ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 産業経済部 > 産業政策課 > 群馬県ものづくり・新産業創出基本条例

本文

群馬県ものづくり・新産業創出基本条例

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

条例を制定・施行しました

群馬県では、本県の基幹産業である製造業を中心とする「ものづくり産業」の基盤強化と、次代を担う新産業の創出を目的とした『群馬県ものづくり・新産業創出基本条例』を制定し、平成13年4月1日施行しました。

中小企業基本法改正及びものづくり基盤技術振興基本法制定により、中小企業政策の抜本的な転換(格差是正⇒多様で活力のある中小企業の支援)が行われたこと、産業の基盤である技術・技能の強化が提唱されたこと等を踏まえて、「e-Vision 新ぐんま経済社会ヴィジョン」(平成12年2月策定)の政策理念等を具体化し、その推進体制を確立するための基本条例です。

問い合わせ先

産業経済局産業政策課 (電話 027-226-3314)

「基本条例」の骨格

意欲的・創造的な活動(やる気のある者)の支援 「強さ」・自立

基本理念

支援体制の整備(セーフティネットの構築)「優しさ」・連携

多様な個の連携による活力のある経済の実現「元気な群馬」

基本的施策

意欲的・創造的な活動(やる気)の支援

  • ものづくり基盤(技術力)の強化
  • 新産業の創出(創業、ベンチャー)
  • 人材の育成(技術者・技能者育成)
    <技術・情報・人>

支援体制

支援体制の整備(セーフティネットの構築)

  • 支援措置の統合整備
  • 資金供給の円滑化
  • 地域、産業界、大学等との協働
    <資金と組織(人)>

目的

ものづくり基盤の強化

歴史・伝統
群馬の特性
経済の基礎

新産業の創出と育成

新たな挑戦
新時代をリードする

を図り、

もって

県民生活の安定
元気な経済、元気な群馬を実現します

「基本条例」制定の背景~e-Vision(economic-Vision)の策定~

「基本条例」って?

群馬県では、2000年2月に21世紀初頭の経済社会のあり方を「e-Vision」(economic-Vision 新ぐんま経済社会ヴィジョン)として定めました。「e-Vision」では、「ものづくり」「新産業の創出」「人づくり」により、強い群馬の経済を築き、「元気な群馬」の実現をめざしました。

「こうありたい」「こうすべきだ」といった考えを「基本理念」として明らかにし、その理念を具体的な施策として実行していくには、しっかりとした裏付けが必要です。「e-Vision」では、戦後から続いた「護送船団方式」から「やる気のある者の支援」へと政策を転換しました。この条例は、そうしたヴィジョンの実現に向けた第1歩として、施策実施の根拠となる基本事項を定めたものです。

「基本条例」の名前は、この条例が理念とか支援体制とか基本的事項のみを定める宣言条例で、具体的な施策は経済情勢の変化に応じて臨機応変に策定していくものであることに由来しています。

どんな背景があって作ったの?

群馬県は、生糸、織物産業から始まり今では自動車や電気製品の製造など製造業が盛んになりました。製造品の出荷額でも全国10位と、いろいろな数値が平均的な県としては意外なほどに「工業県」なのです。群馬は「ものづくり」が経済の基盤であり、最大の強みです。でも、それ以外は?残念ながら今をときめく情報サービス産業は、東京に近いせいか、専門業者がなかなか地元に根付かず、あまり集積しているとは言えない状況です。

強いものはより強く、弱ければ強くなるように努力する。本県の基幹産業である製造業を中心に、農林業なども含めた「ものづくり産業」を一層振興するとともに、情報・サービス産業など新たな産業を創出して、バランスのよい産業構造とすることが必要です。

ものづくり、新産業創出、人づくりのための基本的施策を定め、県民や企業、大学・試験研究機関、行政が一体となって、これらを総合的に推進していくための拠り所として、この「基本条例」は、県民の総意である条例という形式で制定されました。(施行は平成13年4月1日)

未来への戦略

  • 産業集積基本方針同業種・異業種集積⇒産業集積力
  • 産業・環境連携指針リサイクル、環境負荷低減⇒環境適応力
  • 地域経営戦略地域・市町村支援の仕組み⇒地域経営力

長期ヴィジョン・2025年までの展望

e-Vision を高齢社会を強く意識した経済ヴィジョンとして再編します。

e-Visionのエッセンスを中心に「高齢」「環境」「地域」の3つの視点を強化

<<中期ヴィジョン・目標値の設定>>~新たなヴィジョンの追加~

群馬産業技術戦略(産業技術力)/iiプラン(産業情報力)/ワークプラン21(産業能力)

