で多いのは、定期購入に関するものです。インターネット通販などで「お試し価格」や「初回限定価格」など安価な広告で消費者を誘い、1回だけ購入するつもりで申し込んだところ、実は定期購入が条件であったというものです。
インターネット通販で申し込む際は、最終確認画面で商品の内容や取引条件・解約条件などを慎重に確認しましょう。通信販売は、原則クーリング・オフの対象外です。
危害・危険に関する相談
身体にケガ等を受けた「危害」に関する相談は206件で、前年度に比べ30件増加しました。食料品(飲食後の体調不良、サプリメント摂取による健康被害、異物混入食品によるケガ)によるもの、美容医療による健康被害が主な相談内容でした。
危害は受けていないが、そのおそれがあると判断された「危険」に関する相談は31件で、前年度に比べ10件減少しました。家電製品の事故や自動車の動作不良などが主な相談内容でした。
思わぬ高額請求!? 暮らしのレスキューでのトラブルに注意
トイレの水漏れなど、生活の中で急に困ったことが起きたときどうしますか? ご自身での解決が難しい場合は、専門的な知識・技術をもった事業者に依頼することもあるかと思います。
消費生活センターには、インターネットで見つけた安価な広告をしている事業者に対応をお願いしたところ思わぬ高額な請求をされたといった、暮らしのレスキューサービスでの契約トラブルに関する相談が寄せられていますので紹介します。
相談事例
- トイレが詰まって水漏れしたため、インターネット検索し上限価格を表示していた業者に依頼した。作業前に口頭で上限価格より高額な料金がかかると説明があったが、訪問してもらっていたため仕方ないと思い承諾してしまった。作業完了後、口頭での説明よりもさらに高額な費用を請求され困っている。
- 車のバッテリーがあがったためインターネットで見つけたロードサービス業者に連絡した。その直後、保険会社の提携先が来てくれることとなり、キャンセルを申し出たところ高額なキャンセル料を請求された。キャンセル料についてサイトにも書いてないし、電話でも説明されていない。
トラブルに遭わないために
- 広告の表示や電話で説明された料金をうのみにしないようにしましょう。現場の状況次第では、必ずしも広告や電話での説明どおりの料金で依頼できるとは限りません。
- 極端に安い価格を表示するサイトや広告には注意しましょう。
- 料金やサービス内容に納得できない場合は、きっぱりと断りましょう。
- 不安をあおったり、契約を急かす業者とは契約しないようにしましょう。
- できる限り複数見積もりをとって、サービス内容や料金を比較検討しましょう。
- 初期対応や安心して修理を依頼できる事業者について事前に情報収集しておきましょう。
- 契約のトラブルは消費生活センターに相談しましょう。消費者ホットライン【局番なし188】
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