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特集 平成30年度群馬県予算 2

更新日:2018年4月3日 印刷ページ表示

30年度予算の概要

 県は、県総合計画「はばたけ群馬プラン2」(28~31年度)の3つの基本目標の実現に向け、計画に掲げた13の政策を着実に推進していきます。
 厳しい財政状況の中で既存事業の見直しを徹底し、県民にとって必要な施策について、限られた財源を重点的・効率的に配分しました。
 また昨年度に引き続き、地方創生推進交付金(※注)を活用するなど、歳入の確保に努めます。
 重点事業や新規事業など、主なものをお知らせします。
(※注)…地方における安定した雇用や新しい人の流れの創出、まちの活性化など、地方創生につながる事業を支援する国の交付金

歳入(単位:億円)

歳入の円グラフの画像

総額 7,330

県税 2,480(33.8%)
地方消費税清算金 770(10.5%)
財政調整基金・減債基金繰入金 119(1.6%)
地域福祉基金・コンベンション基金繰入金 15(0.2%)
その他収入 494(6.7%)
地方交付税 1,241(16.9%)
国庫支出金 802(10.9%)
うち臨時財政対策債 464(6.3%)
県債 1,043(14.2%)
地方譲与税その他 365(5.0%)

自主財源 3,878( 52.9%)
依存財源 3,452(47.1%)

地方交付税…全国どの地域でも一定の行政サービスを受けられるよう、国が県に交付するお金
臨時財政対策債…地方交付税の不足分の一部を、いったん県で借金をして賄っておくために発行する県債
国庫支出金…使い道を決めて、国から支払われるお金
地方譲与税…国税として集められ、国から県に譲渡されるお金費

歳出(単位:億円)

歳出の円グラフの画像

総額 7,330億円

学校の先生などの人件費 1,294( 17.7%)
県庁職員などの人件費 428(5.8%)
警察官などの人件費 283(3.9%)
退職手当 207(2.8%)
扶助費 322(4.4%)
うち社会保障関係費 998(13.6%)
公債費 1,053(14.4%)
国の補助公共事業 231(3.2%)
県単独公共事業 550(7.5%)
その他建設経費(コンベンション施設整備など) 330(4.5%)
補助費など 2,044(27.9%)
その他 589(8.0%)

義務的経費 3,586(48.9%)
投資的経費 1,111(15.2%)
その他経費 2,633(35.9%)

義務的経費…任意に削減することが困難な経費
扶助費…生活保護費や児童扶養手当など、住民福祉を支えるための経費
公債費…これまでに借り入れた県債の返済金と利子
投資的経費…将来にわたり使用される施設などの建設費
補助費など…負担金、補助金など、県から市町村や民間に対して交付する経費

※表示単位未満の四捨五入の関係で、合計と一致しない場合があります

基本目標1 地域を支え、経済・社会活動を支える人づくり

1群馬の未来を担う子ども・若者の育成

桐生・みどり地区新高等学校整備 新規 1億7671万円

 桐生と桐生女子、桐生南と桐生西の高等学校をそれぞれ統合し、33年4月に地域の中核となる新たな二つの高等学校を開校するため、施設整備を進めます。今年度は基本・実施設計などを実施します。

子どもの居場所づくりの推進 一部新規 608万円

 子どもたちが地域で安心して過ごせるよう、子どもの居場所づくりに関わる人材の養成講座を実施したり、民間団体による子ども食堂や無料学習塾の立ち上げなどを支援したりします。

東部児童相談所の移転整備 2億7723万円

 東部児童相談所を移転整備して、相談体制の強化を図ります。また県内2カ所目となる一時保護所を新たに併設し、常態化している中央児童相談所一時保護所の定員超過を解消します。32年度の開設に向け、今年度は実施設計と建設工事を行います。

2 群馬の飛躍と地域の安心を支える職業人材の育成

医師・介護人材確保対策 一部新規 5億1710万円

 診療科・地域間での医師の偏在解消に向け、医師確保修学研修資金の貸与対象診療科の拡大や適正な医師配置を進めます。また介護福祉士修学資金の貸与月額を引き上げる他、施設の垣根を越えた交流を支援するため、福祉職等合同入職式を開催します。

学生を対象とした病院での職場体験セミナーの写真
学生を対象とした病院での職場体験セミナー

看護職員修学資金貸与 一部新規 8498万円

 看護職員の確保・定着を図るため、県外の通信制養成所の在学者を新たに修学資金貸与対象とします。また修学資金返還の免除対象施設に、介護老人福祉施設を追加します。

3 交流・移住・定着促進

Gターン全力応援など 1億3829万円

 若者の県内へのU・Iターン就職を支援するため、合同企業説明会を実施します。また本県独自の学生向けインターンシップ「Gターンシップ」を実施し、県外在住の参加者に交通費の一部を補助します。

4 家族の理想実現

総合的な少子化対策推進 一部新規 6396万円

 結婚を希望する県民や子育て家庭を支援するため、学生などが若者の立場から新たな結婚・子育て支援策を県に提案する機会をつくる他、群馬の子育て環境の良さをPR(ピーアール)する冊子の作成などを行います。

シングルマザー支援のためのシェアハウスモデル事業 新規 546万円

 広瀬第二県営住宅の一部のフロアを改修し、地域開放スペースや共有リビングを備えたシングルマザー支援のためのシェアハウスを整備します。またぐんま子育て応援サイト「子育てネット」で支援に関する情報を分かりやすく発信します。

5 多様な人材の活躍応援

特別支援学校の受入体制整備 27億7559万円

 障害のある生徒が身近な地域で学べるよう、高等部のなかった沼田、藤岡、富岡、吾妻地域の特別支援学校に今年度から高等部を新設します。また医療的ケアが必要な生徒に対応するため、配置する看護師を増員したり、太田高等特別支援学校に新棟を建設したりします。

障害者雇用促進強化対策 一部新規 4521万円

 障害のある人の法定雇用率の引き上げを踏まえ、企業経営者に理解を深めてもらうためのセミナーを充実します。また障害のある人や雇用への理解を深めるためのイベントを開催します。

農福連携推進 新規 527万円

 障害のある人の農業分野における就労を支援するため、農業者向けの研修会を開催します。またJAに相談窓口を設置して、農業者と障害のある人との作業需給をマッチングするモデル事業を行います。

昨年度に実施した障害のある人による収穫作業の写真
昨年度に実施した障害のある人による収穫作業

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