短期行動計画・重点事業の設定

基本方針 重点事業の設定(重点事業には目標値設定)

総合的支援 核となるパッケージ施策を中心とした総合的な支援

前文

群馬は、「ものづくり」がその経済の基盤であり、最大の強みとなっています。

群馬には先人の努力の賜として蓄積された強い技術力と幾代にもわたって受け継がれてきた人の持つ優れた技能があります。これらを礎として、これまで様々な産業が生まれ、県経済の発展と県民生活の向上をもたらしてきました。

これからも、優れた技術力、人の技能の力によって本県の基幹産業である「ものづくり」を一層盛んにするとともに、IT(情報技術)の開発と活用などによって産業の新たな展開を図っていく必要があります。

強固なものづくり基盤の上に21世紀の県経済を牽引する新たな産業を興していきます。

私たちと私たちの子孫が生き生きと活躍する「元気な群馬」をつくるため、その基盤となる強い群馬の経済を社会全体で力を合わせ築いていきましょう。

事業者・労働者(県民・企業)の「ものづくり・新産業創出」に向けた意欲的、創造的な活動を促し、これを全力を挙げて支援する体制を整えていく意志を明確にするため、「群馬県ものづくり・新産業創出基本条例」の制定を行いました。

目的

群馬県の産業を支える技術、情報、人材を活用した事業者及び労働者の意欲的かつ創造的な活動[やる気のある者]を支援するとともに、経済環境の変化に対する適応力を高めるために必要な措置[セーフティネットの構築]等を行うことにより、本県ものづくり産業の基盤の強化及び次代を担う新たな産業の創出を図り、もって県経済の健全な発展と県民生活の安定に資することを目的としています。

技術、情報、人材等を活用してた、ものづくり産業の基盤の強化と新産業の創出・育成
(製造業中心から、ものづくり産業と新産業が連携するバランスのとれた産業構造に転換)

「基本理念」~政策推進の基本的な考え方~

[やる気のある者の支援]─強さ

(1)意欲的・創造的な活動の支援

自立と連携に基づいた事業者の活動の促進

個人の適性・能力に応じた労働環境の整備

[セーフティネットの構築]─優しさ

(2)意欲的・創造的な活動を支援する体制の整備

行政の支援措置の統合整備(事業のパッケージ化)

(3)多様な個人(事業者・労働者)が連携する活力のある群馬県の実現─元気な群馬

地域、産業界、大学等及び行政の協働

「基本的施策」~基本政策の方向~

意欲的・創造的な活動の支援―基本理念1やる気のある者の支援―

ものづくり産業の基盤強化

  • ものづくり基盤強化に寄与する科学技術の振興
  • 中核的支援施設(群馬産業技術センター)の整備による技術の研究開発
  • 技術交流、技術移転の促進
  • 事業者の経営資源(設備、技術等)の確保支援

新産業の創出と育成

  • 新規創業の促進
  • 経営革新・創造的な事業活動(ベンチャー)の支援、情報の提供

人材の育成

  • 産業を活性化する能力(産業能力)の向上のための労働環境の整備
  • 技術者・技能者の育成、技術・技能の継承、ものづくり気運の醸成

地場産業(繊維・食品・木工)その他の産業の振興

産業集積の促進(同業種又は異業種の事業者の自立と連携による産業集積の促進)

具体的施策

  • 基本条例に基づく施策展開の基本方針と具体的施策の策定・公表

支援体制の整備

意欲的・創造的な活動を支援する体制の整備―基本理念2、3セーフティネットの構築―

行政の支援措置の統合整備(事業のパッケージ化)

施策統合による支援(県民・企業からみて利用しやすいように関連施策をパッケージ化)

資金供給の円滑化、取引の適正化・事業活動の機会の確保

地域、産業界、大学等及び行政の協働

意見の反映

「ものづくり」「新産業創出」に関する会議の設置、施策への意見の反映

技術及び技能の顕彰等

「1社1技術」運動の推進、優れた技術・技能の顕彰と支援措置

(独自の技術・技能を持った事業者・労働者の顕彰とPR、当該技術に基づく新製品の企業化、販路開拓等のための諸施策をパッケージ化した支援措置の提供)

条例全文

群馬県ものづくり・新産業創出基本条例全文

群馬県ものづくり・新産業創出基本条例全文(PDFファイル:8KB)